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Sandfish Records Diary

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プリンスに捧ぐ

 プリンスの死というあまりに衝撃的なニュースを受け、悲しい朝を迎えている。こんなとき一体なにを言えばいいのだろう?わからないけど、なにかを綴らずにいられないのは、誰かと悲しみを共有し、この偉大なアーティストに感謝と哀悼の意を捧げたいからだと思う。

 プリンスは、僕が同時代に出会った最も革新的なミュージシャンだった。『パレード』での異常なドラムの音を聴いたとき、新しい時代の扉がもの凄いパワーとエネルギーをもって開け放たれるのを感じた。その鮮やかさ。胸がすくような思いは、到底言葉にできるものではない。初来日は1986年。ひとりで学校帰りにダフ屋からチケットを買って観た。音楽だけでなく、視覚的にもすべてが新しかった。10年後に再び観たライヴも素晴らしかった。時代の中での立ち位置は変わっていたけれど、プリンスの本質である革新性は変わることなく、ミュージシャンとしてさらなる高みに達していた。

 訃報を聞いて、しばし茫然とした後、『パレード』をターンテーブルにのせた。朝日がきらきらと輝く中、ラストの「サムタイムズ・イット・スノウズ・イン・エイプリル」を2回聴いた。映画『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』でプリンスが演じたクリストファー・トレイシーの死をテーマにした、とても美しい歌だ。今はアルバムを最初から聴いている。やはりこのドラムの音は異常だ。今聴いても新しい。

 10代のときにプリンスの音楽と出会えて幸せだった。それからも聴きつづけてきて本当によかった。すべての作品を持っているわけじゃないけれど、大切な歌がたくさんある。だから、今はとても淋しい。
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by sandfish2007 | 2016-04-22 07:46 | diary | Comments(0)
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