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Sandfish Records Diary

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クロスアイド・ハート

 昨日は小春日和というよりは初夏に近い陽気だった。僕らは久しぶりに里山へハイキングに出かけた。コンビニでおにぎりを買って、山道の途中のベンチに座って食べた。木漏れ日に照らされ、心地よい風が吹き、たくさんの鳥が鳴いていた。梢を伝って走るリスの愛らしい姿も見ることができた。

 帰宅してからは、ブルース・スプリングスティーンの自伝を読み進めた。本当に文章が上手で、言葉のひとつひとつが胸に迫ってくる。彼の音楽同様、たくさんの示唆に富んでいる。そして、考えさせてくれる。

 テレビでプロ野球のドラフト会議を見た後、馴染みの酒場へ行き、美味しいお刺身をいただいた。佐賀の日本酒を飲み、何人かの友達にも会えた。店内にはニール・ヤングが歌う「ウォーター・イズ・ワイド」が流れていた。

 キース・リチャーズ『クロスアイド・ハート』のアナログ盤が海外から届いた。CDは1枚だが、レコードだと2枚組だった。昨年の今頃に発売された作品だが、僕はようやく聴くことができた。音楽には70代になったキースの姿がそのまま投影されていた。キースが人生を通して血肉としてきたブルース、ロックン・ロール、ソウル、レゲエ、カントリーが混然となり、キースの肉体を通してひとつの音楽として聴こえてきた。てらいのない自然な音楽で、誰かの過度な期待に応えようとするものではなかった。それは僕にとって、理想の音楽でもあった。ジョージ・ハリスンの遺作や、エリック・クラプトンの最新作のように、いつか僕も辿り着きたいと思わせてくれる。そんな音楽だった。
 
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by sandfish2007 | 2016-10-21 06:58 | diary | Comments(0)
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