テレビをつけたらスティーヴ・アールのライブがやっていたので見入る。ギター1本ですごい存在感。こういう人の歌を聴くにつけ、アメリカ音楽の底力を感じる。
昨夜は馴染みのバー「サウサリート」へ。ウエスト・コーストのジャズがかかることが多いのは、以前にそんな話をしたからかもしれない。この夜はショーティ・ロジャース&ヒズ・ジャイアンツのレコードが流れていた。
ショーティ・ロジャースは、きっと小柄だったのだろう。そして、バンド・メンバーは彼よりも大きかった。名前からはそう察しがつく。
ショーティといえば、モンキーズのプロデュースかアレンジかを担当していたことでも知られる。テレビ番組用に作られたバンドであるモンキーズの楽曲があれほど高い完成度を誇ったのは、裏方がしっかりしていたからに他ならない。ショーティはその中心にいたひとりだ。こうしたあたりにも、アメリカ音楽の底力を感じる。
最後に掲載情報を。1980年代に特化したエンターテイメント・サイト『
Re;minder(リマインダー)』に新しいコラムを寄稿しました。今回はトレイシー・チャップマンの「ファスト・カー」です。こういう歌を20代前半の女性が書いてしまうあたりにも、アメリカ音楽の底力を感じます。ぜひ読んでみてください。
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トレイシーは歌う。ここを出ていくのか、死ぬまでこうして生きていくのか