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Sandfish Records Diary

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プリンスのラスト・ライヴ

 プリンスのラスト・ライヴがインターネットにアップされていたので聴いている(こちら→link)。4月14日のアトランタ公演・夜の部(この日は昼夜2公演だった)。ピアノによるソロ弾き語りで、才気ほとばしる歌と演奏を聴くことができる。この翌日にプリンスは病院へ緊急搬送されるのだが(数時間後には帰宅)、このときの演奏から体調不良の気配は微塵も感じられない。ましてや、1週間後に亡くなるなんて、想像さえできない。

 ここ数日、時間を見つけてはプリンスのレコードを聴いているのだけど、残された音楽の放つ光がまばゆいほど、こうした亡くなり方をされると無常感が募る。「どうして?」と。

 オーディエンスの熱狂的な声援の中、ライヴは進行していく。ヒット曲では大合唱が起こり、「We Love You!」の声が飛び交う。そうしたリアクションを一身に受けて、プリンスはそれ以上のエネルギーをオーディエンスに投げ返す。ステージからたった一人で。

 改めて僕は無常感に立ち返ることになる。「どうして?」と。そして、ふと思うのだ。ファンの気持ちが過剰なのか?それともプリンス自身が過剰だったのか?わからないけれど、そうした関係性がプリンスの命を縮めたのではないか?こんなエネルギーの渦の中で生きていくのが楽なわけがない。でも、それはきっと僕の考え過ぎだ。このラスト・ライヴの内容があまりに素敵だから、そんな風に思ってしまったのだろう。感傷的になると、僕はつい考え過ぎてしまう。
 
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by sandfish2007 | 2016-04-25 08:56 | diary | Comments(0)
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