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Sandfish Records Diary

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インディペンデンス・デイ

 仕事が順調に進むと気分がいい。昨日は新譜の注文書を作成し、通販サイト用のページの準備をした(まだ非公開)。あとは試聴データを用意できたら、予約受付をスタートすることができる。ニューリリースが決まると、発売日までにやることがはっきりしているから、悩まないで済むし、物事の進捗を把握しやすくなる。順調に進んでくれれば嬉しいもの。

 そんな気分のいい朝には、ブルース・スプリングスティーンのライヴ音源を。今年1月のシカゴ公演。名作『ザ・リヴァー』のフル演奏。ポジティヴなエネルギーをいただきましょう。
 
 「インディペンデンス・デイ」という曲がある。7月4日、アメリカの独立記念日に、青年が父親との確執を解決しないまま家を出ていく。うまくやろうと言葉を選んで、一線を引いてもみたけど、どうしてもできなかった。はっきりしていることは、僕らが同じ家で暮らすのは不可能だということ。結局、僕らふたりは似過ぎていたのかもしれない。でも、僕はあなたが望みながらも口にしなかったことがあったのを知っているよ。だから、せめてさよならと言ってくれないかな。そんな歌だ。

 青年は父親と同じ街で育ち、父親とは違った人生を歩もうとしている。僕が特に好きなフレーズは「もう何を言っても何も変わらないよ。だって、誰もがみんな違った人達で、それぞれが違った見方をするのだから。そして、僕らがよく知っていることなんて、どれもすぐに消えてしまうよ」というところ。例え未来に希望があるにせよ、最初は孤独だ。旅立ちというのは、きっとそういうものなのだろう。
 
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by sandfish2007 | 2016-05-31 07:39 | diary | Comments(0)

12時間

 12時間寝た。眠りが浅かろうが、ろくでもない夢をいくつも見ようが、これだけ寝れば疲れは取れる。腰は少しばかり痛いけど(寝過ぎで)。

 昨日は横浜スタジアムへ横浜DeNAベイスターズ対広島東洋カープの試合を観に行った。プレイボールは午後1時なのだが、チケットの引き換えのため午前9時30分にスタジアムに到着すると、既に長蛇の列ができていた。1時間20分並んでどうにか三塁側の内野指定席を確保(一塁側は即完売)。前日に飲み過ぎて床で寝落ちし、なんとなく二日酔いというほどほどの体調管理ゆえ、喉が渇いて仕方なかった。

 満員御礼のスタジアムで、ベイスターズはカープの主軸に連続ホームランを浴び、打線は内野ゴロの山を積み上げる等いいところなしの完封負け。まぁ…、こんな日もある。幸い天気は良く、三塁側からの眺めも新鮮で、ビールを飲みながら楽しく観戦できた。明日からはパリーグとの交流戦。がんばれ、ベイスターズ。

 帰宅してすぐにシャワーを浴び、ソファーでごろごろ。午後8時過ぎにはベッドへ。で、さっき(午前8時過ぎに)起床。ざっと12時間。よく寝た。今日は新譜の注文書を作る予定。試聴データの準備や、通販ページまで作れたらいいけれど、多分そこまではできないだろう。とりあえず注文書だ。がんばれ、俺。
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by sandfish2007 | 2016-05-30 09:57 | diary | Comments(0)

オバマ大統領のスピーチを聞いて

 昨日、オバマ大統領が広島を訪れ、平和記念公園で17分間の印象的なスピーチをした。その内容は、核の廃絶とその先にある戦争放棄を含む人類の恒久平和を願うものだった。71年前に核爆弾を広島と長崎に落とし、その後も世界最大の軍事力を保持しつづけるアメリカの大統領が語る言葉として、そのスピーチは、抱えている矛盾の巨大さゆえに、かえって心に響くものとなった。個人や国の力ではどうすることもできないパラドックス。それは大きさこそ違えど、僕らひとりひとりの中にも存在するものだ。誰もが払拭できない矛盾を抱えている。それは疑いようがない。しかし、昨日オバマ大統領がそうしたように、僕らにも僕らの立場で語れる言葉があるはずだし、できることもある。そんなことを思いながら、僕は昨日のスピーチを聞いていた。

 世界平和。簡単なことのはずなのにできないこと。それ自体がパラドックスなのか。でも、できることはあるし、そのために語られるべき言葉も存在する。今日からはそれをさがしていきたい。
 
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by sandfish2007 | 2016-05-28 07:32 | diary | Comments(0)

ニューリリースが決まりました

 ニューリリースが正式に決まった。これまでの停滞が嘘のように、今は矢継ぎ早に届く英語メールににやにやしながら返信しているところ。今回は静かに胸を打つとてもシンガーソングライターらしい作品で、これをリリースできることに誇りを感じている。詳細は近日中にアップ予定。
 
 やっといろんなことが上向いてきたのかもしれない。ベイスターズも今月はやけに強いしな。でも、調子に乗ってはいけない。仕事も野球も大事なのは平常心だ。そうなのだ。

 これで困っているのは、流通を依託していた会社と連絡がつかないことだけ。もう何ヶ月も振込みがないし、預けてある在庫は戻ってこないし、えとせとらえとせとら…。そことは長いつきあいだから、そのうちなんとかなると信じているけれど、早くすっきりしたいもの。ひとまずアルバイトがあるので生活はできている。こんな時代だから、収入源はひとつよりも分散している方が安心かもしれませんね。ちなみに、新しい流通先は決まっているのでご心配なく。

 なんであれ、徐々に上向いてきてる。そんな気がする。がんばろう。
 
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by sandfish2007 | 2016-05-26 07:53 | diary | Comments(0)

夏のような1日

 昨日は夏のような陽射しなのに、空気はからりと乾いていた。胸元に猫がぶら下がっている黄色いTシャツに着て、短パンをはいて、ビーチ・サンダルを引っ掛けて外に出た。自転車をこいで新しくオープンしたリサイクル・ショップへ向かい、108円コーナーで佐野元春『ノー・ダメージ』のアナログ・レコードと、妻へのプレゼントにフリッパーズ・ギター『オン・プレジャー・ベント』のCDを買った。チンジャオロースーを作り、仕事だった妻の帰りを待って、フリッパーズ・ギターを聴きながらふたりで食べた。今朝は佐野元春を聴いている。

 夏のような1日だったから、アイスクリームも買った。ベランダに椅子を出して、太陽の陽射しを体いっぱいに受けながら、青空に目を細めてアイスを食べていると、まだ小学生だった頃のことを思い出した。実家があった町の風景が浮かんでは消えた。

 今朝、メールが届いて、ニューリリースの交渉がひとつ前進した。なかなかすんなりいかないけど(本当にどうしてなのだろう?)、前進したのは間違いない。これから返事を書く。これで決まりだろう。さすがに決まりだと思う。窓の外には青空が広がっている。今日も夏のような1日になりそう。
 
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by sandfish2007 | 2016-05-24 07:33 | diary | Comments(0)

もしかしたらですけどね

 長く音楽を聴いていると、作品の評価というのは時代と共に変化するものなのだとわかる。名盤だったはずのものがそうでなくなったり、それまで見向きもされなかった作品が評価されたりする。また、一度は相手にされなくなった元名盤が何かをきっかけに再評価されることもある。変わるのは周囲の評価ばかりで、作品の内容が変わったわけじゃない。

 そうした変遷を眺めていると、結局、他人が言うことにたいした意味はなくて、自分がどう感じるかなのだなと思う。もちろん客観的な視点というのは音楽を聴く座標軸としてあった方がいいけれど、信じ過ぎない方がいい。特にもっともらしいことは多少疑ってかかるくらいがちょうどいいと思う。

 発売当時の状況や売上げ枚数は、時間がたつにつれその意味を風化させていく。よほど史実として残る価値があれば別かもしれないが、たいていの場合はそうだと思う。付加価値は削ぎ落されてゆき、最後には音楽が音楽としてだけ残る。こうした考え方は、僕がレーベル運営をする上での基本となっている。

 そんな風に思うのは、僕が好きな音楽の多くを後追いで聴いてきたからかもしれない。いつしか世間の評価と自分の感覚にズレがあることに気づき、それは時間がたつほどに明確化されていった。単に自分の好き嫌いとは別のところでも。

 さっきキャロル・キングの『タペストリー』を聴きながら、「これと同じくらいいいアルバムを、キャロルは何枚も作っているよな」と思った。正直、もっといいアルバムもあると思っている(好き嫌いとは別に)。今のところ、キャロル・キングの代表作と言えば、やはり『タペストリー』ということになるのだろう。でも、あと10年くらいしたら別の作品になっているかもしれない。まぁ、もしかしたらですけどね。
 
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by sandfish2007 | 2016-05-23 08:35 | diary | Comments(0)

マチルダ

 月がきれいな夜だと思ったら、今は太陽が燦々と降り注いでいる。コーヒーを淹れて、トーストにチーズをのっけてかじる。甘いチョコレートを口に放り込む。昨夜も同じくらい甘いチョコレートを口にしたことを思い出す。そんな日曜日の朝、聴きまするはクッキー&ザ・カップケイクスの「マチルダ」。

 昨夜は99回目を迎えた、つまり次回から桁が変わるマンスリーDJイベント「Voices Inside」@バー・ケインズへ。今回は「スワンプ・ポップ」の特集。ルイジアナ産の恋に破れた人達のための音楽…といってもあながち間違いではないだろう。というのも、世界には種々様々な音楽があるけれど、三連バラードほど失恋との相性がいいものはないからだ。スワンプ・ポップの胆は、演り手も聴き手もとにかく心の脇が甘いところだろうか。浮かれ過ぎて失敗する。恋人は去り、傷つく。「でも、しょうがないだろ。お前が悪いんだから」と他人に言われても、そんなことは百も承知だから返す言葉もない。それゆえ余計に悲しい。そんなところがまたコミカルで、つい愛おしんでしまうのだ。

 昨夜は珍しくライヴもあった。ロス・ロイヤル・フレイムスというデュオが、ルイジアナやテキサキへの愛情たっぷりの演奏を聴かせてくれた。スーツでばっちり決めた姿がかっこよくて、やはり服装は重要だと思った。ソウル・マナーを身につけたヴォーカルは新鮮だったし、ギターはいろんな音色を奏でてびっくりした。「地図を眺めながら音楽を聴くと楽しいんですよ」という音楽偏愛者らしいMCもよかった。ライヴは大盛り上がり。クッキー&ザ・カップケイクスの「マチルダ」も聴くことができた。

 帰り道、雨上がりの夜空に月がきれいだった。そんな夜を飛び越えて、今は太陽の光が眩しい。胸には昨夜の余韻がほんのり。口の中のチョコレートの甘さと共に。
 
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by sandfish2007 | 2016-05-22 09:08 | diary | Comments(0)

ルーティン

 ルーティン=決まりきったこと。日々の作業。先日、馴染みのバーでルーティンの話になったとき、「宮井くんにとってはブログだね」と言われて、まったくその通りだなと思った。なにせ13年も毎日のようにつづけているのだから、ルーティン以外の何物でもない。

 朝起きて、コーヒーを淹れて、パソコンのスイッチを入れる。ぼんやりした頭でなんとなく書き始める。そんなだから、書き出しはその日の天気のことになりがち。そこからは成り行きまかせ。平均するとだいたい40分程度で書き終わる。

 ほんと、なんでつづけてるんだろう?最初は楽しくて始めたはずだけど、今ではつづけている意味も定かではない。その辺りも実にルーティン的だ。「つづけることに意味がある」と言う人もいるけど、そうなのだろうか?僕にはわからない。考えられる理由としては、ただ「つづいちゃった」んだと思う。理由なんて所詮は後付けに過ぎない。本質とはかけ離れたものだ。最初は何か意味があったのかもしれないが、13年も前のことなので忘れてしまった。今では日常に組み込まれ、ルーティンになった。それだけのことだ。

 今朝も何も考えずに書いている。書きながら考え始める。でも、たいしたことは考えていない。だから、つづいている。多分、そんなところだと思う。
 
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by sandfish2007 | 2016-05-21 07:31 | diary | Comments(4)

トム・ペティからピーター・ウルフへ

 気持ち良く晴れた朝には「ヒア・カムズ・マイ・ガール」や「イーヴン・ザ・ルーザーズ」が聴きたくてなって、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの『ダム・ザ・トーピードウズ(破壊)』をターンテーブルにのっける。いつ聴いてもかっこいい。曇りの日に聴いても、雨の日に聴いても素敵だけど、今日みたいなよく晴れた日に聴くのはやはり格別だ。これはそういう音なのだと思う。

 トム・ペティからは、あまり汗の匂いがしない。熱っぽいロックン・ロールと西海岸のからりとした空気が同居している。昔々、夏の北海道へ行ったとき、陽射しは強いのに汗をほとんどかかなかった。「なんかトム・ペティみたいだなぁ」と思った。または、紫外線は強いけど爽やかな今の季節のようでもある。

 シングル・ヒットした「ドント・ドゥー・ミー・ライク・ザット」は、当初はJ.ガイルズ・バンドのために書かれた曲らしい。そう言われてみればわかる気もする。この曲のJ.ガイルズ・バンド・ヴァージョンは存在するのだろうか?もしあるなら聴いてみたい。

 というわけで、このレコードが終わったら、次はJ.ガイルズ・バンドの『フルハウス』を聴こう。最近、ヴォーカルだったピーター・ウルフが新作をリリースしたばかり。ユーチューブで何曲か聴いたけど、これがすごくかっこよくて、「買おうかなぁ…」と悩んでいる。ピーター・ウルフは、汗だくになっても、そんなに暑苦しい感じがしない。どこかさっぱりしている。難しいことを考えてないように見えるからだろうか?そんなところがかっこいい。
 
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by sandfish2007 | 2016-05-19 07:37 | diary | Comments(0)

ガイ・クラークに捧ぐ

 ガイ・クラークの訃報を耳にした夜。悲しい夜。アルバムは1枚しか持っていないから、熱心なファンだとは言えないけれど、その1枚『オールドNo.1』こそは僕の生涯の愛聴盤だ。それはこれからもずっとそうだという意味であって、こんな風に言いきれる作品というのは、実はそれほど多くない。この作品が僕の心に残した足跡は、暖炉の火のように優しく暖かい。膝に顔を埋めてしまうほどに切ない。このアルバムは、僕に泣くことが笑うことと同じ意味で、笑顔にはいつだって涙がついてまわることを教えてくれた。

 『オールドNo.1』は、1975年にリリースされた。その音楽性や佇まいからガイ・クラークは遅れてきたシンガーソングライター、まさにオールドNo.1だった。でも、遅れて来たおかげか録音はクリアで、そうしたアンバランスさが逆にガイの歌を際立たせていた。きっと案配がよかったのだろう。今聴いてもこのアルバムは特別古くならない。他には例えようのない空気をまとっている。

 30分前に訃報を知って、今は『オールドNo.1』を聴きながらこの文章を書いている。部屋には「ライク・ア・コート・フロム・ザ・コールド」が流れている。ガイが親友のジェリー・ジェフ・ウォーカーの結婚式のために作ったのだと、随分前に先輩が言っていた。本当なのかな?わからないけど、今となってはどちらでもいい。僕はこの歌が一番好きだし、このエピソードも気に入っている。素朴で無骨なガイ・クラークが、この歌では目一杯スウィートに歌っているから。友達のために。笑顔と涙が一緒になった優しい歌だから。
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by sandfish2007 | 2016-05-18 00:38 | diary | Comments(0)