晴れてきた日曜日。コーヒーを淹れ、サンドウィッチをこさえ、アントニオ・カルロス・ジョビンの『ウェーブ」をかけて、昭和の喫茶店ごっこをする。「パーシー・フェイスはないの?」と妻に訊かれたので答える。「確か「夏の日の恋」ならあったと思う。でも、ポール・モーリアはないよ。実家にはあったんだけどね。あのレコードはどこへいったんだろう?」。と、そんな朝。
ビーサンをひっかけて、6月の野球のチケットを受け取りにセブンイレブンへ。眼鏡をかけたアルバイトの女の子が、手順を思い出しながら発券してくれた。よくできました。
なんてことを書いてたら空が曇ってきた。仕事を始める前に、なにかレコードを聴こう。ターンテーブルには2日前に聴いたリー・モーガンの『キャンディ』がのせたままになっている。これをしまって、さて、なにを聴こう?
いつしか季節は春から初夏に変わろうとしている。道端に咲く花を眺めながら、そんなことを思った。