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Sandfish Records Diary

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『Hello! Live』 リクオ with ホーボー・ハウス・バンド

 リクオさんのライヴ・アルバム『Hello! Live』が昨日発売になった。2016年の夏、下北沢のライヴハウス「ガーデン」における演奏を収録したもの。当日、僕も客席にいたのだが、抜群のコンビネーションを見せるホーボー・ハウス・バンドをバックに従えてのライヴは、ポップ・ミュージックの親しみやすさとロックン・ロールの高揚感が渾然一体となった、実に楽しいステージだった。

 ライヴ盤で重要なことのひとつは、いかに臨場感を伝えられるかだと思うが、今はテクノロジーの向上もあり、あまりひどい音質のものは少なくなった。しかし、音を自由に処理できるようになったことで、臨場感を強調するあまり、1曲ごとに変化するライヴという現場の空気感が薄れてしまうことも増えた気がする。

 『Hello! Live』は、音の流れや質感がとても自然だ。きっとリクオさんもその点はかなり気をつかったのではないかと思う。僕はライナーノーツを書かせてもらった関係で、本作を一足早く聴くことができたのだが、最初に送られてきた音源に比べて、格段に音が良くなっていることに驚かされた。どういう音をいいと感じるかは人それぞれだけど、本作の音はとても誠実だと思う。あの夜、ライヴハウスを包んでいた空気の丸みのようなものが伝わってきて、演奏の緩急が川のように自然に流れていくのが、肌感覚としてわかるのだ。だから、何度も繰り返し聴けるのだろう。

 これまでリクオさんのライヴは何度も観ているが、毎回が素晴らしい体験だ。とりわけ今は、リクオさんもバンドも前のめりな状態なので尚更である。まずは『Hello! Live』を聴いて、そのことを確認し、ぜひライヴ会場にも足を運んでみてほしい。
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by sandfish2007 | 2017-01-19 10:07 | diary | Comments(0)
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