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Sandfish Records Diary

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『レココレ』にジョン・リーゲン!

 「news」欄にも書いた通り、昨日発売された『レコード・コレクターズ』3月号に、ジョン・リーゲン『レット・イット・ゴー』のレビューが掲載されました。「new album pickup」という新譜を紹介するページなんですけど、『レココレ』ってやっぱりリイシューが中心だから、純粋な新譜のレビューって、毎月11枚づつしか掲載されないのです。そんな狭き門であるそのコーナーの、なんと!一番上に載っているのだから、びっくりでした。音楽評論家の宇田和弘さんが素敵な文章を書いてくれてますので、ぜひ手にとって(できれば買って)読んでみてください。

 僕も、友人からのメール報告を受けるや、すぐに地元のタワーレコードに走り、確認してきました。「ジャケ写もちゃんと載ってる…(涙)」。なんだか嬉しくて、親しい友人たちにせっせとメールしちゃいましたよ。

 先月、天辰保文さんが、北海道新聞のご自身のコラムで取り上げてくださったところ、北海道のお店さんからちゃんと注文がきて、「うーん、やっぱり新聞は強いなぁ」と感心・感謝したばかり。今回もそんな反響があるといいなぁ。宣伝にかけるお金はないけれど、いい音楽であれば、ちゃんと広がっていくと信じています。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2008-02-16 14:32 | diary | Comments(0)

Eisa on Broadway!

 3連休のど真ん中。サンドフィッシュ・レコードがある湘南・藤沢は、とてもいい天気です。さっき外に出たみたところ、風もなく、陽射しも暖かく、全体的にぽかぽかしてました。春もそろそろやってくるのかも…です。

 さてと、ここを見てる人の中に、ニューヨークにお住まいの方はいませんか?もしくは、「ちょうど今月行こうと思ってたのよー」というご婦人などは?(別に男でもいいんだけど)。えーっと、実は、「news」欄にも書いた通り、イーサ・デイヴィスが出演しているロック・ミュージカル『Passing Strange』が、遂にブロードウェイに進出しました!今月よりニューヨークのベラスコ・シアターにて上演中です。『Passing Strange』の公式サイトブロードウェイ・コム
にて、最新情報やリハーサルの模様を見ることができます。ブロードウェイ・コムの方では、ちゃんとインタビューに答えてたりします。動くイーサが見れますよ。ぜひぜひクリックしてみてくださいませ。

 それにしても、すごいですよねー。昨年からのイーサは、まさに絶好調と言えるでしょう。だって、劇作家としてピューリッツァ賞ドラマ部門のファイナリストに選ばれたり、『Something Else』という素晴らしいアルバムでミュージシャンとしてもデビューしたり、今年に入ったとたん、今度は女優としてブロードウェイの舞台で重要な役を演じていたりするのですから。ロック・ミュージカル『Passing Strange』は、アメリカでも大きく注目されているようで、イーサからも、"There was a great profile that ran on me in American Theatre magazine as well"(超意訳:アメリカのシアター・マガジンでは、私にもすごく注目が集まっているのよ!)との嬉しいメールが届いています。今まさに彼女のキャリアは大きく飛躍しようとしています。以前、『ミュージック・マガジン』1月号で、音楽評論家の渡部亨氏が「近い将来ヴァーヴ(ジャズの名門レーベル)あたりからメジャー・デビューしそうな気がする」と書かれてましたが、本当にそんな日も近いのかもしれません。

 で、そんなイーサ・デイヴィスの『Something Else』ですが、以前の日記にも書いたように、相変わらず藤沢のバー界隈では良く売れています。…が、全国的にはまだまだです。でも、本当に才能のあるアーティストだし、長くじっくり売っていきたいです。そして、いつか本人に「サンドフィッシュで発売して良かった!」と思ってもらえるよう、がんばりたいと思います。

 というわけで、ひきつづき応援よろしくお願いしまっす!

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2008-02-10 14:31 | diary | Comments(0)

手売りが楽しい

 昨日は雪が降ったりやんだりの中、都内へ。サンドフィッシュ・レコードも、3月と4月にニューリリースがあるので、その受注活動で、渋谷や新宿を中心に何店舗かまわってきました。で、今回からは少しやり方を変えて、例えば本部さんで全店分を一括受注できるところでも、そういうことはせずに、こちらで本当に置いてほしいと思うお店さんを選んで、そこに直接連絡して、1店舗づつ注文をとってこうかなぁと思ってます。当然、時間や手間はかかるし、CDが置かれるお店の数も減っちゃうけど、その方が今のうちの規模ではちょうどいいかなと。

 レーベルをやってて一番難しいのは、返品の問題です。僕がこの業界に入った頃は、インディーズの商品は返品不可というのが通例でした。そうでないと金銭的につづけられないし、そうなったら、売れないけれど革新的であったり、誠実であったりする音楽を、どこも積極的に出していくことができなくなってしまう…というのが大雑把な理由だったと思います。でも、CDの売上げが爆発的に伸びると、お金のあるインディーズも出てきて、「余ったら返品とるからさ、でっかく展開してよ」というメジャー的なことが可能になりました。で、今、CDの売上げは下り坂ですが、音楽業界全体のシステムが当時とは随分違ってしまったし、今さらインディーズだけ返品不可ってわけにはいかないのが現状です。もちろん、こちらから「返品は取らないよ!」と言うことは可能ですが、そうすると、うちが出しているような誰も知らないアーティストのCDをオーダーするところは、ほぼいなくなるでしょう。この辺の案配が、けっこう難しかったりします。

 確かにたくさんのお店に置いてもらえれば、売れる可能性は広がります。でも、返品もまた増えます。で、今の冷えきった市況だと、たくさん売れるよりも遥かに大きな確率で、返品が戻ってくることの方が多い…というのが、僕なりの経験則です。もちろん、なんでもそうだとは限りませんが、実際、10年前にあったインディーズ・レーベルで、今でも残っているところって、僕が思いつく限りでは、本当に数えるくらいだったりします(注:あくまでも僕が思いつく限りです)。

 だから、無理しないで、できる範囲でやっていくことが、今は大切だと思っています。自分の目がちゃんと行き届く場所で、丁寧な仕事をしていくこと。そういう手作り感みたいなものを、感覚的に身に付けることができれば、厳しい時期も乗り越えていけるんじゃないかなぁと、なんとなく思ってたりします。つまり、音楽をばらまくんじゃなくて、手渡ししていけるような、そんなレーベルになれたらいいなぁと思うのです。

 というわけで、最近楽しいのが手売りです。いつも出かけるときは、バッグにCDを入れて持ち歩くようにしてます。で、実際に音を聴いてもらって、気に入ってくれて、CDが売れるのを見るのは、本当に嬉しいです。なにより、直接感想を聞けるのが楽しいし、しかも、お店を通すよりも身入りがよくて、返品の心配もないんだから、もういい事ずくめ。…って、本当はこんなんで喜んでちゃいけないのかもしれないけど(スケールが小さい)。でも、いつまでもこういう感覚はもっていたいなぁと思ったりもします。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2008-02-07 14:30 | diary | Comments(0)

目指せローカル・ヒット!

 イーサ・デイヴィスが、湘南・藤沢の音楽バー界隈でよく売れてます。スコット・フィッシャーよりも、ジョン・リーゲンよりも、藤沢では、なぜかイーサ・デイヴィスだったりします。馴染みのアナログ・バー『Sausalito』なんて、タワーレコードやHMVや新星堂の各店を押さえて、売上枚数が全国2位だし、『Bar Cane's』や『Wesley』や『roquette DELI』でもちゃんと売れてるので、もう少し販路を広げてみようかなぁと、先日から『Cafe Pansee』にも置いてもらってます。あと、藤沢じゃないけど、横浜・元町の『Base-1』でも。皆さん、どうもありがとうございます。

 昨日も、21時過ぎに自転車をこいで『Sausalito』と『Wesley』へ飲みに出かけたところ、僕の目の前で、各店2枚づつ(合計4枚)売れました。こういう現場に出くわすと、ついつい嬉しくなって、ずるずると長居してしまい、昨日は帰宅したのが午前5時でした。えっと、バーでCDが売れると、しばしばこういうことが起きます。ま、しょうがないっす。

 でも、なんでCDショップよりもバーで売れるのだろう?僕なりに足りない脳みそをねじって、いろいろ考えたのですが、これって、バーがセレクト・ショップ的な役割を果たしてるんじゃないかなぁと思うのです。音楽は好きなんだけど、なにを買ったらいいのかわからないという人って、けっこういると思います。久しぶりにCDショップへ足を運んでも、目に入るのが知らないアーティストのディスプレイばかりじゃ無理もないし、ひとつひとつ試聴して選ぶこともできますが、それだって時間がかかるし大変です。そんなときに、馴染みの音楽バーのマスターが、「これいいよ」と薦めてくれるCDなら、安心して買えるんじゃないかなぁと。やっぱり、新しい音楽を知りたい、聴いてみたいという人は、たくさんいるのだと思います。で、もしかすると、音楽好きが集まるバーには、CDショップや通販サイトがとりこぼしている需要があるのかなぁと、そんなことを思ったりしました。あ、もちろん、CDショップでもそういう店員さんがいるお店では、よく売れてます。結局、お客さんって、人につくんだと思うのです。

 よーし、こうなったらイーサ・デイヴィスをもっともっと売って、地元・藤沢のローカル・ヒットにしてやろう!で、いつかイーサの来日公演が実現したあかつきには(まだ予定ないけど)、藤沢でもライヴをやってほしいなぁと、そんなことを夢見てたりするのでした。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2008-02-05 14:29 | diary | Comments(0)

Let It Snow

 今日は雪ですね。朝起きたら積もってて、かなりびっくりしました。この辺り(江ノ島まで歩いて15分くらいのとこです)では、そうそうないことで、僕もこっちに引越してきて早10年ですが、雪が積もった記憶というと、うーんと、1回あったかなかったか?くらいだったりします。忘れてるだけかもしんないけど、少ないことには違いないです。

 こんな日は、部屋でレコード聴くのが楽しいです。子供の頃は、嬉しくて外を走り回ったりもしましたが、もうしません。中学生の頃だと、カメラをもってあちこち写真を撮ってまわったりもしましたが、もうしません。大学生になると、わざわざ友達を集めて、雪の下でビールを飲んで、やっぱり寒くて、居酒屋に逃げ込んだりとかしてましたが、もうしません。こうして、ただ好きなレコードをかけながら、部屋の窓から、舞い散る雪を眺めてるのが、一番幸せだったりします。

 だから、エディ・モトゥの『No Turning Around』とか、ブルース・コバーンの『High Winds White Sky』とか、雪ジャケを飾って、聴いてます。サンドフィッシュ・レコードが扱っているのは、CDとかダウンロード配信とかですけど、本当はアナログ・レコードが、今でも一番好きだったりします。

 ま、しみじみしたもんです。お昼にはクリーム・シチューを食べようと思ってます。で、食べ終わったら、音さがしをしようと思っています。もうそろそろ5月と6月の新譜を決めないといけませんので。いい作品をさがさないと。

 今、CDはどんどん売れなくなってきてて、数年前と同じやり方でやっていくのは難しくなってます。信じられないかもしれませんが、昔から、発売されるCDの9割は赤字だと言われてきました。誰がそんな統計をとったのかは不明なので、本当かどうかはわかりませんが、案外そんなもんかなぁと思ったりします。つまり、売れてる1割が残りの9割の赤字をカヴァーしていくというわけです。その1割が売れれば売れるほど、業界全体に余裕が生まれて、あまり売れない内容のいい作品を発売することができると、そういうわけです。でも、その1割の売上げがどんどん下がってきてる今、カヴァーできる範囲が狭くなってきて、結果的に発売される音楽の裾野も狭くなっていってると、そういうわけではないかと思います。

 で、言ってみれば、サンドフィッシュ・レコードは、そんな裾野からはずれてしまった音楽を扱っているのかもしれませんね。でも、そんなことは知ったこっちゃありません。さて、がんばってこう。おー。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2008-02-03 14:28 | diary | Comments(0)

『Bar Cane's』7周年

 なにやら2月になってしまいました。毎日寒いし、花粉もそろそろ飛ぶよーとか言ってるし、相変わらず資金繰りは厳しいし…。と、いくつか心配事はありますが、どうにか元気にやっております。皆さんはいかがでしょう?風邪とはひいてませんか?

 昨日は、うちのCDを置いてもらっている地元のバー『Bar Cane's』が7周年ということで、ちょっくら顔を出してきました。この日は、マスターとジャンケン勝負をして、勝ったら半額!というのをやっていて、さらに、「勝ったら無料&負けたら倍額払う」というギャンブル・コースもあり、常連さんの多くはギャンプル・コースを選んでました。でも、それは無料にしてほしいからではなく、ご祝儀として倍額を払いたいからで、「チョキ出すからな。グー出せよ」と言って、わざと負けてったりしてました。でも、マスターも、倍額払わせたくないお客さんには、わざと負けて無料にしてあげたりして、そうしたひとつひとつの交流が、なんだかあったかく、「やっぱり、ジャンケンはいいね」と、感心することしきりでした。

 お店を7年間つづけるのって、それなりに大変なことだったと思います。レーベルをはじめてまだ数ヶ月の僕にしてみれば、とても遠い、ずっと先にある数字です。もしサンドフィッシュ・レコードが7年間つづいたら?その頃には、音楽業界自体も、今とは大きく変わっているだろうし、いったいどうなってるんだか想像もつかないです。でも、できれば、ずっといい音楽を、地道に出していけてたらいいなぁと思います。

 で、僕もジャンケンしましたよ。やっぱりギャンプル・コースにして、しっかり負けて、倍額払ってきました。よかったよかった。『Bar Cane's』には、それだけの価値があります。嬉しそうに倍額払っていくお客さんたちの顔を見ながら、つくづくそう思った夜でした。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2008-02-02 14:27 | diary | Comments(0)