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Sandfish Records Diary

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初めてのエレキ・ギター

 ブルース・スプリングスティーンの自伝『ボーン・トゥ・ラン』が、すごく面白い。まだ上巻を1/3ほど読んだところで、アマチュア・バンドを始めた頃のことが語られている。ブルースが初めて買ったエレキ・ギターはケントという日本のメーカーのものだったそうだ。ブルースはそのギターを、父親に買ってもらった小さなビリヤード台を売り、足りない分は母親が借金をしてくれたことで手に入れている。いつの時代もエレキ・ギターを手に入れるというのは、特別に胸がときめくことなのだ。

 僕は自分が初めて買ったエレキ・ギターのことを思い出した。今から34年前、お茶の水の谷口楽器で購入したエピフォン・カジノ。選んだ理由は、ビートルズのメンバー3人が所有し、日本公演でも使われ、特にジョンとポールは長い間メイン・ギターとして使用していたのを知ったからだった。そんな由緒正しいギターが日本製だと5万5千円で買えた。そして、当時の僕の銀行口座の預金額はちょうど5万5千円だった。谷口楽器へは、バスと電車を乗り継ぎ、親父と兄貴と一緒に出かけた。そのギターは店を少し奥に入ったところに飾られていた。写真の中でビートルズが持っていたギターと同じものが目に前にあること、このギターがこれから自分のものになろうとしていることに、どきどきした。身分不相応だという不安も入り交じっていたけど、嬉しくて仕方がなかった。

 そのギターは今も手元にある。あまりコンディションが良いとは言えず、ケースに仕舞われたままだが、大切なギターだ。いつか余裕ができたら腕のいいギター職人に修理を頼もうと思いながら、まだ実現していない。

 今夜は馴染みの店「バー・ケインズ」で行われるビートルズのイギリス盤シングルのA面とB面を順番に聴いていこうというイベントに参加する予定。レコードはすべてUKオリジナル盤で、しかもそれをヴィンテージ・モノ針でかけてくれるというのだから(後期の何枚かはステレオだけど)、僕は何ヶ月も前からこのイベントを楽しみにしていた。だって、オリジナル盤をまとめて聴ける機会なんて、なかなかありませんからね。20時きっかりにスタートの予定。興味ある方は、藤沢駅北口から徒歩5分ほどの「バー・ケインズ」まで。
 
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by sandfish2007 | 2016-10-08 07:38 | diary | Comments(0)
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