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Sandfish Records Diary

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グライダー

 充実した1日にしようと、やることを頭で整理して、いいスタートを切ったはずだった。ところが、なかなかそうはいかないもの。それが45年間生きてきた僕の経験則だ。

 まずは自転車のブレーキを交換した。順調だったのはここまで。次にギアの調整をしたところ、一向にうまく決まらず、「おかしいなぁ」と思っていたらワイヤーがぶちっと切れた。見上げれば、いつ雨が降り出してもおかしくない空模様。ひとまず食料の買い出しを済ませ、仕事の事務用品も購入する。それから、ネットでワイヤー交換のやり方を調べてみるが、どうもよくわからない。とりあえずやってみようと、ワイヤーを買ってきて、かつての記憶を頼りにチャレンジするがうまくいかない。友人にアドバイスを乞い、再チャレンジするもやはりうまくいかない。空はどんどん暗くなり、時折細かい雨粒が落ちてきた。そして、午後4時半のチャイムが鳴ったとき、僕は自分の記憶が頼りにならないことを悟った。しばらく自転車のギアは使えない。

 すごすごと部屋へ戻り、まったく進んでいない仕事をする。てきぱきと手を動かしたら、いくらか気分が晴れた。「あーあ、これで通販に注文でも来ればなぁ」と思ったとき、ふと嫌な予感がして、連休前に発送した荷物の追跡をしたところ、まだ届いていないことが判明。運送会社に問い合わせるも、はっきりしない返事。何度目かの電話でのやりとりの後、「状況を確認して、明日また連絡します」と言われた。どうやら行方不明になっている可能性が濃厚だ。急いでお客さんに謝りのメールをした。すぐに返事をもらえて救われたが、なんだかとても疲れた。もし今日も状況がわからないようなら、発送し直そう。

 時計の針は午後10時をさしていた。朝に頭で整理したはずの計画を反芻すると、手つかずなことが山のように残っていた。「またか…」とつぶやく。予定通りになんかいかない。それが45年間生きてきた僕の経験則だ。それでもやっていくしかない。グライダーのようにふらふらと、ときに風をつかまえながら、落ちないように飛びつづけるのだ。
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by sandfish2007 | 2015-11-24 07:23 | diary | Comments(0)
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