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Sandfish Records Diary

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僕はいいアイディアだと思ってるんだが

 茨城産の野菜が馬鹿みたいに安い。馬鹿みたいにだ。通常価格の1/3以下だろうか。おかげで、たっぷり野菜を採れて僕は助かっているけど、言うまでもなく、ちっともいいことじゃない。

 今回の被災で住む場所を失った人達が、今後どこで暮していくのかは大きな問題だ。そんなとき、友人のミュージシャン=SWAMPSはっとくんが日記で書いていたアイディアに、僕はすごく共感した。僕が住む町には、松下電器の広大な跡地がある。それは僕がバイトに向かう途中にあって、毎週その前を 2年以上も通っているけど、ずっと手つかずのままだ。ここに被災者村を作ろうというのが、はっとくんの考えだ。

 このアイディアがいいのは、被災した人達がバラバラにならないで済むところだ。知らない土地で新しい生活を始めるのに、見知った顔や同じ苦しみをもった人達がそばにいることは、心の大きな支えになるだろう。復興への気持ちも保ちやすいのではないかな。今回の災害ですべてを失い、人によっては借金だけが残って、先行きに希望をもつのはとても難しい状況だと思う。生き残った被災者から自殺する人も出ていると聞く。だからこそ、同じ境遇の人達が近くにいることには、大きな意味があると思う。自分はひとりじゃないんだと思えるはずだから。そこにポジティブなエネルギーが生まれると信じてる。

 そして、海に隣接した町に住む僕らにとっても、津波で被災した人達が近くで暮らしていることは、今のこの気持ちを風化させないために役立つだろう。被災者との交流から、今後すべきことを見つけることができるかもしれない。これも本当に大切なことだと思う。

 はっとくんが、このアイディアを藤沢市宛に提案したところ、安全防災局危機管理部企画調整課長(随分長い肩書きだな)から返答がきたそうだが、その内容は通り一遍の残念なものだった。僕はいいアイディアだと思うんだけどなぁ。2年以上使ってない土地なんだし、なんとかならんもんかね。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-03-31 09:38 | diary | Comments(0)

自衛隊の若者と話した夜

 「バラカン・モーニング」を聴く朝。一昨日、同番組でエドウィナ・ヘイズの“Long Highway”がかかったことを、友人が教えてくれた。あー、聴きたかったなぁ。もしよかったら、誰かリクエストしてくださいな。今度こそ聴くので。

 リクオさんがツアーから一旦帰宅したので、馴染みのバーで飲んだ。日付が変わるくらいの時間だった。ツアーの話を聞いたり、災害の影響についてぽつぽつと話した。この夜、たまたま自衛隊に勤める若者が来ていたので、自然と彼も交えて話をするようになった。彼は宮城沖まで遺体の回収に行ってきたという。ガスで膨れた遺体をひとつひとつ海から上げていく作業は、訓練を積んだ自衛隊の隊員達にも想像以上の精神的ダメージを与えた。長い時間つづけて作業にあたるのは危険という判断から、一旦戻されたのだという。「現実はテレビの報道とは違う」と彼は言った。「地元の人達が、僕らにひどい罵声を浴びせてくる。略奪や強奪、強姦も行われている」と。僕は言葉を失うしかなかった。なぜ僕は「日本人は被災しても秩序正しい」という報道を、こんなにも素直に信じることができたのだろう?もちろん、被災地の人達がみんなそうだというわけではない。ほんの一部だろう。しかし、この未曾有の混乱の中で、そうした悲劇に傷ついている人々を目の当たりにしてきた、彼の言葉は重かった。

 彼はこんなことも言っていた。「東電の下請け会社の人が、原子炉にいるのはおかしい。なぜ今こそ自衛隊に任せてくれないのか。税金をもらっている以上、自分達はいつだって命をかける覚悟はできている」と。リクオさんが「特攻隊になってはいけないと思う」と言った。そうしたヒロイックな幻想は危険だと。僕もそう思う。しかし、彼のような強い意識をもって行動している人達がいるおかげで、僕らの生活は守られ、復興への足がかりが築かれていくのも、また現実なのだ。自衛隊のような強い命令系統が、現地での作業を効率よくこなす上で必要なのも理解できる。もし自分がその場にいたら、僕も彼と同じような気持ちにかられるかもしれない。でも、僕が思うのは、そういう「空気」が危険だということだ。では、彼らがやらずに誰がやるのか?そう自分に問い正したとき僕は語る言葉を失してしまう。

 だから、最終的に僕は「くれぐれも気をつけて」と言うことしかできなかった。自衛隊の彼は、リクオさんの話を聞いて何度もうなずいていた。彼もまた混乱を胸に抱えているのだと思った。当然のことだ。でも、現場の惨状を見てきた彼には、迷っている時間などないのだろう。だから、仲間と士気を上げて、命をかけると口にするのかもしれない。僕はそんな風に感じた。しかし、そうした「空気」はやっぱり危険だと思う。

 ひと通り話し終えてからも、僕はなかなか帰る気分になれなかった。気持ちをクールダウンする必要があった。もう手持ちのお金はなかったので、ツケで飲ませてくれとマスターに頼んだら、リクオさんが僕の追加分を払ってくれた。店を出たのは、午前4時を過ぎていた。町がいつもよりもずっと静かで、まったく無音に思えた。なぜかそんな気がした。

 今朝も「バラカン・モーニング」では、被災を意識した曲が流れ、被災のことを語ったメールが読まれている。先はまだまだ長い。僕らまでがしょぼくれてるわけにはいかない。元気を出していこう。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-03-30 08:46 | diary | Comments(0)

もっとも売れなかった名盤

 リトル・フィートの『Dixie Chicken』を繰り返しかけながら、仕事と家事を順繰りこなしている。慌ただしく時間ばかりが過ぎていくところを、なんとかセカンド・ラインのリズムに合わせていく。タメを効かせて、ずんずんと前に進んで行く。ずんっ♪ずんっ♪

 高校生の頃に読んだロックのディスク・ガイドに、この『Dixie Chicken』も載っていた。そこには「もっとも売れなかった名盤」と書かれていた。もちろん、もっと売れなかった名盤なんて、この世にはいくらでもあるのだが。『Dixie Chicken』を聴くと、今でも僕はその一文を反射的に思い出す。で、その都度「そんなことねーよ」と(これまた反射的に)思うことになる。割とよく聴くアルバムなので、ちょっとめんどくさかったりする。

 なんてことを書いてたら、東北地方に送ったエドウィナ・ヘイズ『コーヒー・タイム』のCDRが今まとめて戻ってきた。ふむ、メール便はまだ届けてくれないんだな。しょうがないな。郵便局へ行ってこよう。

 さてと、今夜は「サンドフィッシュ・カフェ」の放送があります。レディオ湘南の「湘南ミュージック・タウン」(20:30〜22:00)の中で、21時頃から多分15分くらい。いつもの3人で震災の話をしてます。よかったら聴いてください。こちら→link(「レディオ湘南」をクリック)。

 では、郵便局へ行ってきます。今日は割と鼻の通りがいい。花粉もピークを超えたんだろか?そう思いたい。どうかどうか…。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-03-28 15:57 | diary | Comments(0)

うさぎおいしーフランス人

 僕は今、図書館で借りたかるたの本を又貸ししてもらっている。「返却日は今日だからね」というので、「いけねーいけねー」とロギンス&メッシーナを聴きながら読んでみたんだけど、これがすごくくだらない本だった。だって、かますとメロンが平然とおしゃべりをしてたり、ラスコリニコフが普通に市中引き回しの刑になったりするのだ。絵だってひどい脱力ぶりだ(かるたの本なので、やっぱり絵がついている)。でも、こういう本に限って、残りがあと数ページになると「えー、もう終わっちゃうのー。淋しいなぁ」という気持ちがむくむくと湧いてきて、なんだか自分までくだらない人間になってしまったような気分になる。その辺がなかなか難しいところなり。

 えっと、まぁ、くだらない人間なんですけどね。文句あっか。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-03-27 08:02 | diary | Comments(0)

勝手なもんだぜ、メリー・ジェーン

 昨日、アルバイト先に行ってみたら、営業時間が通常通りに戻っていた。短い時間しか働けないことにあんだけ困った気分だったのに、いざ元に戻ってしまうと「嫌だなぁ。俺、働きたくないなぁ」とか思ったりする。勝手なもんだぜ、メリー・ジェーン。でもま、表面的であれ、なんであれ、こうして日常を取り戻すことに、今は意味があるんだと思う。というわけで、今日は夕方までアルバイト。明日は午前中だけアルバイト。だはは。

 今朝は、リサ・ローレンという人の、ちょっとジャジーなビートルズ・カヴァー集を聴いている。先日、都内のお店まわりをしているときに、以前僕が勤めていた鎌倉のインディーズ・レーベルの人と偶然会って、そのときに「今度こういうの出すんだよ」といただいたもの。ビートルズのカヴァー集はこの世にごまんとあるけれど、これは選曲が渋めでアレンジもなかなか面白い。“I'm Happy Just to Dance with You”とか“Here Comes the Sun”とか、素敵なり。

 お店まわりのときは、ついでに気になる新譜を試聴することにしている。今回はあまり時間がなかったんだけど、ルシンダ・ウィリアムスやロビー・ロバートソンの新作は聴いてみた。ルシンダは相変わらず気骨のあるサウンドが素晴らしい。今作ではその重みがより増しているように思えた。この人にして日本盤がリリースされないのだから、まったくどうなってんだと思ってしまう。ロビーの方は、クラプトンが全面的に参加。いくつかの曲で、音数を押さえたいいギターを弾いていた。アルバムとしては、はっとするような新鮮味は感じなかったけど、ロビー・ロバートソンの名前にふさわしいクォリティをもった作品だと思った。まぁ、どちらもさくっと聴いた感想なんで、あまり当てにならないけど。他にもバディ・ミラーのアルバムも駆け足で聴いた。相変わらずの豊潤なルーツ・ミュージック。これは駆け足で聴くような作品じゃないなぁということで、感想は保留。
 タワレコ新宿では、ジョン・スタッダートという人の新作をプッシュしていた。捨て曲なしのスウィート・ソウルで、感心しながら全曲試聴。70年代の薫りがかなり強く、僕は大好きな音けど、絶対この人じゃなきゃという個性までは伝わってこなかった。でも、そこまで求めることもないのかな?いいアルバムなのは間違いないかと。

 おっと、もうこんな時間。アルバイトに出かけないと。あー、めんどくせー。勝手なもんだぜ、メリー・ジェーン。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-03-26 07:46 | diary | Comments(0)

『コーヒー・タイム』は順調なり

 昨日は、久しぶりに都内のお店まわりをした。新星堂アトレ吉祥寺、タワーレコード新宿9F、渋谷3F、秋葉原、山野楽器自由が丘をぐるりと。リリースの翌日に震災があり、満足にフォローできていないエドウィナ・ヘイズ『コーヒー・タイム』だが、それでも、順調に売れているみたいでほっとした。「こういうときにこそ、聴いてほしいですね」と言ってもらえたりして、嬉しかった。

 お店によっては、商品が棚から全部落ちたり、随分大変だったと聞いた。新譜の発売中止や延期が相次いで、客足も減っているとのこと。それでもお店の人達はみんな明るく、「売り物が不足してるから、今がチャンスですよ」なんて言ってくれる。なんだか僕も元気をもらって帰ってきたのだった。

 地元の駅に着いて少しすると計画停電が始まった。停電営業をしているという「海樹」へ立ち寄る。ロウソクが灯った店内はなかなかいい雰囲気。停電中の特別メニューは、ドリンク全品300円、お刺身3点盛り500円など、とてもリーズナブル。友人ミュージシャンによるギターの生演奏もあったり、みんなで停電を楽しんでいるのが頼もしい。予定よりも早く電気が点いたとき、「えー。もう?」といった声が上がるのも愉快だった。

 今日はこれからアルバイト。なんだかバイトばっかりしてる気がするけど、実際に働いてる時間は短い。うまく気持ちを切り替えて、こういうときこそ本業をがんばろう。おー。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-03-25 07:19 | diary | Comments(0)

Life's a Gas

 昨日、エリザベス・テイラーが亡くなった。享年79歳。テレビで「陽の当たる場所」を観たのは、確か高校生になるかならないかの頃だった。あのときのリズはこの世のものとは思えないくらいきれいで、僕は強い衝撃を受けた。20代半ばで出演した「ジャイアンツ」での大人なリズも素敵だった。他にも彼女の主演作はいくつも観たけど、僕がよく覚えているのはこの2本だ。何回も繰り返し観たから、セリフのいくつかは今でもそらで言えたりする。30歳を過ぎたくらいから、すごいおばさんになってっちゃったけど(まぁ、それが悪いわけじゃないんだけど)、若い頃のリズの美しさは永遠だ。どうか安らかに。

 アルバイトからの帰り道、ランニングをしている友人とすれ違った。その数時間後、その友人がビールとカツオとキュウリを持って、僕の部屋に遊びに来た。僕らはいつものように音楽をかけながらビールを飲んだ。ポール・サイモン、ダン・ペンとスプーナー・オールダムのソングブック、ブルース・スプリングスティーン、クロマニヨンズ、スティーブ・ミラー・バンド、そしてT.レックス。好きなロックを聴きながら、震災後に心にたまった毒やガスを吐き出した。ギターを弾いて、悪ノリ気味な歌を作って、げらげらと笑った。たまには不謹慎もいいもんだと思った。友人が帰る頃、外では雨が降り出していた。「泊まってくかい?」と訊くと、友人は「大丈夫です。明日早いから」と言って、雨の中を傘もささずに消えて行った。

 友人が帰ってから、僕はT.レックスを少し大きな音でかけて、エレキギターをちろちろと弾いた。T.レックスの音はチープだけど古くない。それは、この隙間だらけの音像に、マーク・ボランがフレッシュな魂を吹き込んだからだ。ここでは今でも風が吹いている。毒やガスが発生し、風に運ばれて外に出ていく。常に何かが動いている。だから、古くならないのだと思う。

 今日はこれから都内へ。エドウィナ・ヘイズの『コーヒー・タイム』がちゃんと売れてるかどうか、この目で確かめてくる。うー、どきどきするね。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-03-24 10:59 | diary | Comments(0)

僕のコダクローム

 薄曇りの朝。ポール・サイモンのレコードをターンテーブルにのっけた。「僕のコダクローム」。明るく楽しい歌。「あぁ、今の自分はこういう曲を求めてたんだなぁ」と思って聴いている。

 昨日は、停電の中止でアルバイトの勤務時間が延長され、帰宅したのは夜だった。美味しいご飯をいただきつつ、友人からいただいたドクター・ジョンとアラン・トゥーサンの来日公演の映像を観た。ドクター・ジョンはおしゃべりをしながら観て、アラン・トゥーサンは黙ってちゃんと観た。だから、トゥーサンの方が心に残った。その豊かな音楽性にはほとほと感心してしまう。これ生で観たかったなぁ。

 今日のアルバイトは、3時間の予定。また延長されると助かるのだが、さてね。明日は久しぶりに都内のお店をまわろうかと思っている。CD屋さんも時短営業してるらしく。18時くらいで閉店するところが多いみたい。調べてから出かけないと。

 『ミュージック・マガジン』の最新号(2011年4月号)に、エドウィナ・ヘイズ『コーヒー・タイム』のレビューが載った。10点満点中の8点。いい評価だが、ジャケ写がないのがちと淋しい。クロス・レビューに取り上げてもらいたいけど、メジャーじゃないといかんのかな。

 鼻水は相変わらず出つづけている。点鼻薬の使い過ぎで、鼻が馬鹿になっている感じ。しんどいので、今はあまり人に会わず、ひっそりと過ごしている。僕にとって春はそういう季節なのだ。ふひん。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-03-23 08:19 | diary | Comments(0)

「サンドフィッシュ・カフェ」の収録

 昨夜は「レディオ湘南」に「サンドフィッシュ・カフェ」の収録へ出かけた。パーソナリティーのはっとくん、鎌倉小川軒の若旦那=チュウソンと、今回の震災の話をした。いつも楽しみにしている小川軒のお菓子はなし。オンエアする曲もサンドフィッシュのものではなく、もっとふさわしいものを1曲選ばせてもらった。3人がそれぞれ今回の震災から感じていることを、濃密な空気の中で話すことができたと思う。オンエアは来週の月曜日(3/28)の21時頃から。レディオ湘南の「湘南ミュージック・タウン(毎月曜日、20〜22時)」の中で。ぜひ聴いてください。

 そろそろ計画停電がはじまる。今日のアルバイトは、それが終わってから次の停電までの2時間半。せめて出かける頃には、この雨が降り止んでほしい。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-03-22 09:17 | diary | Comments(0)

はりゃま

 雨なり。ということは、ちょこし目や鼻が楽になるんかな?そうだといいな。そろそろアルバイトへ。今日はお昼までの営業なんだそうな。

 バイトの時間が短いのはとても嬉しいのだけど、収入が減るのはとても困る。昨日、今週の稼働時間を渡されたんだけど、1日2〜5時間くらいしか働けないことが判明。はりゃま…。貯金なんてないから、来月の引き落としはどうしましょ?ってな感じだぜ。あうーん。

 まぁ、いいや。なんとかなるだろ。ロックでも聴いて、現実から逃避逃避。

 では、そろそろ出かけます。もちろん歩いて。50分くらいか。ちょろい。新しく買った携帯には万歩計機能がついてるから、いくらか楽しみもある。

 今日もがんばってこう。おりゃ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-03-21 07:33 | diary | Comments(2)