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Sandfish Records Diary

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熱燗

 今日は寒くなるだとか、雪が降るだとか、大変なことになるだとか、そんな話が耳に入ってきている。ということは…、帰りに熱燗でも呑んで帰ろうよと、そういうことになるのか。そうかそうか。

 暑い日に冷たいものが美味しい以上に、寒い日に呑む熱燗は美味しい。食べ物はそれほど必要ない。簡単な煮物か炙った小魚でもあれば十分だ。縦長な店のカウンターに座る。顔なじみの店主に会釈をし、熱燗を注文する。銘柄は指定しない。熱燗と言って出てくる酒をいただく。今夜店の暖簾をくぐるのは割と早い時間だろうから、BGMは演歌だと少々トゥーマッチだ。黒人ブルースもいただけない。ただ、インストよりは歌があった方がいい。ボニー・レイットあたりがちょうどいいだろう。外は寒くても店の中は暖かいから、思わずほっとして口が緩む。見知らぬ者同士なのに「寒いですね(苦笑)」とつい言葉を交わしてしまう。「まぁ、でもあれですよ。僕の故郷は網走なんだけどもね…」と、北国の寒さ自慢をされるのもオツなもの。寒い夜には寒い夜の楽しみがあるのだ。

 でも、きっと僕が住むこの町では、いつも通りの寒さだろうし、雪も降らないし、大変なことにもならない気がする。なぜなら、ここはいつだってそういう町だからだ。つまり、熱燗を呑んで足元がふらついても、すべったり転んだりする心配はない。あぁ、よかった。
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by sandfish2007 | 2016-01-23 07:06 | diary | Comments(0)
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