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Sandfish Records Diary

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1971年、サンセット・ストリップで

 1971年のサンセット・ストリップにあったタワーレコードの店内の様子を撮影した映像が、フェイスブック上で何人かの友人にシェアされていた。サンセット・ストリップといえば、「ウイスキー・ア・ゴー・ゴー」や「ロキシー」などの有名なライヴ・ハウスがある通りで、いろんな歌の歌詞や映画にも多く出てくるので、耳馴染みはあった。ただ、1971年に既にタワーレコードのようなメガ・ストアがあったというのは、うまく想像できなかった。その頃はアメリカもさすがに小さな町のレコード屋さんが主流だったろうと、勝手に思い込んでいたのだ(実際はそうだったのかもしれないけど)。11分の割と長めの映像だったので、時間のあるときにと思っていて、酔いざめの朝を迎えた今日ようやく見た(映像はこちら→link)。

 広い店内。長髪の男がダンボールの空箱を重ねて通路を歩いていく。セールなのか、あちこちに手書きのプライス・カードを置かれている。「へぇー、こんな感じだったんだ」となんとなく見ていたら、47秒したところで見覚えのあるジャケットが山積みになっているのを発見。

 ジョージ・ハリスンの『オール・シングス・マスト・パス』じゃないか! 

 カメラは様々な角度から山積みとなったこのアルバムを映し出す。男がダンボールを開ける。そこにはこのアルバムが入っていて、さらに山積みされる。男がダンボールをもうひとつ開ける。そこにはこのアルバムが入っていて、もうひと積み。僕はにわかに興奮し、やんやの声をあげ、何事かと駆けつけた妻にも「どうよ!きっと飛ぶように売れてたんだよ!」と見せてあげた。その後もカメラは店内をくまなく回り、レジの場面ではちゃんとこのアルバムが買われていくところが記録されていた(4分40秒)。感涙。

 で、今は『オール・シングス・マスト・パス』を聴きながら、この日記をつけている。僕は満足だ。

 MIYAI


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by sandfish2007 | 2014-08-31 11:07 | diary | Comments(0)

夜は自由だ

 雨まじりな日がつづいている。涼しくて、本当に秋が来たかのようだ。もう少し夏の名残りを楽しみたいのだけど。

 7月・8月とアルバイトがクズのように忙しかった。ちまちまと遊んで発散し、どうにか乗りきったけど、相当ストレスがたまった。つまらん。明日はお休みで、8月もおしまい。なんとなくひと区切りだ。「今夜はいい演奏でも聴きに行きたいなぁ」と思うけど、財布の中身は既に冬景色。毎月バイト代が入ると調子に乗って使ってしまい、だいたい1週間で使えるお金は底がつく。愚かなり。

 まぁ、いいや。今夜もレコードを聴いて過ごそう。それはそれで楽しいもの。豊かなもの。

 数日前に後頭部の左側が痺れて、それからちょくちょく右腕が軽く痺れるようになった。たいしたことじゃないだろうけど、ひとつの信号だと受け止めている。というのも、この家に引越して9カ月、まったく運動もせず、ストレッチもせず、ぷくぷくと体重を増加させているからだ。40歳を過ぎた頃から、僕の体は確実にガタが出始めている。長い間享受してきたツケだ。気を配ろう。

 今朝もリクオさんの『HOBO HOUSE』を。これは本当にいいアルバムだと思う。雨は上がったみたい。自転車をこいで、アルバイトへ出かけよう。夜になれば、僕は自由だ。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2014-08-30 07:30 | diary | Comments(0)

悲しい余韻

 ヤフオクで中古のインクジェット複合機を落札した。ちょっと予算オーバーだけど、まぁ、しょうがない。僕は、普通にプリント・アウトできて、CDのレーベル印刷ができるコンパクトなプリンターがほしかったのだけど、最近だとレーベル印刷をするには大きな複合機を買う必要があるようだ。

 というわけで、数日後に大きな荷物が届くことになった。さて、どこに置こうかな。

 最近、『ゴッド・ファーザー』の3部作を観た。1作目と3作目は20年以上前に観たことがあったけど、2作目を観るのは初めてだった。これでやっとすべての話が繋がった。上映時間は全部で10時間あまり。引き込まれるようにして観たから、濃密な時間だった。そして、今は悲しい余韻が胸に残っている。いつ頃からか、僕は観た映画や読んだ小説の内容を忘れるようになった。なぜだろう?そのときは面白いのに、時間がたつときれいに忘れてしまうのだ。でも、この映画の内容を忘れることはないのだろう。名作と言ってしまえばそれまでだが、多分、僕が言いたいのはそういうことではなくて、もっと言葉にならない感情だ。この悲しい余韻は、薄まっても消えることはないのだと思う。

 今朝はリクオさんの『HOBO HOUSE』を聴いている。震災の後、戸惑いながらも何かを伝えていこうとするリクオさんのスタンスを、僕は誠実だと感じている。この作品は、そうした逡巡の先にたどり着いた場所であって、こうした穏やかさを僕は必要としていたのだなと、今朝も聴きながら思うのだ。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2014-08-29 07:48 | diary | Comments(0)

霧雨が降る朝に

 コーヒーを持って穴倉へ移動し(仕事部屋のことです)、ラジオをつけると、エルヴィス・コステロの「ジ・アザー・サイド・オブ・サマー」とドアーズの「サマーズ・オールモスト・ゴーン」が流れてきた。つづいてフェアポート・コンヴェンションの『ホワット・ウィ・ディド・オン・アワ・ホリデイズ』のB面がまるまるかかった。暑かった夏が終わり、そのまま秋へと移り変わっていくかのようだった。サンディ・デニーは、このアルバムから加入している。霧雨が降りしきる涼しい朝に、彼女の歌声を聴いていると、夏の終わりの切なさは淋しさに変わり、その先の厳しい冬まで見据えているかのようだ。

 それにしても素晴らしかったな。このレコード欲しいな。ちなみに、今年のフェアポート・コンヴェンションのツアーには、エドウィナ・ヘイズも帯同している。オープニング・アクトを務めているのかな。何曲か一緒に演奏もしているらしい。観てみたいな。

 ビートルズも聴いている。昨日の朝は『リボルバー』を、帰宅して『ヘルプ!』を、今朝は梨を食べながら『ラバー・ソウル』を聴いた。ビートルズはいつ聴いてもいい。ビートルズを聴いても、夏が終わることはないし、それでも秋はちゃんとやってくるし、冬の景色を思い浮かべることもできる。すべては僕の心持ち次第。自由だ。

 今、ラジオからは南アフリカ出身のアーティストの生演奏が聞こえている。アコースティックの弾き語りでとてもいい。名前は…難しくて覚えられなかった。南アフリカといえば、うちからはポール・アブロという人のアルバムをリリースしている。こちらもアコースティックなとてもいい作品。美しい曲ばかりだ。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2014-08-28 09:26 | diary | Comments(0)

ゆっくり考えよう

 霧雨が降っている朝。夏とは思えないひんやりとした空気。天気予報によれば、今日の最高気温は24度だとか。そうですか。そうですか。

 今月はずっとアルバイトが忙しい。昨日などは火山の噴火を思わせるほどで、僕はうんざりを通り越し、とにかく避難したい気持ちでいっぱいだった。こんなんじゃ、帰ってから何もする気になれない。せいぜい酒を呑んで、酔っぱらって、翌日つらい朝を迎えるのが関の山だ。

 多分、体力がないのだと思う。体力がないから、これしきのことでへたるのだ。若い頃にあれだけあったエネルギーはどこへいってしまったのか?加齢とはこういうことなのか?そんなことを考えながら、真夜中にアイスを食べながら歩いている44歳はとてもかっこ悪い。

 とにかく体力だ。体力をつけないとだめだ。体力につければつけるほど、僕の未来は明るいものになるはずだ。寝落ちをしなくなり、暴飲暴食もし放題。少ない睡眠時間でもすっきりした朝を迎えられ、忙しいアルバイトもなんのその。音さがしにも煮詰まらず、いつも面白いことばかり考えるようになる。ギターの練習もするから上手になる。元気があればほんとになんでもできるんだな。素晴らしいな。

 そうなるためにはどうすればいいか?うーんと…、床にでも寝転んでゆっくり考えよう。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2014-08-27 07:20 | diary | Comments(0)

ノートを引っぱり出すと

 かれこれ7年ほど定期的に音さがしをしていると、ノートに書きとめた作品やアーティストもそれなりにたまってくる。中にはオファー寸前までいってやめたものもある。間違いなく才能はあるし、作品の仕上がりも申し分ないんだけど、なにかの理由でオファーしなかった作品というのは、いつまでも心に引っかかっているものだ。

 最近音さがしをしていて、どうにも煮詰まってくると、ノートを引っぱり出して、「この人は新作を出してないかな」と調べてみたりする。昨日はその中から手応えを感じるアーティストを見つけることができた。数年前にも強い印象をもった人だった。オファーをしなかった理由も思い出したけど、今となっては些細なことに思えた。それくらい強い手応えだった。今朝も聴いているけど、とてもいい。改めてじっくり考えてみよう。

 とある雑誌社から、「グリフィン・ハウスとコリーン・クラークを掲載したい」との連絡をもらった。がんばって仕事をしていれば、嬉しいことは向こうからやって来てくれるのかもしれない。そんな風を思えた昨日は、良い1日だった。

 夜は「サンドフィッシュ・カフェ」の収録でレディオ湘南へ。いつもの3人でだらだらっとおしゃべりをする。テーマは「夏の終わりの1曲」。オンエア曲はジョン・リーゲンの「ベター・デイズ」。オンエアは今週の土曜日「湘南ミュージック・タウン」内にて(21時から)。収録後は、地元の音楽史についていろいろ聞かせてもらう。パーソナリティーのはっとくんも、鎌倉小川軒のチュウソンも、ディレクターの梶村さんも、10代の頃からこの辺でバンドをやっていたので、面白い話をたくさん知っている。「いつかそんな特番もやってみたいね」なんて話をみんなでしたのだった。

 今日は雲り空。こんな天気だと、8月の終わりでも大分涼しい。今はまだ夏。でも、季節は移ろいでゆく。足取りはおぼつかないけど、僕も前に進んで行こう。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2014-08-26 07:14 | diary | Comments(0)

よかったよかった

 音さがしをしたいのに、予期せず他にやることが出てきて、思いのほか時間をとられてしまうことが、よくある。例えば、昨日はプリンターを物色していたら、ずるずると時間が過ぎていき、結局、夜を迎えても購入には至らず、音さがしもできず、少しばかり悶々とした気分に浸ることとなった。

 ひとりで仕事をしていると、すべてのことを自分でやらねばならないので、こういう事は避けられない。今は炊事・洗濯・掃除をやってもらえるので助かっているが、ひとり暮らしだった頃は生活が見る見るうちに荒んでいき、それに合わせて気分も落ち込むというバッド・スパイラルに陥っていた。まぁ、根がおめでたいので深刻なことにはならないんだけど、気分のいいことではない。そうならない為にも、今日は音さがしをしたい。すっきりした頭で、音楽のことだけを考えていたい。

 …と、昨日はそんな日だったのだけど、夜は地元のライヴ&DJイベント「Sunday Session」へ遊びに出かけた。馴染みの音楽バー「サウサリート」で不定期に行われているDJイベント「Le TABOU」が、すぐ近くのライブ・ハウス「クラプ・トップス」に出張してのイベントだった。僕が着いたときにはもうライヴは終わっていたし、何人かの友人のDJにも間に合わず残念だったけど、その後もかっこいい音楽をたくさん聴くことができた。音楽に合わせてフロアは盛り上がり、みんな楽しそうに踊っていた。僕もビールを呑みながら、気持ち良く体を揺らした。新しい友達もできたし、有意義で楽しい夜だった。

 帰宅してからは、テレビでモンティ・パイソンの復活ライヴを観た。これが面白くて面白くて、僕はずっと笑いっぱなしだった。1日の最後を笑顔で終えることができて、よかったよかった。

 最後にお知らせをひとつ。
 
 三菱電機のカーオーディオ・ページ「CLUB DIATONE」で、コリーン・クラーク『アズ・ザ・クロウ・フライズ』(Colleen Clark / As the Crow Flies)が、「おすすめの名盤」として紹介されてます。選盤は音楽評論家の岩田由記夫さん。曰く「シンガーソングライター系のアコースティックなサウンドが好きなカーオーディオ・ファンの方には、最新のリファレンスCDになるだろう。」とのこと。レビューの文章も素敵です。ぜひ読んでみてください。

 こちら→「CLUB DIATONE

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2014-08-25 10:24 | diary | Comments(0)

悲しい朝

 ひまわりを育てていた。ひょろひょろともやしのようだったけど、かわいい花を咲かせてくれた。でも、数日すると花びらが散り、落ち武者のようになり、しなだれ、ついには倒れてしまった。種をとある施設に送るつもりだったけど、果たせそうもない。「ひまわりなんて、ほっとけば勝手に育つよ」と友達には言われたし、周囲を見るとみんな立派に育てている。うーん、なにがいけなかったんだろう?かわいそうなことしちゃったなぁ。ごめんよ。

 …と、ちょっぴり悲しい朝だったりする。どうやら僕は花を育てるのに向いていないらしい。せめてひまわり達の分も精一杯生きようと思う。

 今日もクズのように忙しいアルバイトがあるので(本当にクズのようなのだ)、元気を出そうとブルース・スプリングスティーンの今年のライヴ音源を聴いている。ブルースが「レッキング・ボール」を歌っている。「ミスター、もし君にガッツがあるなら、度胸があるなら、今こそ自分の出番だと思うなら、さぁ、位置について君の鉄球を振り下ろせ。君の最高の一打がどれほどのものか、僕に見せてくれよ」。さんきゅー、ボス。俺、がんばるよ。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2014-08-23 07:12 | diary | Comments(0)

少しは学習したい

 よく遊んだ翌日の朝は眠いもの。よく呑んだ翌日の朝はだるいもの。

 昨日はベイスターズ対カープ戦を観に横浜スタジアムへ。今シーズン5回目の野球観戦だが、考えてみると自分でチケットを購入したのは今回がはじめて。この仕事をしていてもライヴの招待を受けることはほとんどないが、野球のチケットは時々もらえたりする(友人や親戚などから)。今回は買ったといっても、新聞社が発券している引換券をヤフオクで1枚800円程度で落札したもの。というわけで、チケットの引き換えの為、試合開始の3時間前に横浜スタジアムに行ってみると、既に長い列ができていてびっくりした。

 とても暑い日で、僕はずっと汗をかいていた。ちょうどビール半額デイだったので、ぐびぐび呑んではみたが、汗になって出ていってしまうのか、結局、帰宅するまでトイレには行かなかった。

 試合はベテランの三浦が巧みな投球術で広島打線をシャットアウト。継投も驚くほどうまくいき、3対0でベイスターズが勝利。僕らは浮かれ、盛り上がり、ユニフォームを着たまま電車に乗って、馴染みの呑み屋で打ち上げをした。夏野菜の天麩羅を注文したら、高いお店みたいに揚げたてをひとつひとつお皿に乗せて出してくれた。どれも本当に美味しく、これまた豊かな気持ちになって、冷酒を何度かおかわりすることになった。

 帰宅してからは、しばしエアコンの効いた部屋で過ごし、日付が変わる頃に寝た。…と、このときまでは心地良い疲れだったんだけど、一夜明けてみると、どうでしょう。眠い…。だるい…。いつものことなんだから、少しは学習したい。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2014-08-22 07:01 | diary | Comments(0)

アナゴの白焼き

 3日前、馴染みの呑み屋で「アナゴの白焼きが食べたいなぁ」と言ったら、早速、昨日の夕方に「アナゴはいりましたぜー!」とのメールが届いた。僕は「でかした!」とばかりに反応し、そそくさと出かけていった(僕はたやすい男なのだ)。

 カウンターの簡易椅子に座り(いっぱいで席が空いてなかった)、冷酒をいただきつつ待っていると、「あともうちょっとだからね」と先にマグロの煮こごりを出してくれた。これがとても美味しかった。僕は満足し、あやうくアナゴを忘れて帰りそうになった(僕は頭の軽い男なのだ)。

 ほどなくして白焼きが出てきた。ナチュラルな脂に光る白い身に僕は燃えた。「えっと、わさび醤油でいいの?」と訊ねると、店主は「塩とワサビをのせて、ちょっとだけすだちを絞るといいですよ」と言った。言われた通りにしたら、口に夏の匂いが広がった。それは男らしくて、上品なアナゴの白焼きだった。

 冷酒をもうひとつおかわりし、もずくの入った冷や汁を食べた。昨日は暑い夜だったから(僕は単純な男なのだ)。

 最初から最後まで夏の夜らしい時間だった。そして、お酒を呑んだ後、豊かな気持ちで家路につけるのは幸せなことだなと思った。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2014-08-21 08:05 | diary | Comments(0)