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Sandfish Records Diary

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ハロウィーン

 今日で10月もおしまい。ハロウィーンだけど、僕は仮装しないし、カボチャも食べない。もういい大人だから、無邪気ないたずらもしないと思う。多分、お菓子も欲しがらないし、見ず知らずの子供にあげるつもりもない。それでもハロウィーンと聞いて悪い気がしないのは、子供の頃の楽しかった想い出があるからだろう。

 僕は幼少期をセントルイスで過ごしており、ハロウィーンには本当にわくわくした。記憶では2回ほど仮装をして、近所の子供達と一緒にお菓子をもらいに各家庭をまわった。玄関のベルを鳴らし、ドアが開くと、おばちゃん達はびっくりした顔をしてから、用意しておいたお菓子を僕らにくれた。なんて素晴らしい習慣なのだろうと思った。兄貴と一緒に家に帰り、もらったお菓子を見せると、親父もお袋も嬉しそうな顔で「すごいね」や「よかったわね」と言ってくれた。参加した最初の年、僕は宇宙飛行士のかっこうをしたが、おそらくそれは自分で選んだものではなかったのだろう。翌年は大好きだったバット・マンのかっこうをしたが、お面の出来が悪くて少しがっかりしたのを覚えている。でも、我慢できないわけじゃなかった。気になっただけだった。

 今夜放送の「サンドフィッシュ・カフェ」(レディオ湘南「湘南ミュージック・タウン」21:00〜22:00。オンエアは21:40頃かな?)のトーク・テーマは「ハロウィーン」です。インターネット(サイマル・ラジオ)でも聴けます。トークはゆるゆるで申し訳ないものですが、ジョン・リーゲンの「チャプター・ツー」が流れるので、ぜひ聴いてみてください。サイマル・ラジオはこちら→link
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by sandfish2007 | 2015-10-31 07:28 | diary | Comments(0)

バーは深夜こそがバーである

 例えば昔の話。仕事から家に帰る。缶ビールをあける。祖末なご飯を食べる。レコードを聴く。馴染みの店に行く。僕の知らない音楽が流れてる。友達がいる。友達が来る。話をする。笑う。日付が変わる。みんな帰って行く。残る人もいる。僕も残る。ちょっと深い話をする。みんなが帰る。僕も店を出る。友達とラーメンを食べる。ひとりで家に着く。缶ビールをあける。レコードを聴く。音を大きくする。小さくする。眠くなったら寝る。

 例えば今日(というか昨日)の話。アルバイトから家に帰る。美味しいご飯ができている。缶ビールをあける。テレビで野球中継を観る。馴染みの店に行く。僕の知っている音楽が流れている。友達がいる。友達が来る。話をする。笑う。日付が変わる。みんな帰って行く。残る人もいる。最後には僕が残る。ずっと音楽が流れている。マスターと話をする。おかわりをする。会計をする。ツケも払う。「またね」と握手して帰る。家に着く。缶ビールをあける。腹が減っている。ポテトチップスの袋を開ける。カップ麺をあっためる。パソコンを起動する。ブルース・スプリングスティーンの「レーシング・イン・ザ・ストリート」や、ポール・マッカートニーの「ユア・ラヴィング・フレイム」を聴く。2本目のビールをあける。そして、僕は思う。

 今夜の感想:バーは深夜こそがバーである。

 いや、深夜でなくてもバーはバーなのだが、そういうことではなくて、何もないようでいて実は何かあるのが深夜のバーなのだ。日付が変わってからもカウンターに居続ければ、それがどういう意味かわかるかもしれない(わからないかもしれない)。だから、これからも折に触れ深夜のバーへ行こう。そこには僕の居場所があるかもしれないから。
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by sandfish2007 | 2015-10-29 04:00 | diary | Comments(2)

Why Oh Why Oh Why

 腰を痛めて数日、あともう少しというところまできてる。話によると筋肉痛らしい。初めてのことなので「腰って筋肉痛になるの?」という感じなんだけど、なるんでしょうね。これがそうなんでしょうね。これからもたくさんの初体験が僕を待ち受けているのでしょうね。

 起きがけにギルバート・オザリバンのベスト盤をかけたのは、きっと優しさを求めてのことだろう。「アローン・アゲイン」とか。あともう少しだ。

 腰を痛めている間にも、いろんなことがあった。友達が遊びに来て、陽光まぶしい部屋でたくさんのいい音楽を聴いて、酔っぱらって、記憶をなくして、リクオさんのDVDを観て、パソコンで面白い映画を観て、呑み屋でイカのお刺身を食べて(ここで腰の筋肉痛らしいと知った)、ラジオの収録があって、知らなかったことを知って、淋しい気持ちになって、日本シリーズではヤクルトの山田選手が1試合に3本もホームランを打って、さっきはとても変な夢を見た。古い友達からキース・リチャーズまで出てくる振り幅の広い夢だったが、すべてが思い通りにいかないという、あまり愉快とは言えない内容だった(最後はトイレのシーンで終わった)。

 起きがけにギルバート・オザリバンのベスト盤をかけたのは、きっと慰めを求めてのことだろう。「クレア」とか。大丈夫、もう出口は見えている。

 今夜はビールのツケを払いに馴染みのバーへ行こう。本当はもっと早く払うべきだったのに、なぜすぐに行かなかったのだろう?「ホワイ・オー・ホワイ・オー・ホワイ」。いろんなレコードが揃ってる店だけど、ギルバート・オザリバンはない気がする。なんとなく。
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by sandfish2007 | 2015-10-28 07:12 | diary | Comments(0)

慢心にご用心

 腰を痛めてよちよち状態3日目。初めての経験につき試行錯誤。温めるべきか、冷やすべきか、ほぐすべきか、暗中模索をつづけていたところ、専門家の友人から「全部いいんじゃないでしょうか」とのアドバイスを受け、そんなものなのかと気が楽になっているところ。とりあえず、今朝もよちよちなり。

 背中が痛かったときも不便だったが、腰も負けじと不便。「調子がいいときの状態と比べるからそう感じるのだ」と思い、元々こういうもんだと自分に言い聞かせてみると、少し気持ちが軽くなる。…なんて思えるのは、じきに治ると決め込んでいるからで、慢心は大怪我の元だ。気をつけよう。

 というのも、今日は友人2人がCDやらワインやらを持って遊びに来るのだ。お酒を呑むと、気が大きくなり、痛みを忘れる。それが酒のまやかしだと知っていながらも「楽しいからいいじゃん」とつい思ってしまう。おそらくいいわけないのだろう。気をつけよう。

 今日のテーマは「森・林・山ジャケ大会」。『ボビー・チャールズ』を聖盤にして拝みつつ、4人で酔っぱらいながらスモール・タウン・トークをする予定。腰の調子次第で、近所の森を歩ければ尚よろし。
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by sandfish2007 | 2015-10-25 07:29 | diary | Comments(0)

ビル・キースに捧ぐ

 ビル・キースの訃報が届いて淋しい。このブログを読んでくれている人にとっては馴染みの薄い名前かもしれないが、ビルは偉大なミュージシャンで、ブルーグラス・バンジョーの第一人者だった。僕が持っているレコードでも彼の演奏をたくさん聴くことができる。ペダル・スティール奏者としても一流だった。

 30歳を過ぎた頃、僕はウッドストック系と呼ばれるホームメイドな音楽に心を奪われた。そして、そこを入口に豊かなルーツ・ミュージックの世界へと足を踏み入れたのだった。大学の先輩に詳しい人がいて、彼の家でレコードを聴かせてもらっては、気に入ったものをさがしに中古レコード屋へ出かけた。レコードを抱えて帰宅し、1枚づつターンテーブルにのせるのは楽しかった。ジャケットのクレジットを見ると、そこにはたいていビル・キースの名前を見つけることができた。

 一昨日、その先輩から数年振りに連絡があった(再婚の報告だった)。ちょうど僕はその頃に買ったレコードを聴いていた。今度の日曜日、森や林や山がジャケットのレコードを集めてお酒を呑むことになっており、あの頃に買い集めたレコードにもそういうものは多いからだった。先輩からの電話を切った後、僕は懐かしい気持ちでそれらのレコードを手に取り、そこかしこにビル・キースの名前を見つけては「すごいなぁ」と改めて感心した。

 まさかその2日後に訃報が届くとは思わなかったけど、長く音楽を聴いていると、こういうことは不思議とあるもの。なにかに導かれるように古いレコードを引っぱり出すのだ。単なる偶然なのかもしれないけど、それだけで片づける気にもなれない。言葉では説明のつかない縁を感じる。音楽がビルと僕の心を結びつけてくれたのだ。今は静かに感謝を捧げたい。
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by sandfish2007 | 2015-10-24 07:40 | diary | Comments(0)

まぁ、しょうがない

 昨日、こきこきと自転車をフルマラソンの距離くらいこいだら、腰が痛くなった。今朝はひょこひょこと歩いている。若い頃、大人達がなにかにつけ体調の悪さや体力の低下について話すのを聞くたび、「なんでそんな話ばかりするのだろう?気が滅入るだけなのに」と思っていたが、自分もそうなってみて、「なるほど、自然なことなんだな」とわかった。思っていたより話している方は気が滅入らないこともわかった。但し、楽しくもないけど。当たり前だけど。

 どうせなら楽しい方がいいに決まってる。例えば、今聴いているホール&オーツの往年のヒット曲や、秋晴れのサイクリングのように。

 僕の住む町には2本の2級河川が流れており、どちらも流れに沿ってサイクリング・ロードが整備されている。昨日はそのうち自宅に近い方のコースを走った。妻に声をかけると「行く」と言うので、一緒に出かけた。最初は途中でお弁当を食べても2時間くらいで戻るつもりだったのだが、気持ちの良い秋の空と、そよぐ風の清々しさと、澄んだ川の流れを眺めていたら、予想していたより楽しい気持ちになり、会話が弾み、気がついたらコースの終点まで走っていた。自宅から往復で42キロ程度。僕はともかく、妻にとってはそれだけの距離を自転車で走るのは初めてのことだったらしく、自分の知らない景色の中をこぎ進むことが新鮮だったようだ。「そろそろ引き返そうか?」。「まだ平気だよ」。僕らはそんな会話を何度か繰り返した。

 そんなわけで、いい休日にはなったのだが、今は少々腰の具合が悪い。なかなか楽しいことばかりとはいかないんだな。まぁ、しょうがないか。湿布貼って、ホール&オーツを聴いて、がんばろう。
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by sandfish2007 | 2015-10-23 07:21 | diary | Comments(0)

理由はわからないけど

 先日、78歳の親父と浜名湖1周のサイクリングをしてきた。2日間で70キロ程度のコースは、今の僕らにはちょうどよかったのかもしれない。浜名湖は大きさの割に人が少なく、僕らは快適なサイクリングを楽しむことができた。それでも、湖面には漁をする船が浮かび、湖岸では釣りを楽しむ人達が並んで竿を出していた。地元の人達の生活にこの湖は深く関わっているのだなと思うと嬉しかった。水辺の生活とは、本来そういうものだと思うから。

 帰宅してからは、なんとなく体の調子がいい。首から肩にかけて軽くなった気がする。運動をしたからなのか、ゆっくり風呂に入ったからなのか、よく寝たからなのか、余計なことを考えなかったからなのか、理由はわからないけれど、調子がいいにこしたことはないわけで、理由なんかどうでもいいのかもしれない。

 というわけで、今日も自転車をこごう。川沿いのコースを走ってみよう。

 浜名湖では、美味しい鰻を食べたかったのだが、残念ながら満足のいく結果にはならなかった。僕は鰻が好きで、日頃からよく鰻のことを考える。このレーベルを始めたときも、自らの門出を祝うべく、地元の鰻屋で特上のうな重を食べている。そのとき「1年に1回、ここへ鰻を食べに来よう」と思ったのだが、あれ以来僕はその店で鰻を食べていない。あのときのレシートをずっと財布に入れておいたら、いつしか印字が消えて真っ白になっていた。いつかまたあの店の暖簾をくぐれるようにがんばろう。こういうささやかな希望って、けっこう馬鹿にできないのだ。

 大きな夢も小さな夢も、同じくらい大事にしていけたらなと思う。
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by sandfish2007 | 2015-10-22 09:15 | diary | Comments(0)

深まる秋にジョン・リーゲン『ストップ・タイム』を聴く

 いつの間にやら10月も下旬に突入。ジョン・リーゲン『ストップ・タイム』をリリースして1ヶ月半とちょっとが過ぎた。今朝も聴いているのだけど、とてもいいし、何度も言うけれど、今の季節は特にじんわりくる。今年は秋の深まりが早く、季節も味方してくれているのかもしれない。未聴の方はぜひ。こちら→link

 勝手気ままなひとりインディーズなもので、自分が好きな作品しかリリースしていないから、個人的にはどれを引っぱり出してもハズレがないし、思い入れもたっぷりというのは、なかなか幸せなことだ。いつかサンドフィッシュ・レコードの音源だけを聴かせるイベントをやってみたい。ゆっくり座って楽しめるようなフリー・イベントをセッティングできれば、CDもよく売れる気がする。季節は、やっぱり秋がいいのだろうな。

 写真は『ストップ・タイム』のジャケット撮影時のワン・ショット。ジョンが顔を上げてこちらを見ている。ジャケットに採用された写真の方が出来はいいけど、こういうのを見れるのは楽しい。
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 ジョン・リーゲン『ストップ・タイム』のご購入はこちらまで→link

 http://sandfishrecords.shop-pro.jp/?pid=92035897
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by sandfish2007 | 2015-10-21 07:19 | diary | Comments(0)

抜け道、寄り道、回り道。

 ボブ・ディラン、ブライアン・ウィルソン、エリック・カズ、ジェームス・テイラー、キース・リチャーズ、ドニー・フリッツ、他にもいろいろあったと思うのだけど、今年は長年聴きつづけている人達の新作を購入していない。また、観たい来日公演もいくつかあったが行かなかった。その代わり、ポール・マッカートニーのライヴには何度か足を運ぶことができた。

 つまり、優先順位の問題である。こればかりは仕方がない。

 ポールのチケット代の返済もようやく先が見えてきて、年内にはなんとか完済できそうなところに、新たに優先順位の高いものが登場。ブルース・スプリングスティーンの名作『ザ・リバー』の豪華ボックス・セット。価格は20,000円+税。さて、困った。返済生活にも疲れたので、延長するのは気が進まないのだが、欲しい。これは欲しい。さて、どうしたものか?

 「だったら、呑みに行かなきゃいいじゃないか」とたまに言われるのだけど、それは違うよ。5軒ある馴染みの酒場へ毎月7〜8回通うのは、長年の生活習慣であって、簡単に変えることはできない。確かに1ヶ月どこにも通わなければ、ちょうど『ザ・リバー』ボックスを買えるくらいのお金は貯まるだろうけど、息が詰まる。目的達成のために日常生活をある程度犠牲にするのは、確かにひとつの道かもしれないが、僕はちょっと違う気がする。これも優先順位の問題。

 というわけで、違う道を模索中。抜け道、寄り道、回り道…。どうにか辿り着けますように。
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by sandfish2007 | 2015-10-17 07:17 | diary | Comments(2)

なんてことない想い出の場所

 歳を重ねてみていいなと思うのは、想い出が増えることだろうか。なんてことない出来事が、時を経るにつれ、大切なものになってたりする。僕にもそんな風に感じることが、徐々に増えてきた。

 アルバイトのない日は、できるだけ1時間程度の運動をすることにしている。ジョギングにも飽きたので、最近は好きな自転車に乗ることが多い。昨日は海沿いを走って、昔よく訪れた逗子マリーナへ行ってきた。

 何年振りだろう。ここは大学時代によく来た場所で、泳いだり、夕陽を眺めたり、夜の静寂にやるせない気分をうっちゃったりした。昨日、その場所に来てみると、柵ができていたり、そこかしこが整備されてたりはしたが、全体的には昔のままで、海もあの頃と同じようにきれいに澄んでいた。僕は何人かの仲間の顔を思い出した。あの頃はなにが楽しくてここを訪れていたのだろう。多分、なにか楽しいことはないかと、いつもさがしていたのだと思う。たいていはなにも見つからなかったけど、今となってはそんな時間が楽しかったのかなと思う。想い出とはそういうものだ。

 短い時間だったが、いろんなことを思い出すことができた。また来よう。何年か先かもしれないけど、いつかまた。自転車で40分。そんなに遠くはないのだから。
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by sandfish2007 | 2015-10-16 07:05 | diary | Comments(0)