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Sandfish Records Diary

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ハードロック

 シンガーソングライター専門のレーベルをやっている僕ではあるが、たまにハードロックを聴きたくなることがある。そんなに多くはないけれど、稀にある。例えば、こうしてインターネットを見ているときに目に飛び込んでくる「ディープ・パープル来日決定!」や「アイアン・メイデン来日決定!」といった広告を見ると、頭の中を「スピード・キング」や「イカルスの飛翔」が鳴り響き、僕をその気にさせるのだ。

 中学3年生のときに、ハードロックの洗礼を受け、その1年間は夢中になって聴いた。高校時代もそこそこ好意的だったと思う。しかしその後、ハードロックはそのヘヴィなサウンドとは裏腹に、静かに、でも確実に、僕の中での存在感を薄めていった。今ではハードロックのレコードが、うちのターンテーブルに乗ることはほとんどない。

 ハードロックといってもいろいろあるわけだが、僕が言うところのハードロックとは、あくまでもイギリス独自の音楽であって、アメリカやその他諸国のものではない。つまり、AC/DCやカンズ&ローゼスをハードロックとしては聴いておらず、実際彼らのレコードは今でもターンテーブルにのることがある。どう違うのかというと、じめっとしてるかカラッとしているかとでも言いますか、うまく説明できないのだけど、大分違うと思っている。

 そんなわけで、今朝はかつて大好きだったイギリス人であるところのリッチー・ブラックモア率いるレインボーの名作セカンド・アルバム『ライジング』を聴いている。この音楽性にしても、メンバーの見てくれにしても、かつての自分がどうやってこの世界観を共有していたのだろうという純粋な疑問が頭に浮かばないわけではないが、これはこれでかっこいいし、どこか懐かしい。かつて部屋にリッチーのポスターを貼っていたことを思い出し、ひとり照れ笑い。そんな朝である。

 今にして思えば、自分の性格がハードロックには向いていないことがよくわかる。それでもこの体がハードロックを求めてやまなかった時期は確かにあった。そのおかげで、今日みたいな朝がたまにやって来ては、また去って行くのだ。
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by sandfish2007 | 2016-02-15 09:21 | diary | Comments(0)
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