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Sandfish Records Diary

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SP盤SP

 僕が初めてSP盤の音を聴いたのは、2012年の冬だった。迫力のサウンドに仰天した。リトル・リチャードの「トゥッティー・フルッティー」がかかったのを覚えている(そのときの事はこちら→link)。次に聴いたのは1年後の冬。たくさんのブルースを聴いた。その生々しさは筆舌に尽くしがたく、衝撃的という言葉がぴったりな夜だった(そのときの事はこちら→link)。それから2年がたった夏の夜、戦前ブルースをSP盤で初めて聴いた。トミー・マクレナン「ウイスキー・ヘッド・ウーマン」。まるで目の前で演奏しているかのようだった(そのときの事はこちら→link)。その1年後には、ニューオーリンズものやジャズや日本の古いヒット曲など、幅広いジャンルの音楽をSP盤で聴いた(そのときの事はこちら→link)。

 いつしかSP盤を聴くことは、僕の大きな楽しみとなった。昨夜は1年振りにSP盤をたっぷり聴けるというので、会場である「バー・ケインズ」へ向かった。そして、今回も僕の期待が裏切られることはなかった。とりわけ印象に残ったのは、コロンビア時代のビリー・ホリデイ、トミー・リッジリー、アーチー・ボールド、チェス時代のボビー・チャールズ、ボビー・ブルー・ブランド、ジミー・ロジャース、リトル・ウォルター、アイク・ターナー・・・たくさんあり過ぎるな。SP盤の特徴は、空気感だけでなく音の奥行きもとても自然で、録音によってはまるで目の前で演奏しているように感じられる。とりわけヴォーカルは、どの録音でも素晴らしい。そして、ギターがとてもラウドであることが多い気がする。

 昨夜も曲がかかるたびに歓声が上がり、終わると拍手がおきた。それも当然。だって、こんなに素晴らしいのだから。みんなで集まってSP盤を聴くというとマニアックに思われるだろうし、確かにその行為はマニアックなのかもしれないが、聴いている音はスタンダードだ。なぜなら、SP=スタンダード・プレイング。つまり、これが基本なのだ。
 
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by sandfish2007 | 2017-02-12 10:58 | diary | Comments(0)
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