今朝はインスタント・コーヒーを。普通に美味しい。トーストにマーマレードを。手軽で美味しい。インスタントと手軽は同義語と言っていいのかな。難しいことが介在しないのがいいところだ。
このブログもインスタントであり手軽だ。ぱっと書いてぱっとアップする。だから、つづけられるのだろう。
アルバイトでは、書くスピードを求められる。スピードが上がれば効率的になり、難しいことを寄せつけなくなる。よりインスタントに。より手軽に。こなせるようになれば楽になる仕組みだ。
でも、こうしたことの影で、なにかが失われていっているのだろう。…なんてことを考えるのは、インスタントや手軽とは反対で、難しいことが介在しやすい。
僕はできるだけシンプルでありたいが、インスタントでありたいわけじゃない。多分、シンプルとインスタントは遠い親戚みたいなものなのだろう。
ヴァレリー・カーターの訃報を受けて、何度か彼女のレコードを聴いた。こういうことにも慣れてきた。でも、慣れたくないなとも思う。