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Sandfish Records Diary

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鎌倉今昔物語

 昨日は久しぶりに鎌倉へ。役所の地下で開催されている無料の写真展を見に行ったのだが、これが思っていたよりもずっと充実した内容だった。僕が生まれた頃と現在の鎌倉の風景が並べて展示してあり、見比べることができるようになっていた。まず驚いたのは、自分の生まれた頃というのが、もはや「昔」なのだなということ。当時の鎌倉は、多くの小道や脇道がまだ未舗装で、茅葺き屋根の家もたくさん残っていた。同時に、宅地造成がいよいよ本格化し、駅から離れた場所にまで及び始めていた。言うまでもなく、昔の方が風光明媚で、僕らが利便性を得る代わりにたくさんのもの失ってきたことを物語っていた。その恩恵を受けている自分が言うのは心苦しいのだが、もう少し景観を残す努力はすべきだったのではないかと思ってしまう。戦後の急速な経済成長が、それまでの生活や風景をないがしろにしてしまったのだろうか。これからの未来を考えるにあたり、この展示から学ぶことは多かった。

 心の隅をしみじみさせながら、ラーメンを食べて、一旦帰宅してから、自転車に乗ってスーパー銭湯へ。それから馴染みの居酒屋さんへ。ほろ酔いで家に着いたときは、まだ午後7時過ぎだった。家事をして、仕事をして、テレビを観ながら、もう戻らない風景のことをぼんやりと考えていた。
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by sandfish2007 | 2016-02-23 07:32 | diary | Comments(0)
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