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Sandfish Records Diary

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ステップ・イントゥ・ザ・フューチャー

 昨日はサンドフィッシュ・レコードがめでたく(と自分で言うのなんだが)8周年を迎えたということで、その記念すべきファースト・リリースとなったスコット・フィッシャー&1a.m.アプローチ『ステップ・イントゥ・ザ・フューチャー』を久しぶりに引っぱり出して聴いた。

 最初はすべてが手探りだった。アーティストとの交渉、英語の契約書、流通の確保、帯とライナーの制作、ホームページの作成、えとせとらえとせとら。希望と不安が入り交じった、静かな興奮の日々だった。改めて見てみると、帯は素っ気ないし、ライナーと対訳の字はやけに薄かったりする。でも、これがあのときの精一杯。やりながら覚えていった。

 CDが手元に届いたときは感動した。店頭やラジオからスコットの曲が流れてくると、たくさんの人達に届けと祈った。そうした出来事のひとつひとつが、僕にとってはまさに「未来へのステップ」だった。

 久しぶりに聴いた『ステップ・イントゥ・ザ・フューチャー』は、8年前よりもずっとよかった。そのことを誇りに思う。何年たっても色褪せない作品。ふと思い出して棚から引っぱり出したときに、懐かしさだけじゃなくて新鮮な気持ちにもなれる。そういう音楽だけをリリースしていくと、レーベルを始めた一番最初から決めていた。『ステップ・イントゥ・ザ・フューチャー』は合格だ。こういうことは時間がたってみないとわからないから。

 自分が書いたライナーノーツも読み返してみた。思ったよりよく書けていて安心した。一生懸命さが伝わってきたのも、我ながら微笑ましい。少し紙が黄ばんでいて、時間がたったんだなと思った。それにしても字が薄くて読みにくい。8年振りに申し訳ない気持ちにもなった。

 茨な道のりでも、少しづつ成長してきたんだなと思った。同時に失ったものもあるだろう。そうしたいろいろなことを思い出しながら、スコット・フィッシャー&1a.m.アプローチ『ステップ・イントゥ・ザ・フューチャー』を聴いた。くすんだ想い出の埃がはらわれ、色鮮やかに浮かび上がってくるようだった。

 時が流れ、時代が変わっても、いつもと同じようにそこにある。そんなレーベルであれたらなと思う。
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by sandfish2007 | 2015-10-10 07:24 | diary | Comments(0)
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