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Sandfish Records Diary

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大菩薩峠

 日々の暮らしの中で「どうしてこんなに時間が足りないのだろう?」と思うことがよくある。やりたいこと、やるべきことで、頭の中はいつもこんがらがっている。例えば、昨年末に入手したブルース・スプリングスティーンの『ザ・リバー・ボックス』をもっと堪能したいのに、なかなかそうもいかないのは、ひょっとすると時間がどうというより、僕の頭がこんがらがっているせいという気がしないでもない。

 そんなとき僕は反省し、「あぁ、こんなことじゃ「大菩薩峠」を読む日は訪れないかもしれないなぁ」と思うのだ。「大菩薩峠」は全41巻の大長編小説で、机竜之助という残忍かつ身勝手な剣豪が主人公の物語。僕は噂でしか聞いたことがないけれど、それはそれはひどい男らしい。連載は約30年に渡ってつづき、作者の死をもって未完成に終わったというバック・ストーリーも壮絶だ。いつか読んでみたいと思いつつ、長い時間がたってしまった。

 それにしても、同じ小説を死ぬまで書き続けるというのは、一体どういう心境なのだろうか。この作者は、僕のようにやりたいことで頭がこんがらがったりしなかったのだろうか。なんとなく興味がわいたので、ネットで調べてみると、ウィキペディアにこんな記述を見つけた。「晩年まで簡素でストイックな生活を貫いた。『大菩薩峠』がベストセラーになって得た印税は事業につぎ込み、本人は菜食を中心とする粗食で、住まいは六畳間一間しかなかった」。ふむ…、どうやら僕とは根本的にモノが違うようだ。

 そんな僕も駄ブログは(形を変えつつも)約13年書きつづけている。時間がないとか、頭がこんがらがっているとか言いながら、朝起きるとぱちぱちとキーボードを叩いている。なぜだろう?よくわからない。
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by sandfish2007 | 2016-02-13 07:40 | diary | Comments(0)
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