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Sandfish Records Diary

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グレン・フライに捧ぐ

 グレン・フライの訃報に驚きを隠せない。闘病していることすら知らなかった。とても淋しいけど、今はグレンの魂が安らかであることを願う。

 サンドフィッシュ・レコードを始めたとき、頭の中でぼんやりとイメージしたのがアサイラム・レコードだった。いろんなタイプのアーティストを揃えているけれど、音を聴けば海沿いの町のレコード会社であることが伝わってくる。湘南を拠点とし、都内とは一定の距離を置いたスタンスを築けたらと考えていた当時の自分のことを思い出す。

 ウエスト・コーストの音楽は、いつも僕の興味を惹きつけた。アサイラム・レコードはその中心で、イーグルスは象徴的な存在だった。彼らの音楽にはウエスト・コースト・サウンドの歴史を詰まっていた。イーグルスはウエスト・コーストのロックを完成させ、終わらせる役目を担うことになる。そのキャリアにおいて、グレン・フライは数々の印象的な曲を残してくれた。

 個人的に思い出すのは2004年の来日公演のことだ。その年、心臓の病気を患っていたランディ・マイズナーはステージにはいなかった。グレン・フライは、MCでランディの病気のことに触れると、彼と共作した名曲「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」を彼の代わりに歌った。あれから10年以上が過ぎ、ランディは今も存命だが、まさかグレンが先に逝ってしまうとは。そんなことは想像したこともなかった。

 昨日は彼の音楽をたくさん聴いた。朝にソロ・アルバム『ノー・ファン・アラウド』を聴いて、夜はイーグルスのアルバムをまとめて聴いた。そして、今朝はまた『ノー・ファン・アラウド』を聴いている。グレンのソウル・ミュージックへの愛着が伝わってくる1枚だ。それでも、彼の歌声や演奏からは、海辺の町らしいおおらかな空気とまぶしい陽光が感じられる。僕を惹きつけてやまないウエスト・コーストの薫りが息づいている。グレン・フライの歌には、カリフォルニアの抜けるような青空がよく似合う。
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by sandfish2007 | 2016-01-20 07:32 | diary | Comments(0)
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