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Sandfish Records Diary

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センチメンタル

 今日で8月もおしまい。ひとまず夏のひと区切り。スタン・ゲッツのレコードをターンテーブルにのっけてみた。軽やかでどこまでも飛翔していくような演奏を聴きながら、晴れ渡った夏空を眺めるのは、少しばかりセンチメンタルだったりもする。

 レーベル業とアルバイトで貧乏&暇なしな僕ではあるが、この夏はレーベル業が座礁気味だったせいか、振り返るとよく遊んだなぁという印象。どこかへ出かけたというわけではなくて、7月と8月の2ヶ月で電車に乗ったのはわずか3回(店まわり・法事・野球観戦)。つまり、あとはずっと地元にいたことになる。イベントやライブに顔を出したり、海水浴をしたり、温泉施設に行ったり、本を何冊か読んだり、スイカを食べたり、新子にありつけたり、毎日のようにレコードを聴いたり、毎日のようにお酒を呑んだりして、それなりに僕なりに、時間は夏らしく過ぎていったのだった。

 ・・・と、地元なんて言ってるけど、この町に住み着いて15年程度。果たして地元と呼んでいいものやら。まぁ、追々ね。音さがしと平行して家さがしもつづけましょう。

 今夜は友達が遊びに来るというので、一緒に「ジャージー・ガール」を聴いたり、昨年からずっと押入れに閉まったままの花火でもしようかな・・・なんてことを考えるのも、少しばかりセンチメンタルなんだろか。そんな2013年8月最後の朝。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-08-31 07:47 | diary | Comments(0)

時の流れに

 ロン・セクスミスの歌。淹れ立てのコーヒー。好天。そよぐ風。虫の音。でも、穏やかな朝を迎えることができたのは、昨夜早く寝たからだと思う。

 親父とお袋に会ってきた。先日、法事で会ったばかりだけど、最近は会うといえば法事ばかりで、それもどうかと思い、電車に乗って2人が住む町まで出かけたのだった。昨日も昼間は暑かった。僕らはランチが充実したお寿司屋さんでお昼を食べた後、激安スーパーで買い物をし、あとはお茶やビールを呑みながら部屋で話をした。親父がまとめたアルバムを眺めたり、最近あったことや見聞きしたことを報告し合ったりした。「自分達がふたりとも70代だなんてねぇ。10年先はどうなっているのかしら。10年前はそんなこと考えもしなかった」とお袋が言った。10年前、親父もお袋も60代で孫達も小さかった。僕は30代で独身で、安定した生活なんて興味もなかった。ほんと10年後はどうなっているんだろうね。「10年後はさすがに生活が一変してるだろうなぁ」と親父は言った。そうかもしれないね。生きるってそういうことなんだろうな。でも、きっと大丈夫だよ。なるべく悲しい思いをしないように。できれば穏やかな気持ちでいられるように。そして、ときどき楽しいことがありますように。

 昨日はポール・マッカートニーの新曲「NEW」が発表されたので、帰宅してから繰り返し聴いた。ポールらしい楽しくなるような3分間のポップ・ソングだった。そういえば、ポールとお袋は同い年だ。今度ふたりにもこの曲を聴かせてあげよう。

 前の晩あまり寝られなかったので、僕は少し疲れていた。だから、仕事もそこそこに、食事もそこそこに、僕は寝てしまった。こんなことも10年前にはなかった。でも、気にするなよ。時間の流れは残酷なものじゃない。受け入れていくものだ。コンディションを整えて、やりたいことをつづけよう。
 
 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-08-30 07:19 | diary | Comments(0)

午前5時30分の景色

 朝晩が涼しくなってきた。トンボの群れも見られるようになった。でも、昼間はまだ夏の陽射し。季節が行ったり来たりしながら、移ろいでゆく。

 今朝はちょいと早起きし、自転車でいつものサイクリング・ロードを終点まで走った。全長7.8キロ。往復だから15.6キロ。走行時間約60分。朝の運動にはちょうどいい。行きは太陽を背に、帰りは太陽に向かって。陽はどんどん高くなり、薄かった空の青さが濃くなっていく。それに合わせて海の色も変化していった。静かな凪ぎの海だった。午前5時30分、サイクリング・ロードには思っていたよりたくさんの人がいた。ウォーキングやランニング。犬を連れたおじさんが、沖に浮かぶ何艘もの漁船を眺めていた。砂浜では釣り人が竿を出していた。サーファーの姿もちらほら見かけた。よくわからない学生のグループが、寄り集ってどんよりとした時間を過ごしていた。自転車のペダルは快調にまわった。風もなく気持ちのいい朝だった。終点に着くと、1匹の猫が朝陽を浴びて座っていた。僕が近づいても、その猫は動こうとはしなかった。

 部屋のカーテンが風に揺れている。古いロックのレコードがまわっている。少ししたら、電車で1時間ほどのところに住んでいる両親に会いに行こう。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-08-29 09:30 | diary | Comments(0)

1985

 日曜日、高校時代の友人が遊びに来てくれた。6月生まれの彼の遅れに遅れた誕生日のお祝いだった。僕らは1985年に知り合ったので、今回はそれをテーマにCDRを作成。「今日はこんな感じでいこうと思うんだ」とおもむろにプレイ・ボタンを押したところ、「テーマは1985年かい?」と1曲目で言われた。すげぇ。

 1985年のヒット曲には明るさがあり、今よりも不安の少なかった時代を思わせた。いつの間にか28年がたっていた。ものすごーく細かった彼の体型は大分ふっくらとし、誇っていた大食いもいたって普通になっていた。でも、今も濃い味を好み、魚より肉が好きだと言った。

 1985年、僕らは別々の中学校を卒業し、同じ高校へ入学した。それはひとつのターニング・ポイントを意味していた。そんなことを友人が言った。僕にとってもそうだった。僕らは足並みを揃えるようにして偏屈になっていった。

 今となれば、彼が僕の一番古い友人だ。彼よりも前に知り合って、今もつきあいがある友人はいない。すべての事象が移ろいゆく中で、なぜ彼とは友達でいつづけることができたのか?理由なんてわかるはずもないけど、そうであってよかったなと思う。
 
 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-08-28 06:54 | diary | Comments(0)

悲しい夜は自由になれる

 関西からシンガーソングライターのAZUMIさんがやって来て、馴染みのバー「ケインズ」でライヴをやった。このライヴを企画したヤクの歌もよかったし、ビトちゃんもさすがのパフォーマンスだったけど、正直な気持ちを書くと、AZUMIさんはあらゆる面で格が違っていた。ギターの腕前や歌の表現力はもちろんだが、多分僕が言いたいのはそういうことじゃない。AZUMIさんの音楽は、AZUMIさんの人生が元手になっている。その鮮やかさ。どぎつさ。優しさ。悲しさ。過ごしてきたであろう時間の重さ。深さ。多分、僕が言いたいのはそういうことだ。

 昨夜、AZUMIさんはこんなことを歌っていた。「人間ね、行くとこまで行かんとあかんのですわ。行くとこまで行ったらね、なんでも解決しますから。あんまり悲しいことやつらいことがつづき過ぎると、体がふーっと楽になるときがあるんですわ。悲しい夜は自由になれる。俺は俺だけを見つめてればいい」。

 悲しい夜は自由になれる。

 こんな僕でさえ、そんな風に思ったことはある。あの感覚を想い出すとき、切ないながらもどこか心地良いのは、きっと僕は僕でこれまでなんとか生きてきたんだなと、そんな風に思えるからだろう。そんな夜は、確かに自分のことだけを見つめていればいいのだ。

 僕はカウンターにもたれながらAZUMIさんの歌を聴いていた。時折、焼酎をすすりながら聴いた。心の襞にAZUMIさんの人生が沁みこんできて、気がついたら身を乗り出して観ていた。目を閉じて聴いていた。「ケインズ」が拍手に包まれた。目を開けると、AZUMIさんがヴァン・モリソンのように何度も足を振り上げていた。AZUMI、ワン・モア・タイム。かっこ悪いのがかっこいい。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-08-25 09:39 | diary | Comments(0)

夜、朝、夜、そして今朝

 昨日、僕は寝坊した。ベッドの上で目が覚めたとき、携帯電話の時刻は「8時31分」を示していた。そして、出かけようと玄関を開けたとき、ちょうど「8時36分」になるところだった。ということは、起きてから5分後には自転車をこいでいたことになる。なんだ。やればできるじゃないか。

 教訓:迷わず行けよ。行けば間に合うさ。

 なんで寝坊したかといえば、それは夜更かしをしたからだ。前日、素晴らしいパーカッショニストの永原元ちゃんが、湯川トーベンさんと地元のバーでライヴをやるというので足を運んだ。オープニングは、一緒にラジオをやらせてもらっているはっとくんだった。行ってみると、久しぶりに会う人達やら、音楽関係の友達やら、よくお見かけする人達やら、いろいろ来てて、ついつい盛り上がってしまい、「じゃ、行きましょうか!」と場所を変えたりしてたら、夜は随分と更けていたのだった。

 ライヴはとても楽しかった。元ちゃんが昨年リリースしたCDからの曲を生で聴けたのは嬉しかったし、トーベンさんのグッド・ロッキンな佇まいも素敵だった。ゲストのディジュリドゥ奏者はアボリジニで、彼らの民族で歌い継がれている歌を3人でやったりもした。元ちゃんのパーカッションは突出して素晴らしかった。パワフルなのに、叩かない間をちゃんともっていて、ここぞという時の出音がとにかくいいのだ。年間200本以上のライブをこなしているそうで、「まだ足りない」と本人は言ってたけど、その経験値に見合うだけの説得力ある演奏だった。そんなライブを観た後だから、盛り上がっちゃうのも、まぁ、仕方がないのだ。

 ・・・と、そんなこんなで寝坊したわけだけど、どうにかアルバイトには間に合って、いつもより3割増しくらいに疲れた気分で帰宅したら、馴染みの店に新子が入ったことを知り、そそくさと出かけて行った。今年最初の(そして、おそらく最後の)新子。薄じめの切り身(ひとつはそのまま。もうひとつはガリを挟んだもの)と握り寿司。大変おいしゅうございました。

 で、今は落ち着いた朝。ボブ・ディランの歌を聴きながら、コーヒーが飲んでいる。やっぱり朝はこれくらいの余裕がほしいものなり。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2013-08-24 07:22 | diary | Comments(0)

回転数

 最近買った1枚のレコード。「いいなぁ。さすが名盤だなぁ」といたく気に入り、何度か繰り返し聴いた。そして、他のレコードにかえたとき、回転数を間違えていたことに気がついた。どうやら33回転のレコードを45回転で聴いていたらしい。あぁ、どうりで演奏が速いと思った。でも、とてもよかったんですよ。

 結論:名盤は回転数を間違えても名盤。

 で、正しい回転数で聴いたら20倍は良くなった(当たり前だ)。えっと、さすがに何のレコードかは恥ずかしくて書けません。詮索もしないでください。よろしく哀愁。

 報告:こんな僕でも音楽レーベル運営してます。押忍。

 ・・・と、ここまで書いてから「33回転とか45回転ってなんのこと?」という方も、けっして少なくないだろうなということに気がついた。説明するのも恥の上塗りなので、もし興味があったら自分で調べてください。

 昨夜は近所の小さな花火大会を見物し、家で冷えたラタトゥーユを食べながら、ローリング・ストーンズの『タトゥー・ユー』を聴いた。ラタトゥーユと『タトゥー・ユー』って、よく似てると思いませんか?

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-08-22 08:49 | diary | Comments(0)

コメント・カード

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 テーブルに花が飾られているのは、なんだかいいものだ。きれいだし、華やぐし、周りの空気が柔らかくなった気がする。花を生けるなんて、まず自分ではやらないことであって、そこがまたいいのだろう。花に心が洗われるようになったのは、ここ数年のことだ。悪くない。キャンディ・ステイトンのベスト盤をかける。窓からはいい風が入ってくる。この季節にしては清々しい朝だ。

 久しぶりにコメント・カードを作って、必要そうなお店に送った。かつては新譜のたびに用意したものだが、実際のところ、こういうのはお店が独自につけたものでないと説得力がない。熱意のこもったコメントは人の興味を惹く。レコード会社が作った規制のコメントなんて、なんとなく白けた感じがして面白くない。でも、ないよりはあった方がいいのだ。だから、かつてはせっせと用意して新譜と一緒に送っていた。でも、こっちで用意しちゃうと、そのまま使われて、お店では作ってくれないことも多かった。この辺の按配がなかなか難しい。で、今回はお店に足を運んでみると、ただ陳列されてるだけの店が多かったので、久しぶりに作ってみたというわけ。まぁ、うちのような手作りレーベルなら、こういうのもアリかな?熱意が伝わって、興味をもってもらえたら嬉しい。

 今夜は江ノ島あたりで小さな花火大会があるそうな(昨日のが順延になったのだとか)。アルバイトが終わったら観に行くか。行くまいか。ちょうど間に合いそうではあるね。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-08-21 07:42 | diary | Comments(0)

転寝

 転寝と書いて「うたたね」と読む。そんな気分の朝。これからきっと僕は井草の上で寝転ぶだろう。でも、スタン・ゲッツのこんこんと泉が湧き出るようなインプロヴィゼーションに心躍らせるくらいの余裕はあったりするので、このまま休日にならないように気をつけよう。
 
 昨夜は、4人の女性によるDJイベントを聴きに馴染みの隠れ処「海樹」へ。DJ全員が揃って今月39歳を迎えることにひっかけての「39 Night(Thank You Night)」。同じような時期に生まれたとはいえ、育った場所の違いか、辿ってきた人生の違いか、セレクトされる曲は四者四様。僕が知ってる曲なんておそらく3割もなかったと思うけど、それがかえって新鮮で面白かった。4人ともDJ経験はほとんどないという話だったが、ソツなくこなしていたし、自分の好きな曲をかけては楽しそうにしている姿は眩しく、いつもの男だらけのDJとはあらゆる面で違うのだった。また、4人の誕生月ということもあってか「海樹」の料理は大盤振る舞い。本格的な舟盛りをはじめ1000円食べ放題とは思えない内容に、僕が浮かれたのは言うまでもない。最後の打ち上げまで居残り、特別に握ってくれた寿司までしっかりといただいたのだった。うしし。

 と、そんなわけで(食い疲れで)、これから転寝(うたたね)。スタン・ゲッツの汲めども尽きぬイマジネーションに夢心地になりながら。動き出すのは午後からにしよう。それまでは、ひとやすみひとやすみ・・・。

 MIYAI

【お詫び】
通販サイト「Sandfish Records Shop」で、5周年TシャツのSサイズが長らく購入できない状態がつづいていたようです(昨日気づきました)。さっき修正したので、今はご購入いただけます。現在の在庫状況ですが、SPヴァージョンがSとM。LPヴァージョンがS、M、L。他のサイズは売切れです。まだ夏はつづきます。Tシャツはいかがでしょ?(ご購入はこちら→link)。
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by sandfish2007 | 2013-08-19 10:26 | diary | Comments(0)

39 Night

 夏はビーチ・ボーイズだ。結局。最終的に。とどのつまり。言うまでもなく。問答無用に。アフターオール。夏といえば、やっぱりビーチ・ボーイズ。今んところの最新作『ザッツ・ホワイ・ゴッド・メイド・ザ・レディオ』を聴けば、そんなことは僕が言わなくたって誰にでもわかっちゃうのだ。

 今朝はハイセンスな冷やし蕎麦を食べて、昼にはシメジ入りの玉子丼を作ろうと思っている。部屋ではビーチ・ボーイズの歌が楽しげに流れている。窓の外には相変わらずの夏空が広がっている。少し遊んで、少し仕事して、日が暮れて夜になったら、だらしない格好で町へ出かけよう。

 僕の友達は概ね男だらけなのだが、中には女の子もいたりする。彼女達は、僕がそうであるように、こことは違う町からやって来た。そして、この町で出会い、友達になったのだ。彼女達にはいくつか共通点があった。性格がいささか個性的で情にほだされやすいこと。お酒と音楽を愛していること。そして、偶然にも同じ年の8月に生まれているということだ。今夜はそんな4人が寄り集まって、ちょっぴり不慣れな手つきでDJをやるんだという。考えてみると、僕は4人の女の子が一緒になってDJをするのを見たことも聴いたこともない。なので、いつもとは少しばかり違う心持ちで遊びに行ってみようと思っている。(※チラシ写真は友人のを勝手に拝借)

 もしよろしければ皆さんもぜひ。今宵「海樹」で会いましょう。1000円食べ放題だとさ。アンビリーバボだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-08-18 10:52 | diary | Comments(0)