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Sandfish Records Diary

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 今朝、雨戸を開けたら雪が積もっててびっくりした。天気予報で降ると言われてても、ほんとに降ると驚く。そんな場所に僕は住んでいる。みそ汁に火をかけ、焼いておいためざしを温め、冷凍ご飯をチンして食べた。冷えきった部屋に立ちのぼる湯気がなんだかよかった。

 これからアルバイトへ。歩いて30分ちょっとの道のりは、雨よりも雪の方が助かるが、風が強いのは困りもの。でも、いつもと違う風景の中を歩けるのは、やっぱり少し嬉しいもの。クラッシュを聴きながら行こう。

 せっかくの雪景色。ほんとはリビングでレコードを聴きながら過ごしたい。ブルース・コバーンやエディ・モトウのレコードをターンテーブルにのせて、ちゃんとジャケットを飾って、コーヒーをすすりながら。本を読んだり読まなかったりしながら。曇りガラスの向こうで舞う雪をながめながら、好きなレコードを聴くのはどんなに素敵だろう。

 でも、現実は違う。これからアルバイト。転ばないように気をつけよう。おー。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-02-29 07:38 | diary | Comments(0)

新婚旅行

 新婚旅行へ行ってきた。箱根へ1泊2日というささやかなものだけど、これだっていただいたお祝い金がなければ行けなかったわけで、とても感謝している。僕らはつきあい出した頃から生活するのがやっとで、自分達の生活圏から外に出ることはほとんどなかった。これまでで一番の遠出が九段下(日本武道館)。ふたりで電車に乗ったのも数える程度。結婚式は挙げられず、指輪も買えてない。それでも僕らはかまわないと思ってるし、毎日楽しく暮らしている。

 でも、こうして近場への1泊旅行ながら出かけてみると、それはやはり新鮮で、心ときめくものがあった。予算の範囲内で(ふたりで5万円程度)、いつもよりも財布の紐をゆるめて、いつもなら行かないような場所へ出かけ、いつもとは違うタイプの店に入った。広いホテルの部屋でくつろぎ、温泉にのんびりとつかり、御飯をお腹いっぱい食べた。気づかないうちに張りつめていた部分が、自然とほぐれていくような気がした。

 またいつか、どこかへ出かけたい。今度は自分達でお金を貯めて、箱根でも他の場所でもいいから、ふたりでまた出かけられたらいいなと思う。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-02-28 07:33 | diary | Comments(0)

Somewhere in England

 雨の朝にジョージ・ハリスンの『Somewhere in England』を聴く。オリジナル・ヴァージョンの方を。霧雨に煙るような“Hong Kong Blues”をオープナーに据えた、まさに「イギリスのどこか」ヴァージョンを。ジャケットも、ジョージの髪がイングランドの形にデフォルメされた秀逸なもの。この時期ジョージはソングライターとして何度目かのピークを迎えており、“Lay His Head”や“Sat Siging”といった名曲を収録。ジョージの最高傑作とも言える内容に仕上がっていた。それをレコード会社は「売れそうにないから」という理由でリリースを拒否。「もっと売れそうな曲を入れてよ」と曲の差し替えをジョージに要求した。まったく何考えてんだろね。ジョージがこんなすげーアルバムを作ったんだぞ。売れなくったっていいーじゃねーか。ばーろー。こうして名作は改作され、名曲はことごとくはずされた。幸い、差し替えられた曲もよかったからいいけど、アルバムとしてのクォリティはこっちの方が数段上だと思う。

 この話になると、どうしても恨み節になるな。まぁ、いいや。とにかく、『Somewhere in England』が大好きだ。1番好きなジョージのアルバムかもしれない。それくらい大好きだ。

 昨日は晩ご飯を食べた後に、ギターでジョージの歌を弾いたら、びっくりするくらいコードを忘れてて、軽くめまいがした。楽器は一にも二にも練習なんだと思う。それができないから、こんなことになるんだと思う。反省。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2012-02-25 07:28 | diary | Comments(0)

Happy Birthday, George!

 Happy Birthday, George! というわけで、今年もジョージ・ハリスンの誕生日がやってきた。だから、当たり前のようにジョージの歌をかけてお祝い中。

 この2年ほどは、新年の抱負に「ギターを上手になること」と言ってるんだけど、実際はほとんど弾いてない。レコードもじっくり聴きたいし、本もゆっくり読みたいし、ギターも落ち着いて弾きたいけど、なかなかかつてのようにはそういう時間をもつことができないでいる。でも、たまにギターを抱えるとジョージの曲を弾く。“Give Me Love”や“I Want to Tell You”とかを。いつまでたってもへたくそなんだけど。

 ジョージの歌から学ぶことは多い。ジョージが音楽に込めようとした深み。真実から安らぎを得ようとした心。今が苦しい時代だからこそ、ジョージの音楽がもつ変わらない優しさ、静かな勇気が、より一層大きな意味をもつようになったのだと思う。

 だから、せめて今日くらいは、ジョージの曲をじっくりと弾いていたい。コードを鳴らし、口ずさみ、そこに込められた深みを感じたい。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-02-24 07:35 | diary | Comments(0)

Whisky

 馴染みのバーのマスターに子供が産まれた。嬉しかったから、お祝い気分で店に顔を出した。「1杯おごりに来たよ。いつもよりいいお酒で乾杯しようよ」。マスターが選んだのは、山崎のシングル・モルトだった。なんでも、シングル・モルトというのは、ひとつの蒸留所で作られたモルト・ウイスキーのことなのだそうで、つまり、同じ蒸留所のものであれば、別々の樽で寝かせたウイスキーをブレンドしても、それはシングル・モルトということになる。「でも、これはひとつの樽から作った酒なんです」とマスターは言った。僕はボトルを手にとってみた。ラベルには確かに樽の番号と、これが468本のうちの385本目であるという手書きのナンバリングがあった。「ほぉー、なんかいい酒って感じだね」。僕は素直に感心した。なめてみるとそれは、なめらかな味のするとても美味しいウイスキーだった。

 店内ではクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングの『デジャ・ヴ』が流れていた。お産のときに奥さんが分娩室で流してたのだという。それからマスターは、僕の知らないウイスキーの面白い話をいくつかしてくれた。マッカランはあるときからシェリー樽をやめてバーボン樽を使うようになった。だから、昔と今とでは別物なんだ…とか、大きな酒造メーカーと小さな蒸留所というのは、音楽業界で言うところのメジャーとインディーズの役割に似ているかもしれないとか、まぁいろいろ。こんな話をされると、他のお酒も呑みたくなって困る。僕は我慢せずに「今度は別のが呑みたいな」と言った。出てきたのは、シェリー樽で寝かせた昔のマッカランだった。

 BGMが男性のソウル・シンガーに変わった。「ジョージ・ジャクソン?」、そう訊ねると、マスターがジャケットを見せてくれた。最近発売されたフェイム録音の未発表曲集で、僕も先日タワーレコードで試聴してすごく気に入った1枚だった。「いつか貸してくれないか」と頼んだら、「はい」とそのまま手渡された。どうもありがとう。藤沢駅北口にある「バー・ケインズ」のマスターは、やっぱりいい男だ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-02-23 17:51 | diary | Comments(0)

23時半のカレーライス

 只今、友達が絶賛お産中(とのこと)。がんばれがんばれ。

 昨日は昼飯に居酒屋の日替わりランチを食べた。大盛り無料とあったので遠慮なく「大盛り!」と言ったところ、ほんとに大盛りで、そのため夜になっても少しも腹が減らず、連日の呑み疲れもあってか、結局この日はけっこうごろごろとした時間を過ごした。今週末に箱根へ1泊旅行(新婚旅行)に行く予定なので、買ったばかりの小さなガイドブックを、ソファーに横たわったままぱらぱらと捲り、あれこれと語らう。フリッパーズ・ギターの『カメラ・トーク』をカセットテープで聴く。なんとなく小腹が減ってきたのが23時半。カレーライスを小盛りで、ビールとマカサラ付でいただく。これくらいの時間にカレーを食べるというのは、なんだか心躍るものがあった。で、食べ終わったら、ずるずると眠くなってったと。ビバ、自堕落。

 おそらく、友達は今も絶賛お産中。がんばれがんばれ。いい子を産んでね。祈ってるよ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-02-21 07:27 | diary | Comments(0)

ブリを喰らう

 のそっと起きて、すごすご過ごし、バリカンで頭を刈った日曜日の午前中。午後になって外に出てみると、春のようなぽかぽか陽気。思わずその場でぼんやりたたずんでしまうほどだった。僕は花粉症だから、こんな風に無防備で外にいられるのもあとわずか。貴重な時間なのだ。ドラッグストアでクッキーを買い、居間のソファーに座って、コーヒーと一緒に食べた。ポール・マッカートニーの新作をターンテーブルにのせ、図書館で借りた宮部みゆきの小説を読んだ。それから、レンタルビデオ屋で借りた『トイレット』を観た。僕はもたいまさこが好きだったりする。

 夜は馴染みのお店で「ブリ祭り」。ブリ大根、ブリしゃぶ、刺身、ブリカマ、ハラス焼き、フライ、酢の物、その他臓物あれこれ。でっかいブリを1本買って、店主が匠の技で解体し、それをみんなで喰らいつくす。嗚呼、なんて素晴らしいんだ。ブリよ、幸せをありがとう。僕らは命をいただくことでしか生きていけない。だからこそ、謙虚でありたいと思った。

 さて、今日もいい天気。昨夜は駅に自転車を置いて帰ったので、散歩がてら取りにいこう。無防備に外へ出られるのもあとわずかだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-02-20 10:43 | diary | Comments(0)

78回転の「トゥッティ・フルッティ」

 昨日、友達の家へ遊びに行くと、探偵がソファーに座っていた。本物の探偵に会うのは初めてだった。「どちらにお住まいなんですか?」と訊ねると、同じ町内だったので驚いた。そんな身近に探偵がいるなんて、僕はこれまで考えたこともなかった。「けっこう変装が得意なんですよ」とその探偵の隣に座っていた奥さんが教えてくれた。僕は感心し、「さすが探偵ですね」と言ってビールをかざした。彼もにっこり笑って、ビールの入ったグラスを僕に向けてかざした。僕はそんな彼を見ながら、「きっと探偵は酒を飲んでも酔っぱらっちゃいけないんだろうな。大変だな」と思った。

 それから、僕は馴染みのバーへ向かった。店内では芳醇なルイジアナの音楽が流れており、ひとりの男がたくさんのSP盤をスピンさせていた。それらは78回転のターンテーブルの上で、僕が見慣れているよりずっと速いスピードで回っていた。「45回転とは違いますね。目が回りそうだ」と僕が感心していると、「すぐに慣れますよ」とその男は言った。僕はカウンターに戻り、隣に居合わせた地元のミュージックマスターに質問をした。

 MIYAI:「SP盤ってなにでできてるんですか?」
 ミュージックマスター:「シェラックだよ。」
 MIYAI:「いつ頃までSP盤が主流だったんですか?」
 ミュージックマスター:「1957年とか1958年とか、その辺じゃないかな」
 MIYAI:「え?じゃ、デビューした頃のエルヴィスは主にSP盤で聴かれてたんですか?」
 ミュージックマスター:「そういうことになるね」
 MIYAI:「ドーナツ盤じゃなくて?あの「ハートブレイク・ホテル」が?」
 ミュージックマスター:「そうだね」
 MIYAI:「どうしてヴィニール盤に駆逐されたんですか?」
 ミュージックマスター:「割れやすかったからね。取扱いにくかったのかも」
 MIYAI:「ほぉー。」

 リトル・リチャードの「トゥッティ・フルッティ」が聞こえてきた。最高のロックン・ロール。DJの男がマイクに向かって「これがオリジナルです」と言った。うーん、そうだったのかぁ。エルヴィスもリトル・リチャードもチャック・ベリーも、最初はみんな78回転だったんだね。なんか大昔の話みたいだ。すげー。

 そんなこんなで時間は流れ、帰宅したのは午前4時だった。ディープな夜をありがとう。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-02-19 12:37 | diary | Comments(0)

太陽の光はありがたい

 雨戸を開けたら素晴らしい青空が広がっていた。なんだか久しぶり。なんだかなんだか。今後の予定を書き出してみたら、週末の予定が詰まりつつあった。花粉もそろそろ飛び始めた。でも、鼻はまだ詰まってない。昨夜テレビで『アバター』がやっていたので観た。僕は花粉の季節になると、ときにアバターみたいな顔になるので、彼らには妙な親近感をもった。タイムリーなオンエアだったな。

 今朝もフー・ファイターズを聴いている。お財布事情でライヴは行けないけど、東京公演の日は、なぜか予定を開けてたりする。呑みに誘われても「あ、その日は夜だめかも」とか言って断ったし。うーん、無意味だぜ。

 さて、ストレッチをしたらアルバイトへ行こう。今日みたいに気持ち良く晴れてくれると、僕も心軽く出かけられる。太陽の光はありがたい。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-02-18 07:49 | diary | Comments(0)

おばちゃん

 正月過ぎた頃にいただいたお餅を今頃食べた。美味い。やけに美味い。あんまり美味かったので5つ食べた。くるひぃ。

 ロジャー・ダルトリーのソロ来日が決まって、「観に行きたいなぁ」とずっと思っているのだけど、最近はフー・ファイターズの方が観たくなってきてて、「でも、千葉は遠いよなぁ(後注:横浜だそうです。勘違い)」などと思っていたら、東京の追加公演が決まったことを知る。

 むーん。むーん。むーん。ロジャーより安いのね。むーん。

 「さて、どうしたものか?」とお財布を覗き込んでみる。・・・ははは。

 三崎千恵子が2月13日の晩に亡くなった。寅さんのおばちゃん役で知られる女優さんだ。映画『男はつらいよ』のシリーズ48作すべてに出演しているので、そう思うと僕は彼女の出演作を少なくとも48作品は観ていることになる。やさしくて涙もろくてどこか抜けてて、そんなおばちゃんがずっと大好きだった。寅さん、タコ社長、3人のおいちゃん、御前様、そしておばちゃん、シリーズのレギュラー陣がひとりひとりこの世を去っていく。でも、『男はつらいよ』が今もその魅力を失うことはない。というのも、この映画には、僕らがいつしか失い、取り戻す術もないまま、もがくようにしてさがし求めている何かが、ごく当たり前のように詰まっているからだ。だから、僕は『男はつらいよ』を繰り返し観る。おばちゃんとのつきあいは、まだまだつづくのだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-02-16 10:13 | diary | Comments(0)