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Sandfish Records Diary

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Around the Sun

 久しぶりにR.E.M.の『Around the Sun』を聴いて、これは本当にいいアルバムだなぁと思って、昨日から今日にかけて、ずっと聴いてたりする。このアルバムは、R.E.M.ファンの間ではあまり評判が良くないと聞いたことがある。実際、そんなに売れなくて、メンバー達からも「あれはうまくいかなかったかなぁ」みたいなことを言われているのを、どっかで読んだ気がする。

 そんなこと全然ないのに。すごくいいアルバムなのに。

 このアルバムのツアーに、僕は足を運んでいる。会場は熱心なファンでいっぱいで、愛情に溢れていて、やはり年齢層は高かった(僕くらいか、それよりちょっと上くらい)。ただ、おそらく、集まった多くの人達にとって思い入れがあるのは、古い歌だったと思う。多分、このアルバムの歌じゃなかったと、僕は思う。

 もし熱心なファンの人達に、このアルバムがあまり評判が良くないのなら(本当にそうなら)、それはとても残念だけど、しょうがないことなのかもしれない。だって、きっと彼らは彼らで、これまでの長い時間を、R.E.M.の音楽を聴いて育ち、共に成長してきたわけで、自分だけの特別な歌がいくつもあるわけで、もしこのアルバムが、そうした思い入れとはどこかそぐわないものだとしたら、気持ちが無条件に盛り上がらないのも、それはそれで仕方がないのかもしれない。で、僕はR.E.M.の熱心なリスナーじゃないから、そういう特別な曲をもっていないから、こんな話をしているのかもしれない。

 R.E.M.のアルバムは、主にそういう人達に向けて販売される。思い入れいっぱいの過去の名作と並べられる。そして、「昔の方がよかった」と、たまに言われたりするのかもしれない。こんなにいいアルバムを作っても。

 このアルバムは一体誰に聴いてもらえばいいのだろう?と、ふと思ったりした。誰が自分の心や体の大切な部分に、この音楽を重ねるのだろうと。もしファンがそっぽを向いてしまい、メンバーさえも作品に自信をもてなくなってしまったら。ちゃんと新しい誰かがどこかからやってきて、聴いてくれるのだろうか?

 聴くべき人はきっと他にもいるはずなのに、見つけられないのは、なんだか寂しい。

 つまり、このアルバムには、もっとふさわしい居場所があるんだと思った。そういう音楽って、きっと世界中にあるんだと思う。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2008-09-22 11:50 | diary | Comments(0)
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