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Sandfish Records Diary

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そして僕は不気味に笑う

 気持ちいいのに眠い。海へ行くか。寝るか。それが問題だ。とりあえず、コーヒーとパソコンを持ってベランダへ。青空を眺める。山からは鳥のさえずり。キッチンからはビートルズ。「ペニー・レイン」、「愛こそはすべて」、「ハロー・グッドバイ」とつづく。そよぐ風が心地よい。

 昨日は楽しい夜だった。友達にもたくさん会えた。「バー・ケインズ」でのマンスリーDJイベント「Voices Inside」。いつものブルース&ソウルとは趣向を変えて、参加DJが各々夏の自由研究の成果を発表した。僕は日頃から海外の無名のシンガーソングライターを研究しているわけで、その成果が今月リリースしたジョン・リーゲン『ストップ・タイム』である。昨夜はそこまでの道のりとして、お蔵入りした(リリースには至らなかった)音源を何曲か紹介し、お蔵入りの理由を説明した。はたして僕がどんな風に音さがしをしているのか。結果的にはそんな話になっていたかもしれない。楽しんでもらえたかなぁ。どうかなぁ。

 最後は研究成果であるジョン・リーゲン『ストップ・タイム』から1曲かけた。この日の朝、ピーター・バラカンさんがパーソナリティーを務める番組「ウィークエンド・サンシャイン」でも1曲オンエアしてくれていた。数日前に連絡をもらってから、ピーターさんがこのアルバムからなにをかけるのか興味があったのだけど、選ばれたのはタイトル・チューンの「ストップ・タイム」だったので、「なるほどぉ」と思った。この曲はリズムがセカンド・ラインなのだ。僕は放送の途中で出かけねばならず、曲を聴くことはできなかったのだけど、ピーターさんは「おもしろいアルバムです」と言って、このアルバムのことをいろいろしゃべってくれたらしい。嬉しかった。そんなわけで、昨夜のイベントでは僕も「ストップ・タイム」をかけた。何人かから「かっこいいね」と声をかけてもらえた。CDも買ってくれた。とても嬉しかった。

 呑めや踊れやで時間は流れ、イベントが終わったのは午前2時30分を過ぎていた。その後も店の営業はつづき、みんなはお酒を呑みつづけていた。僕はとことこと歩いて帰宅し、冷蔵庫のものをあっためて食べた。しんと静まったキッチンでひとり小腹を満たしていると、この夜に友達がかけた食べ物のことを歌った曲の数々が頭に浮かんでは消えていった。それがなんだかおかしくて、僕はしばらくの間くすくすと笑いつづけた。きっと不気味だったと思う。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-09-20 09:54 | diary | Comments(0)
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