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Sandfish Records Diary

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We Love The Xangos

 一昨日、ザ・シャンゴーズのライヴを観に『ロケット・デリ』へ出かけた。本当に楽しくて、なんだかもう、いろいろ最高だった。2日たった今もほのかに胸のあたりがほかほかしているくらいだ。

 ヴォーカルのまえかわともこがMCで「シャンゴーズも始めてから10年くらいになります」と言った。ということは、僕も足掛け10年くらいシャンゴーズのライヴを観てきたことになる。回数こそ多くはないけれど、コンスタントにそのときどきのバンドの演奏を聴いてきた。考えてみると、そういうバンドは他に思い当たらない。

 初めて観たときから、シャンゴーズは地元の他のバンドとは違っていた。音楽性も才能もメンバーの佇まいも、すべからく僕を惹きつけた。その後、音楽性は徐々に変化していったし、才能に見合った成功はまだ手にしていないけれど、不動のメンバーながらそれぞれの別行動が許される母体として、(折にふれゲスト・ミュージシャンを交えながら)バンドは活動をつづけてきた。

 ファンというのは正直なものだ。僕はひとりのファンとして、シャンゴーズに惹かれ、彼らの音楽に耳を傾けてきた。CDを聴き、ライヴへと出かけた。その度に感銘を受け、「また観に来よう」と思った。その繰り返しが足掛け10年ということなる。当然のことながら、前回と同じ印象だったり、退屈に感じれば、もう足を運ぼうとは思わない。しかし、彼らはライヴの度に新しい可能性を僕に見せてくれた。それは楽曲の変化であったり、メンバーの成長であったり、才能の閃きであったり、ゲスト・ミュージシャンとの化学反応だったりした。僕はそのすべてを鮮明に思い出すことができる。そのときどきの演奏が、僕に強い印象を与え、バンドへの新しい興味を生み出してきたのだ。

 ザ・シャンゴーズの活動を身近な距離で見てこれたことは、僕がこの町に移り住んでよかったと思えることのひとつだ。これからも、ユニークでスケールが大きくて魅力たっぷりなこのバンドを応援していきたい。一昨日のライヴでは、そんなことを改めて思った。今も心地よい余韻が体の隅々に残っている。
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by sandfish2007 | 2015-11-30 08:25 | diary | Comments(0)

14回目のジョージの日

 今日は敬愛するジョージ・ハリスンの命日。あれから14年がたったけど、今も変わらずジョージの歌を聴いている。

 ビートルズのメンバーで最初に好きになったのがジョージだった。高校生のとき、ジョージの歌がヒット・チャートの第一位になったのを深夜のラジオで聴いた。大学生のときには日本公演があった。そして、亡くなった日のこともよく覚えている。悲しくて仕事を5日間休んだ(自由業みたいなものだったけど)。今はジョージが来日したときに建ったマンションに住み、ジョージの命日に知り合った妻と暮らしている。家のスピーカーからは、よくジョージの歌が流れている。

 ジョージが僕に教えてくれたことは、「自分が誰で、どこにいて、どこへ向かおうとしているのか。それさえわかっていれば大丈夫」ということだ。それと「大切なのは学んでいるかどうかだ」ということも。でも、それ以上に、美しい音楽と無償のやさしさを受け取った。ジョージの歌は、いつもそばにあって、僕の隣りで静かに座っている。そんな気がする。

 亡くなったとき、ジョージは58歳だった。もっと生きてほしかった。でも、こればかりはどうしようもない。だから、音楽を残してくれたことに感謝している。今日はジョージがいなくなってからの14年間を思い返し、祈りを捧げよう。そして、ジョージの歌をたくさん聴きたいと思う。

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by sandfish2007 | 2015-11-29 11:34 | diary | Comments(0)

おぼろげ

 秋から冬への変わり目。鼻をすする。あったかくしとこう。少しづつこの1年を振り返り始めている。例えば、本を何冊読んだとか。「あれは今年だっけ?去年だっけ?」なんて話しながら。そんな時の僕はいつもおぼろげだ。

 毎年、いろんな変化がある。僕自身だったり家族や仲間だったり。大きかったり小さかったり。その時々では右往左往しながらも、そうした変化をどこか当たり前のこととして受け入れるようになったのは、心穏やかに暮らすための術なのかもしれない。

 いつの間にか、振り返る過去は増え、どの出来事がいつのものかがよくわからなくなっていく。「えっ、もうあれから2年たつの?」なんて話しながら。できれば、いい想い出がたくさん残ったらなと思う。それらで頭がこんがらがっているのなら、それはそれで幸せかもしれない。

 この様子だと、今年もぼんやりと1年を振り返ることになりそう。「あれは今年だっけ?去年だっけ?」なんて話しながら。それでも構わない。ただ、なんとなく暖かな気持ちになれたらいいなとは思う。
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by sandfish2007 | 2015-11-28 07:40 | diary | Comments(0)

あと5日

 今朝、起きたら窓がびっしりと結露していた。結露は我が家の冬の風物詩で、冬の到来を告げる。言ってみれば、根室の流氷接岸のようなものだ(全然違うけど)。

 アルバイトがない日は気がゆるむのか、朝はいつもよりゆっくりめ。ノート・パソコンをリビングに持ち込んで、レコードを聴きながらブログを書くのは楽しいもの。今日はバーズのベスト盤を。只今、来日中のロジャー・マッギン。ライヴに行けないのがとても残念。聴き終わったらスライ&ザ・ファミリー・ストーンを。先日亡くなったシンシア・ロビンソンを偲ぶ。素敵なトランペットと歌声をありがとう。

 通販で配達のトラブルがあり、ここ数日ほど気を揉んだ。安いサービスを使っているので、こういうこともある程度は覚悟すべきなのかもしれないが、お客さんには関係ないこと。幸い荷物は発見され、無事に届けることができた。この件で、お客さんとは何度かメールのやり取りをした。せっかく買ってくれたのに気を煩わせてしまったことが申し訳なく、謝罪したところ、「CD 無事届きました。とってもいい感じ、期待通りです。レーベルサンプラーは、期待以上です!こんなステキなCD がおまけでついてるなんて、お得すぎです!」と、なんとも涙が出るような優しい返事をいただき、ほっと胸をなでおろした。同時に改めてサービスの向上も考えていかないとなと、またひとつ教えられた気がしたのだった。

 タワーレコード藤沢店に立ち寄ると、売り切れたと思っていたジョン・リーゲン『ストップ・タイム』が、まだ売られていた。残りあと3枚。閉店まであと5日。売り切れるといいな。他のCDもじわじわ減っているようで、いくつかのタイトルは売り切れていた。Tシャツが割りと残っていたのがちょっと気になるけど。こちらも売れますように。できるだけ棚をきれいにして、11ヶ月間の長きに渡るコーナー展開を締めくくりたいものだ。
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by sandfish2007 | 2015-11-26 08:22 | diary | Comments(2)

そろそろラスト・スパート

 曇りのち雨。大分冷え込むそうなので、あたたかくして出かけよう。いつから天気予報はこんなにも信頼できるようになったのだろう。見習いたい。

 昨夜、ジョージ・ハリスンの「マイ・スウィート・ロード」のシングル盤を100枚も集めた女性がいることを知った。同じジャケットがずらりと並んだ写真がなんとも感動的で、「僕は何枚持ってたっけな?」と見てみたら、たった2枚だった。98枚の差はあまりに大きい。そんなこともあって、昨夜はずっとジョージの歌を聴いていた。今度の日曜日は14回目の命日。もうそんなに経つのだな。

 昨日はこの家に引っ越してきてちょうど2年だった。中古のマンションだけど、こんな自分でも家を買えたことに今も驚いている。ジョージが来日公演をした1991年12月に築。そんな偶然もなんだか嬉しかったりする。

 今夜はタワーレコード藤沢店に立ち寄るつもり。どうやらジョン・リーゲン『ストップ・タイム』を見事売り切ったみたいなので(インターネットで店頭在庫を調べたらそうなっている)、その確認と、試聴機のCDの入れ替えのお願いと、担当者が今日で最後のようなので、もし会えたらご挨拶をしたいなと。タワレコ藤沢店も残り6日間(11月30日に閉店)。サンドフィッシュ・コーナーは最終日まで展開しているので、ぜひ足を運んでみてください。

 師走を目前にして、地元のイベントも目白押し。どれに参加するか思案中。いくつかDJすることも決まっている。2015年もそろそろラスト・スパート。
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by sandfish2007 | 2015-11-25 07:34 | diary | Comments(0)

グライダー

 充実した1日にしようと、やることを頭で整理して、いいスタートを切ったはずだった。ところが、なかなかそうはいかないもの。それが45年間生きてきた僕の経験則だ。

 まずは自転車のブレーキを交換した。順調だったのはここまで。次にギアの調整をしたところ、一向にうまく決まらず、「おかしいなぁ」と思っていたらワイヤーがぶちっと切れた。見上げれば、いつ雨が降り出してもおかしくない空模様。ひとまず食料の買い出しを済ませ、仕事の事務用品も購入する。それから、ネットでワイヤー交換のやり方を調べてみるが、どうもよくわからない。とりあえずやってみようと、ワイヤーを買ってきて、かつての記憶を頼りにチャレンジするがうまくいかない。友人にアドバイスを乞い、再チャレンジするもやはりうまくいかない。空はどんどん暗くなり、時折細かい雨粒が落ちてきた。そして、午後4時半のチャイムが鳴ったとき、僕は自分の記憶が頼りにならないことを悟った。しばらく自転車のギアは使えない。

 すごすごと部屋へ戻り、まったく進んでいない仕事をする。てきぱきと手を動かしたら、いくらか気分が晴れた。「あーあ、これで通販に注文でも来ればなぁ」と思ったとき、ふと嫌な予感がして、連休前に発送した荷物の追跡をしたところ、まだ届いていないことが判明。運送会社に問い合わせるも、はっきりしない返事。何度目かの電話でのやりとりの後、「状況を確認して、明日また連絡します」と言われた。どうやら行方不明になっている可能性が濃厚だ。急いでお客さんに謝りのメールをした。すぐに返事をもらえて救われたが、なんだかとても疲れた。もし今日も状況がわからないようなら、発送し直そう。

 時計の針は午後10時をさしていた。朝に頭で整理したはずの計画を反芻すると、手つかずなことが山のように残っていた。「またか…」とつぶやく。予定通りになんかいかない。それが45年間生きてきた僕の経験則だ。それでもやっていくしかない。グライダーのようにふらふらと、ときに風をつかまえながら、落ちないように飛びつづけるのだ。
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by sandfish2007 | 2015-11-24 07:23 | diary | Comments(0)

70代

 僕の両親はふたりとも70代で、僕も40代半ばになった。まさかそんな日が来るなんて。まったく驚いてしまう。でも、僕らは今も生きていて、幸いにしてそういうことになった。そのすべてに感謝したい。こうした気持ちは30代ではわからなかったし、20代の頃は想像さえできていなかったかもしれない。

 先日、とある雑誌を手にする機会があり、ざっと目を通してみた。大分落ち着いた内容ではあったが、なかなか読み応えがあると思った。最後の方に読者の声を掲載したページがあったので見てみると、4人のうち3人が70代で、名前はすべて実名で記されていた。「ほぉー」と、僕はいろんな意味で思った(例えば、両親と同じ世代の人が読む雑誌を自分も面白いと感じたこととか)。

 その数日後の昨夜、たまたま聴いた3枚のCDが、すべて70代のアーティストであることに気づいた。ポール・マッカートニー『キッシズ・オン・ザ・ボトム』、ドニー・フリッツ『オー・マイ・グッドネス』、ボブ・ディラン『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』。みんな70代になってからの作品だ。自分がそういう年齢の人の歌を聴いていることに、やっぱり驚いてしまう。

 三者三様。歩んできた人生の違いが、音楽をその音楽たらしめ、際立たせ、違うものにしている。ポールは軽やかさを失っていないし、ディランは孤高でありつづけている。どちらの歌も、聴くことでしんどい現実を忘れさせてくれる。ドニーの歌は、もっと僕らの現実に近い。日常を忘れさせてはくれないが、わかってくれる。ただ、説得力があり過ぎて反論ができない。もう少し歳を重ねれば感じ方も違うのかもしれないけど、45歳の僕はただ黙って聴くしかない。それはつまり、僕が今のドニーの歌にリアリティーを感じている証拠でもあるのだ。

 3人の歌を聴きながら、僕は自分のこれからのことを考えた。僕はどう生きていきたいのだろう。選択肢はいろいろあるが、選べる道はひとつだ。それを見極めたい。

 何事もなければ、いつか僕も70代になるのだろう。今はまだ想像がつかないけど、できることなら、音楽に囲まれて、家族とこの家で暮らし、仲間達と笑っていられたらと願う。そのためにも日々を楽しもう。そして、受け取ったものをポジティヴなエネルギーに変えていこう。良き70代を迎えられるように。
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by sandfish2007 | 2015-11-23 08:19 | diary | Comments(0)

音楽は愛だ

 日曜日の昼下がり。薄曇り。テーブルにはいただいた薔薇が鍋にさしてある。考えないといけない。その下には柿と鳩サブレー。シュールだ。ひとまず鳩サブレーを2枚ほど失敬し、ミルクをたっぷり入れたコーヒーと一緒にいただいた。ボブ・ディランの最新作『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』をようやく購入したので、繰り返し聴いている。ディランの歌は思った以上にゆったりとしていて、バックの演奏も申し分ない。今日みたいなのんびりした休日にはぴったりだ。

 昨夜帰宅したのは午前3時だった。「バー・ケインズ」で毎月行われているDJイベント「Voices Inside」に顔を出し、途中で毎月放送されている「サンドフィッシュ・カフェ」の収録へ向かい、また「ケインズ」に戻ってきて、焼酎をちびちびと呑んでいたら、そんな時間になったのだった。中古レコード屋でもまず見かけないヴァーノン・レイ『ウェイステッド』のアナログ盤が、どういうわけか昨夜の「ケインズ」には2枚あった。僕はマニアックに驚き、持ち込んだ2人を並べて記念写真を撮り、「これは貴重だぜ」と静かに興奮した(こういう話はわかる人にだけわかればいい)。

 アラン・トゥーサンの追悼も行われた。ピアノの上にトゥーサン関連のレコードが並んでいるのを見て、「本当に死んじゃったんだな」と思い悲しくなった。久しぶりに会った友人も同じことを言っていた。別の友人は「心にぽっかり穴が空いちゃって…」と言っていた。わかるよ。

 この夜のテーマはブルーアイド・ソウルだったんだけど、あまりそれっぽいものはかからなかった。外堀からじっくり埋めていって、本丸には届かない。「Voices Inside」ではよくあることだ(そこがいいのだ)。僕が店を出たときも、イベントはまだつづいていた。7インチを中心にかけながら、イベント自体はロング・プレイングなのだ。そんな「Voices Inside」も、来年6月で100回目を迎える。まだ先の話だけど、まず達成されるだろう。すごいな。音楽は愛だ。
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by sandfish2007 | 2015-11-22 12:39 | diary | Comments(0)

淀まないように

 今月いっぱいで閉店するタワーレコード藤沢店へ3日つづけて顔を出した。ディスプレイを変更し、試聴機のCDを交換し、棚の商品を並べ直し、店長や担当者さんと話をした。あと10日間。感謝を込めて、売り切りたい。ひとつ下の階では、無印良品がオープンしていた。閉まる店もあれば、これから始まる店もある。

 帰宅すると、元横綱の北の湖が亡くなったことを知った。僕が初めて見た本当に強い横綱だったから、僕の中での横綱のイメージは今も昔も北の湖のままだ。そういう人がこの世を去るのはやはり淋しい。

 春にブライアン・ウィルソンの来日が決まった。名作『ペット・サウンズ』のリリース50周年を祝うツアーだという。昨日の朝もこのアルバムを聴いたけど、初めて聴いたときからまったく印象が変わらない。無垢な魂が奏でる音楽は、いつまでも少年少女のまま同じ場所に留まりつづけている。

 夜はブルース・スプリングスティーンのDVDを観た。ブルースの目もまた少年のようにきらきらと輝いていた。思わず笑みがこぼれ、自分もそうありたいと思った。川の水が美しくあるためには流れつづける必要がある。立ち止まらないことだ。淀まないように。澄んだ目で世界を見通すのだ。

 今日から世間は3連休だとか。皆さんにとって楽しい3日間でありますように。タワーレコード藤沢店にもたくさんの来店がありますように。
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by sandfish2007 | 2015-11-21 07:33 | diary | Comments(0)

もうひとがんばり

 エリック・クラプトンの来日が決まり、ブライアン・ウィルソンの来日が決まり、ボブ・ディランが来日すると噂されている今日この頃。僕は来月に発売されるブルース・スプリングスティーンの『ザ・リヴァー』ボックスに腐心しているところ。心が追いつかない。もっとCDを売らないと…。

 昨夜の野球「プレミア12」は、ここまで全勝できた日本代表が、最終回で韓国に4点取られての逆転負け。8回までは無失点でまったく危なげなかったのに、まさかまさかの結末だった。僕は心が追いつかず、焼酎を呑んで、ジョージ・ハリスンを聴いて、どうにか落ち着きを取り戻した。

 それから穴蔵で残りの仕事をしたのだけど、結局終わらず、眠くなったので寝た。なんだかいろいろと追いつかない1日だった。

 気がつけば師走も近し。わたわたしているうちに今年も暮れていくのだと思う。追い越せずとも追いつけるように、もうひとがんばり。
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by sandfish2007 | 2015-11-20 07:21 | diary | Comments(0)