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Sandfish Records Diary

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カツさんに捧ぐ

 気持ちが落ち着かないので…。

 音楽評論家の鈴木カツさんが亡くなった。アメリカのルーツ・ミュージック、とりわけ白人側からのルーツ探求に関しては日本の第一人者だったと思う。

 ご縁があって、一時期親しくおつきあいをさせてもらっていた。歳は親子ほど離れていたが、よく一緒にお酒を飲んだ。そして、実によくお説教をされた。僕も黙って聞いていられないので、僕なりに気をつかいながら反論をしていたつもりだが、言い過ぎることも(よく)あった。カツさんがそれをどう思っていたかはわからないが、最終的には許してくれたのだと思う。だから、また飲みに出かけた。

 今はそんなことのひとつひとつが懐かしい。無責任な話だが、楽しかったことだけが頭に浮かぶ。もう何年もお会いしていなかったのには、それなりの理由があった気もするが、わだかまりはなく、いつでも会える気がしていた。病気をされてからも会うチャンスはあったはず。今はそんな自分の不義理を恥じるばかりだ。

 カツさんは面倒見のいい人だった。攻撃的になることもあったが、それはカツさんの繊細さがそうさせていたのだと理解している。

 もし出会った頃のカツさんと同じくらいの年齢になったとき、僕はカツさんのように後輩の面倒を見れるだろうか?同じようにはできなくても、少しはできるようでありたい。どうやればいいかは知っている。カツさんの真似をすればいいのだ。思えば、初めて会った日、1時間もしないで食事に連れて行ってくれた。…やっぱり同じようにはできないな。

 今はショックだし、とても悲しい。まだ気持ちが落ち着かない。だから、こんなことを書いているが、切りがない。お世話になりました。お別れに伺います。
 

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by sandfish2007 | 2017-06-06 00:44 | diary | Comments(0)
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