ブログトップ

Sandfish Records Diary

sandfish.exblog.jp

ハイ・フィデリティ

 昨日はずっと年賀状の準備をしていた。裏面を作成してプリントアウト。宛名をプリントアウト。手書きで簡単なメッセージを添える。それだけのことでも丸一日かかった。昼と夜にはお餅を食べた。多分、ずっと年賀はがきを見ていたからだと思う。そんなわけで、昨日から正月気分。

 CS放送で映画『ハイ・フィデリティ』がやるというので、お餅を食べながら観た。当時、ニック・ホーンビィの原作を読んだときは衝撃的だった。主人公は中古レコード屋の経営者。人間の価値はその人の趣味嗜好によって判断できると信じ、日課は仲間とテーマを決めて「なになにのベスト5」を選出すること。好きな女の子ができても、編集テープを作って渡すことでしか自分の気持ちを伝えられない。…まるで自分を見ているかのようだった。

 映画化されたときは、初日に足を運んだ。でも、原作に比べると音楽マニアな要素は大分薄まっていた。10数年振りに観た映画は、当時よりもずっと面白く感じた。それは僕自身の変化とも無関係ではないのだろう。今では編集テープを作ることはないし、仲間とベスト5を語り合うこともなくなった。なんとなく甘酸っぱいというか、昔の自分を眺めているような気分だった。

 映画を観終わってからは、スーパー・グラスの『イン・イット・フォー・ザ・マネー』を聴いて、それからブルース・スプリングスティーンの『ザ・リバー』をかけながら、年賀状にメッセージを書き込んでいった。最後の1枚を書き終えたところで日付が変わり、ほどなくして妻がライヴから帰って来た。こうしてまた1日を無事に過ごせてよかったなと思った。

f0182140_7125528.jpg

[PR]
by sandfish2007 | 2015-12-11 07:15 | diary | Comments(0)
<< 心配になってきた 結果は期待するものじゃない >>