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Sandfish Records Diary

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なんだかすみません

 きりっと冷えた(でも、確実にゆるんできてはいる)2月最後の日の朝。キッチンに座り、なぜか80年代のシカゴを聴いている。はて?なぜだろう?

 昨晩からのことを振り返ってみる。友人がリチャード・トンプソンのライヴを観に行っているのを知り、「わぁー」と思ってリチャードの名盤に手を伸ばすも、はたとヴァン・モリソンが聴きたくなり、棚からヴァンのCDをごっそりと引っぱり出した。聴きながら苦虫を噛んだような顔で焼酎を呑んでいると、妻が帰ってきた。コップにねぎらいのビールを注いで乾杯し、僕は風呂へ。あがると、妻はうら若き友人からの結婚報告に興奮し、「ほんとに良かったねぇ…」と言ってはさめざめと泣く親戚のおばさん状態になっていた。その子が随分苦労してきたことは僕も聞いていたので、ヴァン・モリソンのCDを棚に戻し、ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』を引っぱり出して、「素敵じゃないか(原題;Wouldn't It Be Nice)」を聴きながら祝杯をあげた。そして、当時のビーチ・ボーイズとビートルズのクリエイティヴなライバル関係を妻に滔々と語って聞かせ、「ね、すごいでしょ。そういうことだから、次は『サージェント・ペパー』を聴こうね」と意気揚々にかけると、数曲で妻は寝室へと消えていった。僕は音を絞って『ペパー』を最後まで聴き、気がついたらソファーで寝落ちしていた。

 そして朝を迎え、今は80年代のシカゴを聴いている。…ん?なんでだろう?少しも関連性がないじゃないか。なんだかすみません。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-02-28 09:03 | diary | Comments(0)

今日からまた

 雨上がりの朝にスティービー・ワンダー『ファースト・フィナーレ』を。これと『キー・オブ・ライフ』は、一人暮らしを始めたときから頻繁にターンテーブルにのっけている朝の定番で、おおよそ気持ちのいい目覚めを約束してくれる。「もしこれから一生スティービーしか聴けなくなったとしても、割と我慢できちゃうのかもしれないなぁ」と何度か思ったりした。この2枚にはそれくらいの信頼感があったりする。

 いつも予定していたことの半分も終わらない。予期せぬことが起きたり(招かざる来訪があったり)、小さなトラブルに見舞われたり(プリンターがきれいに印刷できなかったり)、細かい生活のあれこれを思い出したりと(まぁ、あれこれと)、なかなか事がすすまない。レーベルを始めて7年以上。そろそろ学習して、最初から無理な計画を立てなきゃいいものを、これがどうもそうはいかない。できると思ってしまう。で、できない。なぜだろう?

 昨日もそんな状況の中、ポール・マッカートニーの公式サイトで日本公演のチケット発売があったので(これは織り込み済み)、緊張と焦りから操作ミスや登録ミスをしでかしつつも、どうにかそこそこいい席を確保することができた。ほっ…。あと2ヶ月でポールが日本にやって来るのだなぁ。うー(武者震い)。

 そんなわけで、やるべきことの半分も終わらないまま就寝。でも、ポールのチケットは取れたし、まぁいいかな。今日からまたがんばろう。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-02-27 07:29 | diary | Comments(0)

どうしたらいいものやら

 今朝、スティービー・ワンダーの『ミュージック・エイリアム』を聴こうとしたらレコードが反っていた。むーん…。ちゃんと棚に入れて保管してるんだけどなぁ。どうして反っちゃったんだろう?胸のあたりがもやもやしたので、吹き飛ばすべくピート・タウンゼントの『エンプティ・グラス』をターンテーブルにのっけてみたら、こちらは反ってなかった。ほっ…。

 レコードといえば、ジャケットに染み(カビ?)ができるのも悲しい。白いジャケットだと特に目立つので、けっこうかわいそうな様子だったりする。これをきれいにする方法があるとは思えないので(ありませんよね?)、せめてこれ以上ひどくならないようにしたいのだが、何をどう気をつければいいのかわからない。もしどなたかご存知でしたら教えてください。

 レコードの盤面を洗浄する方法はいろいろあるみたいで、友人がそんな器具を買ったと言っていたような気がするし、「デンターシステマで磨いてみてください。びっくりしますよ」と言われたこともある。まだ試したことはないけど、僕が持っているレコードにもやけに音が籠っているものがあるので、もし磨いて音がすっきりするなるならやってみようかな…と思いつづけて早10年あまり。腰が重いにもほどがある。

 人に自慢できるようなコレクションではないけれど、こつこつと買い揃えてきたレコードには愛着がある。そのうちの何枚かは本当に大切なものだ。30年前に小遣いを貯めて買ったレコードを今も聴いているなんて、どれだけ意味のある買い物だったのだろう。これからも楽しくつきあっていきたいので、反らないように…。染みないように…。さて、どうしたらいいものやら?

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-02-26 09:24 | diary | Comments(0)

シーズン・イン

 おはようございます。アレルギー宮井です。目がかゆいのを我慢しつつ、来たる鼻づまりに怯えながら生きてます。毎日どきどきです。

 昨日はジョージ・ハリスンの歌を聴きながら、「ジョージは生前、花粉症じゃなかったのだろうか?いや、庭いじりが趣味だったというし、きっと大丈夫だったんじゃないかな。よかったよかった」なんてことを考えたりしてました。どうも思考が一方向へ偏りつつあるようです。

 僕の花粉症とのつきあいは長く、遠くは小学生の頃まで遡ります。ビークは10代の終わりから20代半ばでしょうか。そこからは浮き沈みを繰り返しつつも徐々に沈静化へと向かっているように思えます。それでも過去の苦しい経験は恐怖となり、この季節になると今も僕の脳裏をかすめます。まるで呪いのようです。

 日本中のスギの木を一カ所に集めたら九州全土が埋まると聞いたことがあります。植えも植えたりです。やり過ぎにもほどがあります。欲の皮のつっぱった大人達が、利益に目がくらんだりしなければ、後世にこのような悲劇を招くことはなかったでしょう。…と、当時の事情をよく知らずに思ったりします。

 くしゃみ連発。目をごしごし。どうやら今年もシーズン・インしたようです。来たるポールの来日を心の支えに、厳しい季節を乗り切りたいと思います。ロックオン。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-02-25 07:29 | diary | Comments(0)

Happy Birthday, George !

 今日は敬愛するジョージ・ハリスンの誕生日。昨夜は穴蔵にこもって調べものをしていたのだけど、時計が23時を少しまわったところで「おっと、いけない」とパソコンを閉じ、ジョージのアルバムと赤ワインを持ってコンポの前へ。『サムホエア・イン・イングランド』~『33&1/3』と聴いて、日付が変わったときには「ピュア・スモーキー」が流れていた。それからパソコンを開き直して、フェイスブックにジョージの写真をアップした。ハッピー・バースデイ、ジョージ。

 今朝はというと、トラヴェリング・ウィルベリーズの『Vol.1』を聴いている。今の僕はこのときのジョージと同い年ということになる。ウィルベリーズはメンバー全員が偽名を使う覆面バンドだった(バレバレだったけど)。ジョージはネルソン・ウィルベリーと名乗り、2作目ではスパイク・ウィルベリーと名乗っている。気分次第で変更がきくのが偽名のいいところだ。ジョージ・ハリスンに少しでも近づきたいと長年思いつづけている僕としては、当然のことながら偽名を名乗りたくなる。

 というわけで、いくつか考えてみた。

 ・シャドウ宮井…なかなかブライト・サイドには行けないもので。
 ・エッジ宮井…真ん中よりは端っこにいる感じかなぁと。
 ・ロスト宮井…記憶を中心に失いがち。
 ・カレー宮井…好きなんですよ。
 ・ファット宮井…ここ数年太り気味なので将来を見据えて。

 …思ったよりつまんないな。ぱっとしないにもほどがある。

 昨年の今日は呑み屋対抗バンド合戦があった。僕の担当はサイド・ギターで、とある曲のほんの一部でトラヴェリング・ウィルベリーズの「ハンドル・ウィズ・ケア」っぽいリフを弾いた。楽しかったな。またギターの練習もしよう。僕はジョージ・ハリスンみたいになりたいのだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-02-24 06:57 | diary | Comments(0)

It might as well be spring

 南風が吹き込んだのか、今朝はやけに暖かい。で、僕はくしゃみ9連発。数日前から目がかゆい。そうかそうか。そういうことか。はぁ…。

 昨夜は地元のバー「ウェスリー」の17周年。たくさんの人が集まり、たくさんの料理が振る舞われ、お酒は1,000円で飲み放題。みんなにっこり。マスター率いる箱バンドの演奏もマンスリー・ライヴを5年間つづけてきただけあって阿吽の呼吸。おそらく軽い気持ちで始めたのだろうけど、いつの間にやらしっかりしたグルーヴを持ついいバンドに成長してたりする。昨夜は「ディア・プルーデンス」での視界が広がっていくような演奏に高揚した。せっかく盛り上がっきたのに2曲やっては休憩というざっくばらんさ加減も、実にこのバンドらしかった。僕は5曲聴いたところでお店を出たのだけど、その後も長い夜はつづいたことだろう。17周年おめでとうございます。いつまでもこの町に「ウェスリー」がありますように。

 細かい雨が降る中、傘をささずに歩いて帰宅。谷戸の入口でくしゃみが出たと思ったら、玄関のドアを開けるまで止まらなかった。そうかそうか。そういうことか。It might as well be spring…。今朝はやけに暖かい。
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by sandfish2007 | 2015-02-23 09:33 | diary | Comments(0)

盛り上がっていこう

 土曜の夜が長いのはいいことだ。まずは、友人であるはっとくんのライヴを観に「サウサリート」へ。洋楽カヴァー(ジョン・ハイアット、グラム・パーソンズ、ビートルズ、イーグルス等)を交えつつオリジナルを中心に据えた構成は、「サウサリート」という店のイメージを考慮してのことだったのかもしれない。ところが、気心の知れた面々がわさわさと集まってきて、そのくだけた雰囲気がはっとくんを乱暴者にしたのか、演奏が進むにつれ僕が知るはっとくんよりもロック寄りな感じになっていった。最後は予定外のキラー・チューンで大団円。はっとくんは何をやってもはっとくんなんだなぁ。たいしたもんだねと、そんな話を居合わせたギタリスト氏としたのだった。
 
 終演後はそのまま「サンドフィッシュ・カフェ」の収録。いつもの3人で「酒場と音楽」をテーマに話し始めたんだけど、そこにギタリスト氏が乱入。話は大きく広がり、当然まとまるはずもなく、がやがやと賑やかに終了。鎌倉小川軒のお菓子の紹介はなく、うちの音楽もかからない珍しい回となった。代わりに「サウサリート」のマスターが美味しいお菓子(サバランの生クリームのせ)を振る舞ってくれたのと、いい話をひとつしてくれたのが救いだった(放送は2月28日(土)21時~。レディオ湘南「湘南ミュージックタウン」内にて)。

 収録後は場所を移して、音楽仲間の大先輩の誕生日をお祝いしに「ケインズ」へ。店内に入るとこれまた大先輩の音楽ライターさんがファウンデーションズのシングル盤をかけていたので、早速ひと盛り上がり。店内は誕生日をお祝いしたい人達で大盛況。みんなで順番にDJをしていき、僕がまわしたときには午前2時を過ぎていた。お祝いの言葉を添えて3曲だけかけさせてもらった。カウンターでギタリスト氏とひとしきり話をした。彼は自分で思っているよりもずっといいミュージシャンだ。無骨だけどセンスがあるし情熱もある。でも、自分のことになるとなかなか確信がもてないのかもしれない。本当はわかっているのかもしれないけど。

 外に出るといつから降り出したのか路面が濡れていた。小雨の中をふわふわとした足取りで歩いて帰宅したのが午前4時。いいぞ。土曜の夜はこうじゃないとな。これからも盛り上がっていこう。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-02-22 11:45 | diary | Comments(0)

しっかりしよう

 早朝、靄が薄くかかり、小鳥のさえずりがあちこちから聞こえてくる。しんしんとした山間の町の風情だが、平坦な道を20分歩けば駅だし、自転車を15分こげば海。僕としては、なかなか理想的な立地だったりする。窓から里山を眺めつつ、ヴァレリー・カーターのレコードを聴く。都会と田舎のブレンド感がちょうどいい。

 昨日は、ボードビリアンである夢集竹内(ムッシュタケウチ)さんのつけ麺屋さん「赤とんび」へTシャツを届けがてらご飯を食べに伺った。「赤とんび」は、江ノ電の江ノ島駅から海へ向かう道沿いのビルの2階にある。白を基調とした店内は明るく、天井が高くて、とても居心地がいい。ギターやレコードがさりげなく置かれている。久しぶりに会うムッシュさんは相変わらず楽しい人で、面白い話をたくさん聞かせてくれた。長らく不義理をしていたので、会えて嬉しかった。アルバイトの女性スタッフの方も、時折この日記を読んでくれているとのこと。ご挨拶できてよかった。つけ麺も美味しかったし、とろとろに煮込んだチャーシューは抜群。また来よう。

 軽く1杯呑むつもりではいたけれど、すっかりご馳走になってしまい、気がつけば昼間からいい気分に。帰宅してレコードを1枚聴いて、さぁ仕事のつづきをするかと思ったところ、日が暮れて部屋が暗くなると自動的に眠くなり、そのままぐぅーぐぅーぐぅー。…まぁ、そんな日もある。しっかりしよう。

 道すがら、しだれ梅の有名な常立寺に寄ったところ、きれいに咲いていた。そろそろ見頃を迎えることだろう。風もなくぽかぽかと春めいていた。コートを脱ぐ日も近いなと思った。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-02-20 07:43 | diary | Comments(0)

You Never Give Me Your Money

 まだどうにか20代だった頃、親しかった友人とよく自分たちの将来について話をした。僕らはちょうど最初の仕事を辞めた(あるいは辞めようとしていた)時期で、顔を合わせると「で、これからどうするよ?」といった話題がよく出た。あるとき友人が「結局、なにをしたいかというよりは、幸せになりたいんだよ」と言った。それは僕もよく思っていたことだった。幸せな場所に辿り着くためには、一体なにをしたらいいのだろうと。

 ピーター・ドゲット著の『You Never Give Me Your Money(邦題;ビートルズ解散の真実)』を読んで僕が思い出したのは、そんな友人との会話だった。この本は、著者のドゲットがビートルズへの愛情と評論家としての技量を駆使して、ゴシップ臭を精一杯押さえ込んだ説得力ある長編ドキュメンタリーだ。彼が記したのは、ビートルズの音楽や伝説となったエピソードではなく、主にお金にまつわるコントロール不能なまでの痛々しい現実だった。その物語はビートルズが自分達の会社であるアップルを設立した1968年から、この本が刊行された2009年まで綴られている(そして、その物語は今もつづいている)。

 たくさんの知りたくない(知るべきでない)事実が、膨大な取材と知識によって明らかにされていく。そういう意味では、(この力作にこういう言い方をするのは少々気が引けるが)けっして万人向きの本ではなく、もうどう転んでもビートルズの4人を嫌いになりようのない人向きの本だと思う。しかし、読み終えた後にビートルズの、そして4人のソロ作品を聴くと、こんなにも精神を疲弊させる現実に自由を絡み取られていたにも関わらず、どうして音楽はこれほど生命力に溢れているのだろうと、その打ち寄せてくる希望と可能性の波に深く感動してしまうのだ。それこそが、ビートルズをビートルズたらしめ、ジョンとポールとジョージとリンゴをビートルたらしめている真実だった。彼らの音楽はどんなに醜悪な現実も軽々と飛び越えてしまうのだ。

 しかし、本の最後のページを読み終えたとき、僕は思わずにはいられなかった。「4人は幸せだったのだろうか?」と。どんなに巨大な名声や報酬を与えられたとしても、僕ならご遠慮したい。今のままの方がずっと幸せだ。そして、世界中の人達に幸せを与えてきた4人が、なぜこのような惨めな思いをしなければならなかったのだろうと、僕は何度も本を途中で閉じては天井を見上げることになった。押さえきれないほどのエゴはあったにせよ、彼らだって幸せになりたいと願っていたはずだ。誰だってそうだろう。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-02-19 09:46 | diary | Comments(0)

人って意外と…

 昨日にひきつづき今にも雨が降り出しそうな空。寒い1日になりそうな予感満載。やっぱりそんな日もあるあるある…。

 早起きして、済ますことを済ませて、アルバイトへ出かけるまであと1時間ほど。コーヒーを持ってコンポの前に座り、ボブ・ディランのレコードを聴いていると、「あぁ、これこれ」という気持ちになる。ひとり暮らしを始めた24歳のときから長らくつづいた僕の生活の根幹であり、そんな自分に少し飽きたりしつつも、やめる理由もなくて、毎日繰り返していた習慣だった。とても日常的なのに、奥の方でゆらぐ波動みたいに響くものがあった。その頃に比べたら、こういう風に音楽を聴く時間は減ったけど、(例えば今朝のように)今もつづいている。

 おそらく、僕はこうした時間を通して、自分の中にある希望や不安を浄化し、新鮮さを保ってきたのだろう。少なくとも内省できたし、失いたくないと思っていたことのいくつかを失わずに済んだのも、こういう時間があったからかもしれない。

 なんてことを思いながら、なぜ自分のレコード・コレクションはひとりで聴くのに向いたものが多いのか、なんとなくわかる気がした。また、なぜシンガーソングライターのレーベルをやっているのかも、えっと、なんとなく。人って意外と変わらないものなのかもしれませんね(自分のことだけど)。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-02-18 07:17 | diary | Comments(0)