ブログトップ

Sandfish Records Diary

sandfish.exblog.jp

定住者として

 昨夜、そろそろ寝ようかという深い頃合いに、インターネットで僕が住む町の古い写真を見かけた。駅前のビルの写真で、昭和30年代に撮られたものだった。屋上には観覧車が写っていた。当時はそのビル以外に周囲に高い建物はなく、それは見晴らしがよかったらしい。

 土地柄なのか、この町は地元意識が高く、生まれてからずっとここで暮らしているという人も多い。馴染みのバーのマスターなどもそのひとりだ。僕より9つ歳上だから、さすがにその写真の頃の記憶はないだろうけど(ちょうど生まれたくらいか?)、それでも定点観測のようにしてこの町の変遷を見てきているのだなと思うと、なかなか感慨深い。

 僕は引っ越してきて17年程度だが、それでも町は確実に移り変わっている。今のところ、ずっとここで暮らしていくつもりなので、何事もなければ、これから先長い時間をかけて町の変化の見つめていくことになる。それは楽しみでもあり、どこか切なかったりもする。

 この感覚は、昔の自分にはなかったものだ。それはきっと、流れつづけるのをやめて、この町を自分のホームタウンと決めたからだろう。この町で結婚し、ここに家を買った。「そうか。僕は定住者なんだな」。そんなことを改めて思った夜だった。
f0182140_10535856.jpg

[PR]
by sandfish2007 | 2015-11-09 10:57 | diary | Comments(0)
<< ピークは遠い 忘れずにいよう >>