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Sandfish Records Diary

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ぼくんち

 川沿いの桜がいい感じで咲き始めてたりする。もう春なんだなぁと思ってたら、今日はちょっと肌寒かったりするわけでね。でも、徐々に。あともう少しかと。

 昨日はいろいろ考えることがあって、少しナイーブになってたところに、友人が貸してくれた西原理恵子の『ぼくんち』を読んだら、これがあまりに深い内容で、心底ひっくり返ってしまった。そこには「生きる」ということの本当の意味が、わかりやすい物語にのせて描かれていた。きれいで優しい笑顔が、胸に痛かった。

 底辺で暮らす人達の話。ここに出てくる人達のほとんどが、求めても求めきれないものを、僕は生まれたときから持っていて、そのまま持ちつづけることもできたのに、僕はそれらに背を向けて生きていくことを決めて、これまでやってきた。それがたやすいことだったとは言わないけど、そのことにどれだけの重みがあったのかを、しっかりと理解していたのかどうかは、わからない。

 どうしようもない現実の中で、シンプルな幸せを求めて、それさえも手に入れることができないとき、幸せの形は、もっとシンプルなものになっていく。どんどんシンプルになっていって、きっと、本質に近づいていくんだと思う。でも、本質に近づけば近づくほど、幸せは現実味を失っていく。それはきっと、幸せってのが、どこか「複雑なもの」だからだと思う。この漫画を読みながら、僕はそんなことを思って、胸が痛くてしょうがなかった。

 でもなんであれ、笑っていられるのはとても大切なことなんだなぁと思ったのだった。できることなら、僕も、笑顔を忘れないでいたい。

 MIYAI
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# by sandfish2007 | 2009-03-20 07:37 | diary | Comments(0)

スモーク

 しっかり寝坊して、たっぷり睡眠とって、すっかり疲れもとれた。昨日にひきつづき、今日もいい陽気で、外はぽかぽか。陽当たりの良い部屋にてデッドのライヴをかけて、只今、休日モードに入りかけ中。でも、やっぱりそうも言ってらんないので、そろそろやることちゃんとやろうかなと。ま、のんびりしたもんなり。

 昨日は、友人宅にてカレーの集いがあった。ポール・バターフィールド・ブルース・バンド、オーリアンズ、リア・カンケル、キング・カーティス、マイルス・デイヴィス、トム・ウェイツなどを聴きながら、友人の特製カレーを美味しくいただき、ビールをとことん飲んだ夜だった。

 なごやかな雰囲気の中、僕らはいろんな話をした。で、映画の話になったとき、2人がシルベスター・スタローンの『オーバー・ザ・トップ』をいい映画だと言い出し、盛大にびっくりする。というのも、僕はこの映画を高校生のときに観に行って、かなり首をかしげながら帰ってきた経験があるのだ。あれから20数年、川沿いにほっこりと建つ友人宅で、まさかこの映画が絶賛される場面に出くわすとは…。「ひょっとすると、今観たら、僕も感動しちゃったりするのかな?」と、なにげなくそんなことを言ったところ、「あたしは数年前にも観たけど、やっぱりいい映画だった」と友人からの力強い言葉が返ってきた。ふむ…。また、友人のひとりには、この映画が好きということから「トップくん」というあだ名までが暫定的につけられ、本人も「なかなかいいなぁ」とご満悦な表情を浮かべるなど、『オーバー・ザ・トップ』の余波は、この夜、最後まで僕らの周囲を漂っていた。というわけで、

 暫定的結論:もしかすると、いい映画なのかもしれない(ぷらばぶりー)。

 そんな僕らが共通して大好きな映画は『スモーク』だった。描かれたシーンのひとつひとつから、語られる言葉から、ふと浮かぶ表情から、人肌のような温もりがじんわりと伝わってくる。これはそんな映画だと思う。で、トム・ウェイツのレコードがターンテーブルにのったのも、そんな理由からだったわけでね。僕らも、こんなだけど、これでいて、けっこう、心がやわらかかったりする…のかもしんない。なんちゃって。

 MIYAI
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# by sandfish2007 | 2009-03-19 14:04 | diary | Comments(0)

今度の日曜日は

 以前の日記にも書いてるけど、今度の日曜日は、チャリティライブとDJイベントのダブルヘッダー。

 ライブの方は、病気に苦しむ仲間のために湘南界隈のミュージシャン達が集結してのチャリティライブ。まさに実力派と言える面々が勢揃いしてるわけで、音楽的なクォリティは申し分ない。先日、主催者であるサックス・プレーヤーのSammy氏と話したところ、「絶対にいいライブになるよ」と自信をもって言っていた。だから、観に来る人は、チャリティであることはさほど気にせず、単純に音楽を楽しんでもらればいいんだと思う。だって、絶対に楽しいと僕も思うから。サンドフィッシュ・レコードは、いつものようにCDとTシャツ&トートバッグを販売。ちょっとした賑やかしにでもなれたらいいなと思っている。出演者のCDなども販売する予定。ライヴの詳細はこちらを参照→link

 で、夜になれば、我が友=二見潤が主催するDJイベント『Voices Inside』の1周年記念。普段は二見くんをホストDJに、ゲストを迎えて毎月行われてるわけだけど、今回はアニバーサリーということで、これまでゲスト参加したDJ達+αがずらりと顔を揃える。ちなみに、僕はこのイベントの第一回目ゲストDJだったもんで、今回もしっかりお仲間に入れてもらってたりする。会場である「Bar Cane's」のマスター=Genくんはこの1年を振り返って「オシャレなどとは無縁の、男クサい、庶民な音楽ばかりであった」と明言。ザッツ・ライト。僕も、全国的にみたって、これほどイナタイDJイベントってそうないと思っている。しかも、今回はホストの二見くんがご来場者全員に1ドリンクをご馳走するとのこと。つまり、ノーチャージなのに1ドリンク付き。ますます全国的にみてもありえない…と思うわけで。これはお値打ちでございます。イベントの詳細はこちらを参照→link

 というわけで、間違いなくクタクタになるだろうけど、そこはアドレナリン出しまくりで、乗り切ってこうと思ってたりする。なによりも、来てくれるみんなが、最高に楽しい1日を過ごしてくれたらいいなぁと願ってます。

 MIYAI
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# by sandfish2007 | 2009-03-18 10:12 | diary | Comments(0)

Lazy Morning

 この1週間ずっとディープに飲みつづけたもんで、その影響からか、なんともだらーんとした朝を迎えてみたりする。誰かに背中を押してもらわないとなにもできないような…。ま、そんな気分の朝も、たまには、あったりする。でも、このままずるずるーっとしてるわけにもいかんよなぁと思い、かなり無理矢理ベッドから這い出して、昨日の宴会でとっ散らかった部屋を片づけたら、どうにか気分が通常レベルに戻ったような気がした。で、スプリングスティーンの “Kingdom of Days”と“Surprise,Surprise”を聴いてみたら、ひとまず今日もがんばってこう…という気になれた。よかったよかった。

 では、今日もつつがなく1日が送れますように。そして、できればほんの少し、嬉しいことがありますように。僕にも。そしてあなたにも。

 MIYAI
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# by sandfish2007 | 2009-03-17 10:18 | diary | Comments(0)

Peace in the Neighbourhood

 いい天気なり。なんか久々。江ノ島では、昨日と今日で春祭りをやっていて、そんな島の入口で「月明かり4人組」が15時くらいからライヴをやるそうなんで、お昼食べたら、自転車こぎこぎ、遊びに行ってこようかと。で、ビールでも飲んでこようかと。楽しみ楽しみ。

 昨日は、サンドフィッシュのレーベル・ロゴをデザインしてくれた村尾靖宙氏と、藤沢にてたっぷりお酒を飲んだ。「昇」→「海樹」→「大新」という満腹コースを、2ヶ月遅れの僕の誕生日祝いということで、村尾くんがどどーんとご馳走してくれたわけで、僕が払ったのは最後の「大新」だけだったわけで、ほんとどうもありがとうございます。

 村尾くんとは、僕らがまだ15歳だったときからのつきあいで、それはそれはたくさんのことを一緒に経験してきた。とりわけ、15歳から20歳までの5年間は、顔を合わせない日が珍しいくらいだった。そんな長い時間を、たいていの場合、僕らは音楽とオートバイの話をして過ごした。とりわけ僕らはポール・マッカートニーが大好きで、昨日も誕生日プレゼントということで、『Off the Ground』のアナログ・レコードを、村尾くんは僕に「ほいよ」とくれたのだった。「どの曲が好きでぃ?」と訊ねると、村尾くんは“Peace in the Neighbourhood”と答えた。僕は“The Lovers That Never Were”が好きだと言った。そして、メニューたてにジャケットを飾って、ちょっとした謎解きのようなことを話をしながら、こんこんとお酒の飲んだのだった。

 で、今はというと、ジャケットを部屋のコンポの上に飾って、『Off the Ground』を聴いてるわけでね。「あぁ、やっぱり“Peace in the Neighbourhood”もいいなぁ」とか思ってたりするわけでね。

 とにかく、さんきゅーまいふれんど。僕は嬉しかったよぃ。

 MIYAI
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# by sandfish2007 | 2009-03-15 12:27 | diary | Comments(2)

さよならヴァージン

 昨夜未明から嵐のような雨風が吹いてたりする。傘が役に立つとはとても思えないわけで。これからバイトなわけで。あー、めんどくせー。

 音楽業界にいながら、ヴァージンメガストアが今年の1月に日本からなくなっていたことを、つい最近知った。店舗はそのままそっくりTSUTAYAになったんだそうだから、CDショップであることには変わりないのだけど、お店としての性格は大きく違ってくると思う。悪い意味で。

 CDショップから新しい音を発信することが、だんだん難しくなってきているのは、僕も常々感じている。だから、いつも新しい販路には興味をもっているし、CDというパッケージにどこまでこだわるべきかについても、複雑な気持ちを抱いている。

 サンドフィッシュ・レコードみたいな小さなレーベルが生き残っていくためには、既存の流通とは別に、直販を伸ばしていくしかないのかなぁと思ったりする。そのための方法を考える時間はどんどん増えて、その結果、CDショップに注意を向ける時間が減ったのか確かだ。なるべくたくさんの店舗にサンドフィッシュのCDを置いてもらうのではなく、置いてほしいところをこっちから選ぶようになった。残念ながら、ヴァージンはそこからはずれていた。だから、なくなっても気がつかなかったのかもしれない。

 CDショップの状況が厳しいのは前々からわかっていたけれど、実際にヴァージンの名前が消えたというのには、「やっぱり、そういうことなんだよなぁ」という妙な説得力があったりする。

 MIYAI
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# by sandfish2007 | 2009-03-14 08:08 | diary | Comments(0)

横須賀へ

 どんより曇り空。今日はお通夜で横須賀まで行く。喪服をひっぱりだし、久しぶりにネクタイを締めた。そんな自分の姿を鏡に映してみて、あまり似合ってないなぁと思いながら、ケンタッキー・コロネルズのレコードをターンテーブルにのせた。都会的で洗練されたブルーグラス。とても軽快な演奏。でも、外はどんより曇り空…だったりする。

 昨日は、「菜音」→「海樹」→「サウサリート」というスペシャル・コースを辿る。最初の「菜音」では2人飲みだったのが、「海樹」で5人になり、そのままぞろぞろと「サウサリート」へ流れてみれば、友人・知人がカウンターにずらーり。その後も、ひとりが帰るとまたひとりがやって来るといった感じで、夜は賑やかに更けていったのだった。

 サンドフィッシュ・プレゼンツでライヴを企画しようってな話も出て、なんか面白いことが起きそうな予感がぽつぽつ。楽しみだ。

 MIYAI
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# by sandfish2007 | 2009-03-13 15:52 | diary | Comments(0)

ジェフ・エメリックとチキンラーメンのこと

 ジェフ・エメリック著の『ビートルズ・サウント最後の真実』を読み切る。こんな辞書のように分厚い本を一気に読めたのには、僕が活字に飢えていたというのもあるのかもしれないけど、やはりこの本が凄まじく面白かったからだと思う。

 僕が気に入ったのは、この本があまり理系的でなかったところかもしれない。とても豊かな感情に溢れていて、終始自分の視点で綴られる文体からは、信用するに足る正直さが伝わってきた。で、どんなに素晴らしい音楽も、僕らと同じ人間が作り上げたのだということが、すごくよく伝わってきて、そこが、とても素敵だなぁと思ったりした。

 僕はレコーディングに深く関わったことがないので、いろいろと想像しながら読んだわけだけど、もし僕にいくらかでもレコーディング現場に立ち会った経験があったなら、また違うリアリティを感じることができただろう。それはちょうど、音楽を聴いていて、「お遊び程度であれ、楽器を弾いたり歌ったりすることができてよかったなぁ」と感じるのと、似ているかもしれない。
 
 なんであれ、この本を読んで、長年慣れ親しんできたビートルズの曲が、また違って聴こてくるようになったのは、とてもわくわくする経験だった。で、いつか、できれば近い将来、音楽の制作に深く関わってみたいなぁと、思ったりした。

 昨夜は、「サウサリート」でだらだらと過ごした。友人達が来ては去り来ては去り、気がつけば店内には僕だけが残っていた。こういうことって、僕の場合、けっこうあったりする。んで、トイレットペーパーのことは当たり前のように忘れ、帰りの道すがらに僕が買ったのは、チキンラーメンだった。こういうことも、僕の場合、よくあったりする。

 結論:チキンラーメンはすぐ美味しいが、すごく美味しいわけではない。

 今日はこれから鵠沼海岸へ。用事を済ませて、コーヒーを飲んだら、トイレットペーパーを買って帰ろう。そうしよう。

 MIYAI
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# by sandfish2007 | 2009-03-12 13:19 | diary | Comments(0)

ボブ・ディランとトイレットペーパーのこと

 ボブ・ディランの芯のある歌声が流れている。まるで、強い風にさらされながら歌っているよう。僕には、いつも、そう聴こえる。

 これから晴れてくるんだそうな。さっき洗濯機の中を覗いたら、いっぱいになっていた。でも、花粉舞い散るこの季節は、外に洗濯物を干せない。だから、ついつい溜めがちになるんだと思った。 

 はやく風に吹かれる洗濯物が見たいなぁ…と思ってみたりする。

 それにしても、今から45年も前のレコードをこうして聴いているというのは、考えてみれば、ちょっと不思議な感じがする。でも、この生命力こそが音楽なわけで、そう考えれば、ちっとも不思議なことじゃないのかもしれない。そんなことを、ディランの歌を聴きながら、ちょっくら思ってみたりした。

 で、さっきトイレに行ったら、トイレットペーパーが残りわずかだった。買ってこないといけない。でも、忘れずに買って帰る自信はあまりない。僕は、本当にこういうことを、よく忘れる。

 MIYAI 
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# by sandfish2007 | 2009-03-11 09:15 | diary | Comments(0)

ストリングベンダーが聴こえる

 昨日の夕方、部屋で仕事をしていると、知り合いの音楽ライターさんが亡くなったという知らせを受けた。あまりに突然のことだったので、なんだか信じられず、実感がわかない。わかないまま、その人が好きだったクラレンス・ホワイトの演奏を聴いた。そしたら、言葉にならない気持ちに襲われた。その人も、とてもギターが上手だったから。

 ナッシュビル・ウェストからザ・バーズへ。ミュールスキナーもターンテーブルにのせよう。

 ものすごく親しかったというわけじゃない。会った回数もそれほど多くはない。でも、想い出はいくつかあったりする。心の優しい人で、歳下の僕にも丁寧な口調で話をしてくれた。僕の言う冗談にも笑ってくれた。僕はその人のことが好きだったし、きっとその人も、僕に対して悪い印象はもっていなかったと思う。多分。

 オルタナ・カントリー系のアルバムも聴こう。そして、ボブ・ディランも。

 音楽が心と心を繋げてくれる。少なくとも、そんな気にはさせてくれる。そういう音楽を共有できたことを、嬉しく思っている。

 MIYAI
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# by sandfish2007 | 2009-03-10 08:18 | diary | Comments(0)