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Sandfish Records Diary

sandfish.exblog.jp

Long Seller Record

 以前の日記でも書いたように、最近のサンドフィッシュ的なブームとして、個人店さんやセレクト・ショップへの販路拡大というのがあります。CDショップに限らず、バーやカフェはもちろん、雑貨屋さんとかも、そこには含まれます。というか、サンドフィッシュの音を気に入ってくれるところなら、別に業種がなんだって構わないと思ってます。

 インディーズ・レーベルをやってて一番楽しいのは、自分が気に入ってリリースした作品を、別の誰かに「これいいねー」と言ってもらえることです。そして、それがいい作品なら、時間がたってもずっと聴かれつづけると、どこか無条件的に信じているところがあります。で、自分でお店をやられている人達と話していると、それと似たようなスタンスを感じることがよくあります。「これはいいアルバムだからさ。長くじっくり売っていこうよ。そしたらいつか火がつくと思うけどな」と言ってくれたりします。そんなとき、僕がやりたいのはそういうことなんだよなぁと、改めて思わされるのです。

 サンドフィッシュ・レコードがこれまでリリースしてきたアーティストは、日本ではまったくと言っていいほど無名です。つまり、発売されたときが一番誰にも知られていないわけですね。だから、このタイミングで売り出して、もしすぐに売れなかったとしても、それは仕方がないようにも思えます。たくさんの人に聴いてもらえるようになるには、時間も手間もかかるものだから。最近になってスコット・フィッシャーが、ファースト・キッチンやユニクロでかかっていたという話を、何人かの友人から聞きました。少しづつ広がっているのだなぁと、本当に嬉しかったです。これってもしかすると、CDをリリースしたときよりも、今の方が売り時なのかもしれませんよね。また、地元・藤沢ではイーサ・デイヴィスがよく売れていますが、最近はサンドフィッシュ・レコードだというと、「あのイーサ・デイヴィスの?」と言われることがあります。昨日は、紹介してもらった雑貨屋さんとカフェに顔を出してきたのですが、「イーサ・デイヴィス、素敵ですね」と声をかけてくれたり、「ほら、昨日も聴きましたよ」とCDを見せてくれたりしました。やっぱり、リリース時よりも今の方が売りやすくなっていると感じます。

 個人店さんは、目線が僕なんかと近いところがあるから、お互いの立場を理解しやすいし、話もはやい。なにより、気に入ったものを売っているところが、見ててすごく気持ちいいです。こんな風にして、少しづつ理解者を増やしていくのが、僕の仕事なのだろうし、そのためには、いい作品をきちんとリリースしていくことが、なにより大切なんだよなぁと思っています。

 焦らず、じっくりと。頑張ってこう。押忍。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2008-05-25 14:45 | diary | Comments(0)
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