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Sandfish Records Diary

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闘いの図式

 はてさて、今日で5月も終わりなんだそうで。梅雨が近づいてる感じもしてきてるし。「いやはや、まいったね。だはは」。…と、そんなことを思いながら、昨夜はキンクスのレコードをとっかえひっかえターンテーブルにのっけて遊んだ。別にぼやくわけでもなく、諦観するでもなく、ただどっちかずに自嘲してるような気分のとき、なんでかキンクスの歌というのは沁みたりする。理解してもらえたような気がする。で、「よし、もうちょっとだけつっぱってこう」と勇気をもらえたりする。ザッツ・ロックン・ロール。つくづく偉大な音楽だと思う。

 レイ・デイヴィスがそうであるように、僕の中にもいろんな闘いが存在する。リッチとプアー、真実と建前、勇気と怯え、継続と断念、希望と不安、光と闇、可能性と袋小路、ビールと発砲酒、和食と洋食、靴とビーサン、現金と借金、ビートルズとストーンズ、…うーんと、えとせとらえとせとら。これらの間を僕は行ったり来たりしてる。どっちかだけなんてあり得ない。曖昧なのだ。

 こうした闘いの図式は、年齢を重ねるにつれ増えてるような気がするんだけど、もっと歳をとったら徐々に減っていくのかな。まぁ、いいや。5月の売上げはぱっとしなかった。6月は良くなりますように。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-05-31 10:39 | diary | Comments(0)

ゾウアザラシ

 いつ頃からか、テレビで野生動物の番組がやってると、つい観てしまうようになった。1年ほど前に液晶テレビを購入し、ネイチャー番組の映像がきれいに見れるようになったことが、きっかけだったような気がする。

 最近面白かったのは、ゾウアザラシの番組。ゾウアザラシってオスだと最大で5メートル/3トンにもなるんそうな。メスはせいぜい2メートル程度で、オスとメスの体格差がもっとも大きい哺乳類らしい。んなもんで、オス同士が「どすん!どすん!」と体当たりする決闘は相当迫力がある。その決闘に勝ったオスは自分の縄張りを持ち、複数のメスをはべらすことができる。その縄張りのことをハーレムと言うんだそうな(NYのハーレムの語源かどうかは不明)。ハーレムを作れなかった「あぶれオス」達は、ハーレムのまわりをとり囲み、縄張りの主の目を盗んでは、虎視眈々とメスに手を出そうとする。しかし、そんなこそ泥行為が発覚するや、主は「ふごぉ〜〜〜!」と恐ろしい雄叫びをあげて威嚇。あぶれオス、びびって逃げる。そんなことを日々延々と繰り返しながら暮らしているんだそうな。大変なような、平和なような。

 そんなこともあり、僕はすっかりゾウアザラシが好きになってしまった。いつか彼らの大繁殖地であるバルデス半島へ行ってみたい。で、あぶれオス達と一緒にハーレムのまわりを取り囲んでみたい。オスはそれくらいシンプルな方がいいのだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-05-30 07:30 | diary | Comments(0)

Americana

 不況により今日はアルバイトを2時間カットされた。これで2,200円ほど収入は減るが、おかけで朝の散歩とニール・ヤング&ザ・クレイジー・ホースの新作(こちら→link)を楽しむことができている。このまま収入が減るのは困るが、のんびりした朝を過ごせるのは大変好ましい。

 結論:お金と稼ぐのと気持ちのいい朝は両立し難い。

 なんとか楽しく稼げないものか?ということで、久しぶりにフリーマーケットに出店することにした。6月17日(日)に鵠沼海岸にてCDとTシャツを販売します。Tシャツは新作を用意できると思います。詳細は後日。晴れたら最高に気持ちいいと思うので、みんなで乾杯しましょう。CDとTシャツは無理に買わなくてもいいですよ。気に入ったらで。

 10年くらい前の渡米で貯まったマイルで、アジアなら2人分の飛行機代が無料になるとわかり「おっ、久しぶりに海外旅行かい?」と思ったのだが、パスポートを更新するのに15,000円くらいかかるとさっき知った。ふむ、ふたりで30,000円か。すんなりとはいかないな。国内でもいいかな。それにしても、マイルってすごいね。10年ほったらかしてたけど、気づいてよかったよ。

 ニール&クレイジー・ホースの『Americana』、相変わらずざっくりしたサウンド。有名なフォークソングを、実にクレイジー・ホース的に、豪快に、大雑把に、味わい深くカヴァーしている。今日みたいな青空の下で聴く気分は、なにものにも代え難い。ビールが呑みたいなぁ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-05-29 09:25 | diary | Comments(0)

The Mother Hips

 久しぶりにマザー・ヒップスの『Kiss the Crystal Flakes』を引っ張り出して聴く。僕が以前勤めていたインディーズ・レーベルからリリースした作品だから、日本でこれを売り込んだのは僕ということになる(営業担当は僕ひとりだった)。

 昨日、懐かしい友達から電話があった。ちょうど最近、共通の友人から彼の近況を聞いたばかりだった。彼は僕がCD屋をやってると勘違いしていて、「実はほしいCDがあるんだけど、仕入れてもらえないかなぁと思って」と言った。僕は自分の仕事がCD屋ではなくインディーズ・レーベルなのだと説明し、「そんなわけで、悪いけど力にはなれないね」と伝えた。「でも、新しい音はいつもさがしてるよ」とつけ加えると、「じゃ、一応名前だけ言っておこうかな」と、彼は気になっているというそのアーティスト名を教えてくれた。聞いた事のない名前だった。それから、僕らは短い世間話をした。彼は今は横浜あたりで酒場をやっているという。「近いうちに呑みに行くよ」と僕が言うと、「朝までやってるよ。定休日は月曜日。今度の土曜日だけは休み」と教えてくれた。久しぶりに話ができて嬉しかった。

 電話を切った後、僕は教えてもらった名前で検索をかけてみた。しかし、そんなアーティストは見つからなかった。「スペルが違うのかな?」といろいろ試しているうち、ふとひらめくものがあって、思いついた名前を打ち込んでみた。ビンゴ。それはティム・ブラムが奥さんと一緒にやってるCDだった。そう、ティム・ブラムはマザー・ヒップスのメンバーなのだ。懐かしい友達が、懐かしい音楽を教えてくれた。そのことがなんだか可笑しくて、ついCDを引っぱり出したのだった。

 骨太なギター・サウンドと爽やかなコーラス・ワークが際立つ伝統的なウエスト・コースト・ロック。『Kiss the Crystal Flakes』は、5年前の春にリリースされた。その数ヶ月後、僕は勤めていたインディーズ・レーベルを辞めて、秋にサンドフィッシュ・レコードを始めた。あの頃とは自分を取り巻く状況も大分変わったが、マザー・ヒップスの音楽はあの頃と変わらず新鮮なままだ。あれからまだ5年なのだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-05-28 11:59 | diary | Comments(0)

逡巡の末

 ずっとオファーを出すか悩んでいた作品を、最後の最後でオファーしないことに決めた。音楽的なクォリティとは別の複雑な事情があって、僕がそのことをうまく受け止めることができなかったというのが、本当の理由だと言わざるを得ない。僕自身、その作品を個人で楽しむのはまったく問題がない。だから、CDを買ってくれる人達にとっても、おそらくなにも問題はないのだろう。しかし、仕事として関わっていくとなったとき、僕は躊躇した。万が一、この判断に差別的な要素があるとしたら、僕は自分の未熟さをただただ恥じるばかりだ。

 僕はそのアーティストの勇気ある生き方や覚悟に、ある種の尊敬の念を抱いている。しかし、おそらく理解がまだ足りないのだろう。感情をうまく馴染ませることができなかった。誰にオファーを出すかは僕の自由だし、こんな風に思うこと自体、考え過ぎなのかもしれない。あるいは、もっと気軽にオファーを出せばいいのかもしれない。でも、いろいろ考えてしまうのも、それはそれで仕方のないことなのだ。

 というわけで、音さがしも一から出直し。今回の経験を糧にして、もっといい作品と巡り会えますように。夏には素晴らしい音楽を届けることができますように。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-05-26 07:11 | diary | Comments(0)

よく晴れた木曜日に

 昨日は鎌倉の小川軒にて「サンドフィッシュ・カフェ」の収録。とても天気がよかったので、家から海沿いを歩いて行く事にした。静かな海を眺めながら、クラッシュとブルース・スプリングスティーンを聴く。無駄にエキサイト。パーカーを1枚羽織ってるのが暑いくらいの陽気で、着いた頃にはしっかりと汗をかいていた。タオルでがしがしと顔を拭いてから収録開始。この日は、パーソナリティのはっとくんが急遽欠席となり、鎌倉小川軒の若旦那=チュウソンとたどたどしくおしゃべり。最近亡くなったアーティスト達を追悼しながらの音楽談義となった。放送は今度の月曜日の21時頃です(レディオ湘南「湘南ミュージック・タウン」内)。よかったら聴いてください。

 午後は買物へ。半額以下で売られていたジーンズなどを購入する。自分の服を買うなんて本当に久しぶりで、ちょっとわくわくした。店舗をあちこち歩きまわり、ついでに最寄り駅まで歩いて、馴染みの隠れ処「海樹」で喉を潤した。携帯の万歩計を見ると25,000歩くらいだった。秘かな充実感。単純だなと思った。

 帰宅してからは、71歳の誕生日を迎えたボブ・ディランの歌を聴いた。ディランの歌にはたくさんの気づきがある。そして、いつも勇気を与えてくれる。昨夜もそうだった。僕は感謝と尊敬の気持ちを胸に、少しづつ酔っぱらっていったのだった。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-05-25 07:21 | diary | Comments(0)

夏には

 朝から新しい音さがし中。紹介してもらった作品を聴いている。1曲1曲がちょっと長いけど、独自の世界観をもってるし、サウンドもいい。先日届いた作品は、フレッシュだけどサウンドが弱かった。例え好感がもてても、すべての要素をある程度はクリアしてないと、こちらも出せないので、難しいところだ。ずっとリリースするか悩んでいる作品もあって、これはクォリティ的にまったく申し分ない。昨夜も聴いてみてそう思った。僕の考え過ぎだったのかもしれないな。

 いつまでCDをリリースしつづけることができるのか、たまに考えることがある。この10年ほどで音楽業界のCD売上は半分以下に減少している。市場規模が半分以下になったわけで、これまでと同じやり方ではやってけないことくらい、普通に考えればわかる。かといって、新しいやり方が簡単に見つかるわけでもないから、今は身の丈にあった仕事をしていくしかないのだけど、それさえ許されない状況は確実に近づいていると思う。だからこそ、いい作品をラインナップしつづけることが大切なのだと思っている。そんなもんで、つい考え過ぎてしまうのかもしれない。

 なんであれ、夏には新譜を1枚リリースするので、どうぞよろしく。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-05-23 07:36 | diary | Comments(0)

さてと、週明け

 今朝は金環日食。眠い目をこすりつつ、雲の向こう側にあるきれいなリングを見ることができた。

 週末は、土曜日にマンスリーDJイベント「Voices Inside」@バー・ケンズ。テーマは「トレイン・ソング」で、汽車にまつわりいろんな歌を聴けた。僕もカントリー寄りな曲を中心にちょっとまわした。“Freight Train”とか、そういったやつだ。みんなは興味なさそうだったけど。この日は、いつもより激しめな夜だったが、ま、そんな土曜日もある。午前4時頃までだらだらっと呑み、40分歩いて帰宅した頃、外はもう明るかった。

 日曜日は、「アジ祭」@海樹。ワークショップ風に、自分でアジをさばいてお刺身にする。天麩羅にする。にぎり寿司にする。ビールをつぐ。日本酒をいただく。えとせとらえとせとら。3枚おろしとか、もう少し上手にできると思ったんだけどなぁ。お刺身の切り方を教えてもらえて嬉しかった。これまでは自分でやるとただのブツ切りになっていたが、これからは多少見栄えのいいのが作れそう。今日のお昼に早速やってみよう。

 ニューリリース用の候補CDが届く。内容はともかく、パッケージがちゃちでびっくりした。もうパッケージにお金をかけてられないのかもしれないけど、むーん…。音の方はなかなかいい感じ。繰り返し聴いてから判断しようと思う。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-05-21 09:28 | diary | Comments(0)

Autum of '85

 雲ひとつないすごい青空。清々しい。シャワーを浴びて、体重を計って、開き直って、ミルク・コーヒーをすすりながらチョコ・クッキーをひとかじり。美味い。ラジオからはブライアン・アダムスの“Summer of '69”。いい気分だ。

 1985年11月1日、僕は友達2人と一緒に日本武道館にブライアン・アダムスのライヴを観に行っている。最初は1公演のみの発表だったが、その後に“Heaven”が全米ナンバーワンを獲得。数回の追加公演が決まって、僕らの行く日が最終公演となった。まだそれほど寒くない秋の真っ直中、気の合う友達とライヴへ出かけるのは、それだけでわくわくしたものだった。

 武道館の後ろから5列目、ステージの真横から観た。客席の半分以上は女の子だった。ライヴは『Cuts Like a Knife』の1曲目“The Only One”から始まった。大ヒット中のアルバム『Reckless』よりも、僕はこっちの方が瑞々しくて好きだったので嬉しかった。このアルバムからは、大好きな“The Best Was Yet to Come”も演ってくれた。ブルーの照明がきれいだったのを覚えている。とてもブライアン・アダムスらしいまっすぐなライヴで、清々しく、今思うと少しばかり気恥ずかしかったりもする。あの頃ブライアンは25才で、僕は15才だった。懐かしいな。

 今もたまに、気軽な感じで、彼の歌を聴く。もう随分前のレコードだけど、まっすぐな歌声は瑞々しさを失っていない。それはきっと曲がいいからだと思う。当時、リッチー・ブラックモアがこんなことを言ってたのを思い出す。「ブライアン・アダムスは才能がある。もっと評価されていい」。こういうのは、なんていうか、面白いよね。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-05-19 07:13 | diary | Comments(2)

夢の人

 ひきつづきパソコンの環境を整え中。昨日はメールにちょいとトラブルがあったものの、これまた友人の知恵を拝借して無事解決。ありがとう。今朝はヤフオクでイラストレーターを物色中。うーん、高いな。でもま、しょうがないよな。頑張って稼ごう。

 昨日アルバイト代が入ったのだけど、これまでの最安値を見事に更新。で、そんな日に2時間の早あがりを言い渡されたりと、バイト先なかなか大変そうなご様子。「やれやれ」とつぶやきながら、雨の中を傘さして帰ってきたんだけど、心は早く帰れて嬉しいのだった。やれやれ。

 メールトラブルの対処中、大学時代の友人が「海樹」に来てるとの連絡があり、かなりびっくりした。たまたま知り合いの人に連れられたらしいのだが、「海樹」のトイレのサンドフィッシュ応援コーナーを見て、激しくびっくりしたらしい。そりゃそうだよね。こういうのって面白いな。「今度、ゆっくり飲もうぜ」と約束する。また遊び来いよ。
 
 さて、今日はいい天気。ビートルズを聴いて気持ちもピースフル。ポールが「夢の人」を歌ってる。これはほんとにいい曲だ。無理やりな邦題も嫌いじゃない。ちょっとくすぐったいけど。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-05-16 07:15 | diary | Comments(0)