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Sandfish Records Diary

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冬のような朝にジョージ・ハリスンを聴く

 冬に逆戻りしたような冷たい雨が降っている。刈ったばかりの頭がすーすーしている。こういう朝は湿り気のある音楽がいいのかなと、ジョージ・ハリスン『サムホエア・イン・イングランド』のオリジナル・ヴァージョンを聴く。外が寒くても、頭がひんやりしていても、心が温かければそれでいい。

 花粉の季節もそろそろおしまい。今年はびっくりするくらい症状が軽かったが、それでもコンタクト・レンズを入れることはできなかった。でも、あと少しすれば眼鏡をはずせるだろう。コートを脱ぎ、眼鏡をしまい、ひとつ、またひとつと、身軽になっていく。今日はコートを着るけども。

 近所の桜がきれいに咲いている。買い物帰りに川沿いの並木道を自転車で走った。曇り空だったから映えはしなかったけど、それでもきれいだった。散り際はもっときれいなのだろう。川面にたくさんの花びらが浮かび、下流へと流れてゆくのだろう。そのときもジョージ・ハリスンの歌を口ずさむとしよう。「ライフ・イットセルフ」とかを。ジョージの歌は日本の情緒にもよく合う。なぜか。

 頭がすーすーしているから、今日の僕はきっと冴えているはずだ。いい仕事ができますように。面白いことも言えますように。
 

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# by sandfish2007 | 2017-04-11 07:23 | diary | Comments(0)

ポール・マッカートニーとエルヴィス・コステロのデモがすごくいいのだ

 先月末、ポール・マッカートニーのアーカイヴ・コレクション第10弾『フラワーズ・イン・ザ・ダート』(1989年発表)のデラックス・エディションがリリースされた。僕はこのシリーズを購入したことはないのだけど、最新リマスターの他に当時のデモや未公開映像などが収録される等、熱心なファンには興味深い内容となっている。

 『フラワーズ・イン・ザ・ダート』は、ポールが一時の低迷から復活を遂げた傑作アルバムで、収録曲のいくつかをエルヴィス・コステロと共作している。その「コステロとのデモがいい感じです」と友人が音を送ってくれたのだけど、これが本当によかった。デモだというのに、ふたりとも気合い十分な歌いっぷりで、僕はすっかりノックアウトされてしまった。

 コステロは、子どもの頃ビートルズの熱心なファンで、ファン・クラブにも入っていたことがあるという。ポールはそんなコステロに格の違いを示そうとしていたのか、コステロはかつてのアイドルに自分の実力を認めさせようとしていたのか、理由は知るべくもないけれど、とにかく張り合っているし、そのピリッとした緊張感が心地よかった。そして、未発表となった曲も含めて、共作し歌はどれもいいのだから、改めて実りあるコラボレーションだったことがわかる。

 ポールにしてみれば、こういう「挑む」(あるいは「挑まれる」)ような感覚は、久しぶりだったのかもしれない。また、コステロにポールへの敬意があったからこそ、この組み合わせはうまくいったのかなと思ったりもする。

 というわけで、今朝もこのデモ集を聴いている。すべての曲を完奏しているのがいいし、ふたりの作風の違いだけでなく、けっこう似たところがあるんだなというのもわかって楽しい。ポールもコステロも本当に素晴らしい。

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 最後に掲載情報をひとつ。1980年代に特化したエンターテインメント・サイト「Re:minder」に、ブルース・スプリングスティーン「マイ・ホームタウン」のことを寄稿しました。2週つづけてのスプリングスティーン・ネタです。前回はおかげさまでたくさんの方に読んでいただきました。ありがとうございます。今回もよろしくお願いいたします。

スプリングスティーンが紡ぐアメリカの小さな町で暮らすひとりひとりの歌
 

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# by sandfish2007 | 2017-04-10 07:19 | diary | Comments(0)

ひとり仕事

 目が覚めたら雨降り。桜が咲く頃というのは、たいていそういうもの。で、雨がやんだら風が吹く。そういうもの。

 今日はアルバイト。でも、出社するのは僕ひとりかもしれない。社長は「僕も来ると思います。来ないかもしれないけど」と言っていた。社長はいつも自転車でやって来る。でも、今日は雨。だから、無理することはないと思う。そもそも土曜日だし。来てほしくないという意味ではない。僕はといえば、こんな風に自由に働かせてもらえてありがたい。

 事務所の一番はずれた席に僕は座っている。「好きな席に座ってください」と言われると、どういうわけかそういう席に座ってしまう。バスに乗ったら一番後ろの席に座る高校生みたいなものだ。僕だけがみんなに背を向け、窓を向いて仕事をしている。けっこう蚊帳の外というか、みんなが何をしているのかは気配でしかわからないけど、自然光が入るのでほっとする。期待される仕事ができるようになれば、もっと快適になるだろう。

 なんであれ、事務所でひとり仕事は悪くない。集中できるし、リラックスもできる。そんな今のアルバイトを僕は気に入っている。問題は社長が僕を気に入ってくれるかどうかだが、それはこれからのがんばり次第。
 
 というわけで、いってきます。
 

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# by sandfish2007 | 2017-04-08 08:08 | diary | Comments(0)

一喜一憂

 昨日は1日オフ。朝起きて数時間ぼんやりし、サンドウィッチを食べ、キンクスのレコードを2枚聴いて、風呂に入り、ピート・タウンゼンドのレコードを1枚聴いて、親子丼を食べ、時間をかけて出かける準備をし、いざ横浜スタジアムへ。

 ジャイアンツ対ベイスターズ。2点先制して喜んでいたら、阿部のホームランで同点にされた。阿部は「ここで打たれたくない」という場面でよく打つ。きっと性格が悪いのだろう。でも、梶谷がタイムリーを打って勝ち越し、そのままゲーム・セット。3連戦のうちひとつ勝ててよかった。

 横浜DeNAベイスターズ、ここまで6試合を消化して2勝4敗の第5位。残り137試合。

 帰りは馴染みの隠れ処「海樹」にて祝杯。みんなでひと盛り上がり。プロ野球のシーズンが始まると、毎日が一喜一憂。
 

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# by sandfish2007 | 2017-04-07 07:38 | diary | Comments(0)

レイ・デイヴィスはいい曲ばかり書く

 ビールの空き缶を捨てに外へ出たら、春らしい空気に包まれた。このふんわりとした感じ、実に春である。近所の桜も今日で一斉に開くかもしれない。

 浮かれ気分でザ・キンクスの『シンク・ヴィジュアル』をターンテーブルにのせた。80年代のキンクスの中では一番好きなアルバムだ。ギターの音が清々しい。リーダーのレイ・デイヴィスといえば、今月末に10年振りの新作をリリースする。前作『ワーキングマンズ・カフェ』は大好きで、今もときどき聴いている。

 かつてXTCのアンディ・パートリッジが、最高のソングライターの1人になるためには「バート・バカラックを乗り越えて、レイ・デイヴィスよりも上手くなり、レノン&マッカートニーの壁を突破しなきゃならない」と言っていた。その通りだ。アンディはいいことを言う。きっとレイは今回もいい曲ばかりを揃えてくることだろう。歌詞対訳がほしいので、日本盤を買わないといけない。楽しみだ。

 それにしても、おびただしい空き缶の数だった。最近は焼酎の減りも早い。春だからかな?(関係ない)
 

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# by sandfish2007 | 2017-04-05 08:05 | diary | Comments(0)

Spring has come

 昨日の午前中、陽気が良かったし、桜も咲き始めていたので、妻と散歩に出かけた。歩き出してすぐにジャンパーを脱いだ。ベンチに座ると、風はまだ冷たかったが、陽射しは暖かかった。山は色づき、足元を見やればあちこちで小さな花が咲いていた。高台からは柔らかく霞んだ海が見えた。広場で遊び回る子ども達の装いも軽い。春がやって来たのだと思った。

 馴染みの隠れ処でランチを食べ、帰宅してからは、窓辺の陽だまりでしばらく猫のようにまどろんだ。その後は夕食まで仕事をし、懸念だった原稿をどうにかまとめた。

 気がつけば新年度。僕には関係ないと思っていたが、今月からアルバイトのシフトが変更になるのは、その影響だと言えなくもない。友人の異動話もちらほら聞こえてくる。期待と不安。期待が勝りますように。

 今朝も鳥の鳴き声が聞こえる。なんだか楽しそうに思えるのは、やはり春になったからなのだろう。それは僕の気持ちの問題であって、実際に鳥たちが楽しいかどうかはわからない。とても楽しそうだけど。
 

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# by sandfish2007 | 2017-04-04 07:32 | diary | Comments(0)

Re:minder(リマインダー)

 1ヶ月半前から週1回のペースで原稿を書かせてもらっている。このブログでもそのたびにお知らせしているので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。「Re:minder」(リマインダーと読む)という1980年代音楽のエンターテインメント・サイトで、サイト自体もまだ始まって1年半くらいだろうか?

 80年代というと、音楽的にどこか軽視されてきたところがあると思うのだが、そのおかげか30年以上がたっているのにまだ評価軸が定まっておらず、何かを語るにあたっての自由度が高い。そのため切り口がユニークな記事も多くなる。

 「Re:minder」に記事を書く人のことを「カタリベ」というのだけど、最近になってそのラインナップが急速に充実してきている。記事のクォリティーが粒ぞろいになり、「へぇー」という思うことが増えた。ということは、これから徐々に淘汰されていくことになると思うので、僕も生き残れるようにがんばらないといけない。

 というわけで、新しい掲載情報です。今回はブルース・スプリングスティーンの名曲「ザ・リバー」について書きました。僕としては、スプリングスティーンでコケるわけにはいかないので、ぜひ読んでみてください。

スプリングスティーンが歌うアメリカの田舎町で暮らす若い男女の物語

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# by sandfish2007 | 2017-04-03 08:41 | diary | Comments(0)

『想像ラジオ』と『トリプリケート』

 昨日、ボブ・ディランの新作『トリプリケート』が届いた。でも、僕は読みかけの小説があったので、まずそちらを読んでから聴こうと思った。

 その本は、いとうせいこうの『想像ラジオ』という小説で、東日本大震災の2年後に出版され、その2年後に文庫本となり、そのさらに2年後に僕は読んだことになる。あの震災を背景に、高い樹木の上にひっかかった男が、事態を把握できないまま、想像力を使ったラジオ放送を始めるという物語。軽妙な文章は暗くなることなく、男はたくさんのリスナーと繋がることで、次第に現実を受け入れていく。

 そして僕はといえば、本を楽しく読め進めながら、6年前の震災のときに感じた気持ちのディテールをいくつも想い出していた。それらは、袋の中でくだけたお煎餅のかけらみたいに粉々なまま、僕の心に残っていた。どこにも結びつかずに放置されたそれらの気持ちを想い出すことで、僕は初心に戻れたような気がした。あの日以降、僕は確かに変わったのだ。

 想像ラジオでは、リスナーが聴きたい曲を好きに聴くことができる。だから、僕は傍らに置かれたボブ・ディランの新作を聴いているような気持ちで読んだ。まだ未聴だったけど、だいたいの内容は察しがついていたし、きっとぴったりだろうと思ったから。

 今朝はそのアルバム『トリプリケート』を聴きながら、このブログを書いている。『想像ラジオ』の物語を想い出しながら。6年前から放っておいたままの気持ちを感じながら。 

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# by sandfish2007 | 2017-04-02 08:06 | diary | Comments(0)

のんびりしてしまいそう

 プロ野球が開幕し、ポール・マッカートニーがやって来る。ようやくアルバイト代が入る。風邪も治った。今日から4月。

 昨日、妻宛にボ・ガンボスのアナログ・レコードが届いた。彼女曰く、これまでのCDと比較して「どんとの声がより生き活きしている」らしく、「布とプラスチックの違いみたいなものを感じる」とのこと。後で僕も聴かせてもらおう。

 僕宛のボブ・ディランの新作は今日届くみたい。CD3枚組だが、1枚の長さは32分らしいので、1時間半ほどで聴ける。ちょっと安心した。

 ベイスターズは雨の中、神宮球場でスワローズと対戦し、大敗した。これで残り142試合。今日は勝ちますように。明日はスカパーの無料放送日なのでテレビ観戦ができそう。

 そろそろ雨も上がりそうな気配。3日までアルバイトがないので、のんびりしてしまいそう。気をつけよう。
 

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# by sandfish2007 | 2017-04-01 09:37 | diary | Comments(0)

ブルー・アイズ・ブルー

 今日で3月もおしまい。振り返ると、風邪が長引いたことで、家にいる時間が長かった。薄曇りの日が多く、肌寒かった。雨も時々降った。…と、なにやらぱっとしないが、実はそうでもない。というのも、約30年振りに点鼻薬を持たずに過ごすことができたのだ。3月に鼻が詰まらなかった。これは僕の個人史において事件である。

 エリック・クラプトンの「チェンジ・ザ・ワールド」が流れている。世界は変わり、僕もまた変わったのか?…なんて書くと、今日から詰まったりするもの(経験則)。もう少しだけマスクはすることにしよう。なにかにつけ脇の甘い僕だけど(自覚)、花粉に対しては慎重であろう(恐怖)。

 昨日はエリック・クラプトンの誕生日だったので、食事のときと寝る前に彼の歌をかけた。「ブルー・アイズ・ブルー」を聴いたのなんていつ以来だろう。美しい旋律。「僕の青い目を憂鬱にしたのは君だ。君を信頼なんかしなきゃよかった」という歌詞が好きだったりする。

 昨年一番よく聴いたアルバムは、おそらくエリックの『アイ・スティル・ドゥ』だろう。ライヴは一昨年に観たのが最後。昨年の来日公演は行けなかった。もし次回があればまたエリックに会いに行こう。

 今日もまた雨が降るらしい。エリックの「ブラック・サマー・レイン」は、もっとも好きな雨ソングのひとつ。でも、まだ夏は遠い。ひとまず春。
 

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# by sandfish2007 | 2017-03-31 07:36 | diary | Comments(0)