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Sandfish Records Diary

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 儚さを求めて蛍を見に出た。といってもすぐそこまで。徒歩2分ほどの谷戸の入口。いつも見れるわけではないのだが、幸いにして今夜は見ることができた。数が少ないから、ぽつぽつといる程度だったけど、小さく光る姿は、儚く、かすかな希望のようでもあった。

 すぐそばに蛍が生息しているというだけで、こんなにも心が豊かになる。もし今度行ったときに蛍を見れなくても、ここに蛍がいるのを知っているだけで、どれほど人の心は豊かになるのか…ということなのだと思う。

 ふらりと飛ぶ蛍。草むらで光る蛍。たったそれだけのことなのに。

 僕が育った町の近くに、瀬上の森と呼ばれる場所がある。そこは蛍のメッカだった。というか、そこに限らず、県道沿いのいたち川でも蛍を見ることができた。横浜市のはずれの話だ。

 開発は進む。僕が今住んでいる場所は、開発が進み終わった場所だ。そこに建っているマンションに僕は住んでいる。

 最近、瀬上の森の蛍(というか自然を)を守ろうとがんばっている人達がいるのを知っている。中には知り合いもいる。ありがたいと思う。でも、彼らにとって瀬上の森は日本中にある森のひとつに過ぎないのかもしれない。そういう人達は、ずっと残ってくれるのだろうか?旬が過ぎたらまた別の場所へ行ってしまうのではないか?そんな気持ちになってしまうのは、僕の心が小さいからだろうか?

 自然というのは、本当に大切だ。それは蛍だけの話じゃない。僕は瀬上の森をなくしちゃいけないと思う。さんざん自然をぶっこわして建てたマンションの住民だけれども。自分勝手にそう願っている。
 

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by sandfish2007 | 2017-06-08 00:34 | diary | Comments(0)
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