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Sandfish Records Diary

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リクオ with ホーボー・ハウス・バンド@Zher the zoo(2017.2.5)

 一昨日、リクオ with ホーボー・ハウス・バンドのライヴを観に代々木にあるライヴ・ハウス『Zher the zoo』へ出かけた。ドラムの椎野恭一さんがこの日でバンドを去ることが決まっており、今のラインナップでのライヴは見納めということになる。

 バラードでの繊細なシンバル・ワークから、地を這うようなバック・ビートまで、椎野さんのドラムがホーボー・ハウス・バンドで果たしてきた役割は大きい。歌に寄り添うことも躍動させることもできるドラマーだから、いなくなるのはとても残念だ。それはきっとリクオさん達も同じ気持ちだったのだろう。この夜はメンバー全員が最高のライヴにしようという強い意志をもって臨んでいるように見えた。リクオさんもバンドも、枠から飛び出すほどの勢いで演奏した。まるで音楽の力で世界を押し広げていこうとしているかのようだった。

 そして、こういうときに、Dr.kyOnの存在の大きさを改めて感じる。kyOnさんは、この夜のすべてを理解し受け止めているかのように見えた。そんなkyOnさんがいることで、リクオさんはいつも以上に安心して、心置きなくはじけることができたのかもしれない。あくまでも個人的な感想だが、ライヴを観ていて、僕はそんな印象を受けた。

 僕のもうひとつの興味は新曲だった。昨年末から1ヶ月おきにリクオさんのライヴを観ている。2ヶ月前に初めて新曲を聴いたときは弾き語りだった。どれもいい曲だった。1ヶ月後にそれらのバンド・ヴァージョンを聴いた。そのとき新曲がまた増えていた。そして、一昨日には前回よりグルーヴ感も高揚感も増したバンド・ヴァージョンを聴くことができた。驚いたのは、また新曲が増えていたことだった。この日演奏された新曲は5曲。そのうちのいくつかは名曲だと思う(本当に)。リクオさんがMCで「創作意欲が止まりません」と言っていた。凄すぎて呆気にとられた。

 「50代を過ぎた今、何度目かの思春期を迎えています」とリクオさんは言った。つまり、チャレンジをしているということだ。今いる場所から違う場所へ。安定から不安定へ。揺れ動く心を、勇気と音楽への愛情によって、ポジティヴなエネルギーへと変換しようとしている。同じ場所にいては決して得られないリアリティーが、この日演奏されたすべての曲から感じ取れた。とりわけ5つの新曲からは。

 今、リクオさんはとても充実した状態にあるのだろう。それだけに、このタイミングで椎野さんがバンドを去るのは痛いが、きっとまた新しい展開が待っているはずだ。さて、どうなるのか?面白くなりそうである。
 

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by sandfish2007 | 2017-02-07 20:37 | diary | Comments(0)
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