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Sandfish Records Diary

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焼き鳥屋さん

 原稿とお酒の週末を過ごし、プロ野球の交流戦も終わって一段落。ぼんやり頭の朝。外は雨。気がつけば上半期も残り1週間。

 高校時代の友人が50歳を迎えたので、地元の焼き鳥屋でお祝いをした。友人は、ここ数年で再婚し、父親になり、転職もするなど、なかなか慌ただしい人生の岐路を絶賛経験中である。「俺が65歳のとき、息子は16歳だ。親子だと思われるかな」と言うので、「多分、思われないな」と正直に答えた。「でも、親子なんだからさ」と僕が言うと、友人は「まぁな」と言って笑った。

 その焼き鳥屋さんは安くて美味しかった。注文は子供が取りに来た。その店の子で、おそらく中学生だろう。さっきの話だが、友人や僕が65歳になる頃、彼の息子(1歳)はこんな感じなのかもしれないなと、なんとなく思った。

 僕のアルバイト先では、仕事柄よく食べ物の話になる。この前の話題は「最後の晩餐」。所持金は1,080円。自炊禁止。さて、あなたなら何を食べたいか。いろいろな答えが出揃った中には、焼き鳥もあった。つまり、人生の最後に焼き鳥屋へ行くということだろうか。ふぅむ…。

 ちなみに、僕は焼き魚定食にした。例えば、サンマの塩焼きに大根おろし。白いご飯と味噌汁。漬け物。あと、小鉢で冷や奴と煮物が付けば申し分ない。お酒はいらない。最後くらいはシラフでいい。

 最後に掲載情報をひとつ。1980年代を中心としたエンターテイメント・サイト『Re;minder(リマインダー)』に新しいコラムが掲載されました。今日が75歳の誕生日のジェフ・ベックについて書いてます。30年前に観た日本公演の印象です。あれは猛烈に才気迸る演奏でした。もしよかったら…。

1989年の夏、ジェフ・ベックは真の天才だと確信した夜

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# by sandfish2007 | 2019-06-24 07:22 | diary | Comments(0)

リクオ『グラデーション・ワールド』

 圧倒的な熱量を封じ込めた「オマージュ - ブルーハーツが聴こえる」。やり続けてきたからこその説得力、勇気、希望と可能性。簡単には言葉にできない想いが気高く燃え盛っている。そして、長いキャリアの中で出会い、交錯したミュージシャン達の名前や歌詞のフレーズが、リクオさんの体内から溢れ出す。その声のまっすぐさ。純度の高さ。5分を超えるこのナンバーは、まさに決定的な1曲となった。

 もし背伸びばかりしていた10代だった頃にこの曲を聴いたなら、きっと僕は音の塊の中に「未来」を見たはずだ。そして、壁にぶつかるたびに大切な指針となったことだろう。

 ニュー・アルバム『グラデーション・ワールド』は、リクオ with ホーボー・ハウス・バンドの今の勢いをそのままパッケージした作品だ。親しみやすいメロディーをもった全10曲は、くすぶり続ける想いや、やり切れない気持ちを、ポジティヴなエネルギーへと昇華していく。

 前半はその傾向が顕著だ。「永遠のロックンロール」、「オマージュ - ブルーハーツが聴こえる」、「満員電車」、「希望のテンダネス」、「グラデーション・ワールド」。これからもリクオさんの代表曲となっていくであろうナンバーが並ぶ。最初の3曲では、ウルフルケイスケ、仲井戸麗市、山口洋による三者三様のギターが素晴らしい。

 後半は一転して軽快な印象だ。アナログ・レコードのA面とB面のようなコントラストが感じられ、より自然体のリクオさんが伝わってくる。「夜更けのミュージック」では、過去から現在へと続くニューソウルの影響が心地良い。そして、ストリングスをバックに弾き語られる「黄昏と夜明け」には、やはりほっとさせられるのだった。

 この10年間、リクオさんはそれぞれのタイミングで、明確なベクトルをもった作品をリリースしてきた。スタイリッシュだったり、繊細だったり、ほのかなノスタルジーを纏ったポップミュージックを志向したりもした。今は音楽に「熱」をできる限り詰め込もうとしている。一音一音のインパクトやうねるようなグルーヴにこだわっている。バンドの結束にも鼓舞され、その歌声はいつになく大きい。

 『グラデーション・ワールド』が語りかけてくるのは、生きていることが素晴らしいと信じていいのだというメッセージだ。ロックンロールの真理であり、長いキャリアがそのことを裏付けて見せる。過去があって現在があり、そして未来がある。それならば、僕らはいつだって、やるべきことをやるだけなのだ。

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# by sandfish2007 | 2019-06-21 08:36 | diary | Comments(0)

今日も暑くなりそう

 全体的に低調ながら穏やかな日々。時として昨日と今日と明日の境目さえわからなくなるが、どれも同じようなものなので、特に区別する必要もない。

 多くの人同様、僕もこれまでに何度か強いストレスを感じたことがあるけれど、そういうときに生活が低調で穏やかだと本当に助かる。心と体を休めるのに、これ以上の環境はないからだ。でも、今はストレスも人並み程度なので、少しばかり退屈だったりする。

 そんな風に思うのも、夏が近づいて来ているからだろうか。だんだん気温が上がり、湿度も高くなってきているのを感じる。裸で家の中をうろうろすると、服を着ているときより快適だったりもする。

 まぁ、そんなことをするのは、家に自分しかいない時のシャワーを浴びた後くらいなものだが。ひとり暮らしのときは、もう少し頻度が高かった。裸は自然だから。

 ロック・ミュージシャンの中には、人前で裸になる人がたまにいる。ステージの上での上半身裸はもっといる。僕としては、できればそういうことはやめていただきたい。僕の前では服を着てほしい。男女に関わらず。

 裸は家の中に限るし、それだって場合による。でも、もし太陽の下で裸になったら、自然を感じることができるのだろうか?それとも、ただ開放感があるだけなのだろうか?

 まぁ、いいや。今日も暑くなりそう。
 

# by sandfish2007 | 2019-06-20 07:59 | diary | Comments(0)

ポールTシャツ

 昨日はポール・マッカートニーのTシャツを着てアルバイトに出かけた。若い女性が多い職場なので気づく人はいないだろうと思っていたら、「それビートルズですよね?」と言われた。「そう、あたしも朝からビートルズだって思ってました」とも言われた。

 僕は「ええ、そうなんですよ」とだけ返した。必要以上に食いつくのも品がないと思ったからだった。でも、せっかく会話のきっかけを作ってくれたのに、「ええ、そうなんですよ」だけというのも素っ気なかった気がする。

 では、どう返事をすればよかったのか?

 「ビートルズじゃなくてポール・マッカートニーですけどね」だと、「あ…、すみません」と言わせてしまいそうで申し訳ない。「いやぁ、大ファンなんですよ」というのも、なんとなく気恥ずかしい。「喜寿を迎えられたもので…」といったらマニアックか。

 やはり「ええ、そうなんですよ」でよかったのかもしれない。で、いつか僕が別のポールTシャツを着て行ったときに、「あぁ、きっとファンなんだな」と無言で察してもらえるくらいが、ちょうどいいのだろう。

 まぁ、察してもらえなくても特に問題はないのだが、周囲に多少の理解はあった方が、何かにつけ都合がいいのではないかと思わないでもない。

 では、最後に掲載情報をひとつ。1980年代を中心としたエンターテイメント・サイト『Re;minder(リマインダー)』に新しいコラムが掲載されました。今回は80年代のシカゴについて書いてます。ちょっとジェネレーション・トークっぽいかな。僕らの世代にとってのシカゴ。もしよかったら…。

今年でデビュー50周年、最大のヒット作「シカゴ 17」は捨て曲のない名盤!

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# by sandfish2007 | 2019-06-19 07:37 | diary | Comments(0)

Happy Birthday, Paul ! and...

 今日は偉大なるポール・マッカートニー77歳の誕生日。なんと喜寿でございます。いやもう、ほんとにおめでとうございます。今もツアー中のポール。お元気でいてくれて、ただただ感謝なのです。

 ポールの誕生日を勝手にお祝いするようになって早数十年。最初はレコードをかけて、ビートルズの本のページを捲りながら、「もう41歳なのかぁ。見えないなぁ」と思っていた。40歳以上でロックをやってるなんて信じられない。そんな時代だった。

 それからずっと背中を追いかけて、アメリカまで追いかけて行って、ライヴを観ながらさめざめと泣いたりした。思えば、たくさんのニューアルバムを発売日に指折り数えて買った。そんなことができたのも、ひとえにポールが立ち止まることなく歌い続けてくれたからに他ならない。

 いつも本当に楽しかったし、今も楽しい。きっとこれからも新曲が聴けるはずだし、また日本に来てくれるかもしれない。ステージの上から手を振るポールに、客席から手を振り返すことができるかもしれない。

 77歳のおじいちゃんに、破顔しながら手を振る49歳のおじさん。なんだか…である。せめてかっこいいポールに失礼のないよう、これ以上太らないように気をつけたい。ロックはかっこいいはずなので。

 あと、今日はクラレンス・クレモンズの命日でもある。毎年ビッグマンのために祈っている。その魂が安らかであらんことを。そして、ポールがビッグマンの分も長生きしますようにと。

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# by sandfish2007 | 2019-06-18 07:49 | diary | Comments(0)

大きな声は遠くまで届く

 昨夜はリクオさんのライヴへ。熱量たっぷりの歌声を目の前で浴び、「オマージュ〜ブルーハーツが聴こえる」は名曲だと改めて思った。新作『グラデーション・ワールド』も入手し、終演後は久しぶりに乾杯することもできて、嬉しさからいつもより少し多めに飲んだ夜だった。

 最近のリクオさんは、歌に熱を込めることを意識している。すると、これまで以上に多くの人達に音楽が届くようになった。そして、声が大きくなったと。大きな声なら遠くまで届く。シンプルな話なのだ。

 「スプリングスティーンの新作は聴いた?」と言われたので、「名作です」と伝える。ストリングスの効果が素晴らしい。その質感を十分に感じるためにも、できればアナログで聴いてほしい。ただ、歌詞も重要だから、CDは対訳の付いた国内盤、アナログは輸入盤で購入するのがいいと思うと。

 こんな話ができる夜は、やはり楽しい。帰宅してからは『ウエスタン・スターズ』を聴きながら、安定の寝落ち。ストリングスが気持ちいいもので…。

 今夜は、リクオさんの新作『グラデーション・ワールド』を聴こうと思っている。じっくり聴こう。
 

# by sandfish2007 | 2019-06-17 07:26 | diary | Comments(0)

Bruce Springsteen『Western Stars』

 聴き終えた後に、この胸に広がるなんとも言えない情感。ブルース・スプリングスティーンの新作『ウエスタン・スターズ』、世界の片隅から慎んで「名盤」と認定させていただきたい。

 このアルバムで歌われているのは、十分に歳を重ねた男の物語だ。女性に置き換えることもできるだろう。自分にしか解決できない問題を、解決できないままでいる人達のことを綴った全13曲は、どれもすぐれた短編映画を思わせる。

 荒涼とした大地と果てしなく続く道の向こう側を、柔らかな光が覆い始めると、世界は淡い色を纏って息を吹き返す。夜の闇に隠されていた過去の傷跡は再び姿を現し、やりきれない想いが消えることはないが、手つかずの1日がまた目の前に差し出される。

 大胆に導入されたストリングス・アレンジが、アルバム全体の印象を決定付けるほどの効果を生み出している。その広がりあるサウンドは、退屈に思える日々の中に潜むダイナミズムを呼び覚まし、誇りと品格、そして色彩を投げかける。古い映画のサウンドトラックのように響き渡り、美しい旋律が肌の色や政治的な信条の違いを飛び越えて、ひとり一人の胸の奥に仕舞いこまれた悲しみを揺さぶるのだ。

 拭い去ることのできない悲しみは、もはやどうしようもない。その痛みをやり過ごす時間の中で、いつしか目的を見失ってしまう。旅を続けているのは、そうすることしかできないからだ。それでも旅を続けていることに安心するのだ。

 こうして僕らはそれぞれの人生を歩み続け、またひとつ新しい朝を迎えるのだろう。その繰り返しの中に、希望は息づいている。

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# by sandfish2007 | 2019-06-16 09:13 | diary | Comments(0)

『ウエスタン・スターズ』は何処?

 今日はブルース・スプリングスティーンのニューアルバム『ウエスタン・スターズ』の発売日。僕はこの日を楽しみに指折り数えて待っていた。

 通常だとCDは発売日の前日に店に入荷する。それならばと、昼休みに近くのCDショップに行ってみることにした。ところが調べてみると、僕の職場がある恵比寿にはCDショップがなく、隣駅の渋谷まで足を伸ばす必要があった。まぁ行けなくはないが、それだとちょっと慌ただしい。幸い地元の駅にはタワーレコードがあるから、帰りにでも寄ることにしよう。

 ところが帰宅途中、新作の評判を知りたくてツイッターを検索するも、ブルース・スプリングスティーンの新しいCDを入手したというツイートはどこにも見当たらない。ひょっとしたら、発売日に一斉店頭着なのかもしれない(稀にそういうこともあるので)。ちょうどバスも来ていたし、腹も減っていたし、買っても聴くのは明日だしと(じっくり聴きたいので)、昨日はそのまま帰宅したのだった。

 で、今朝である。開店と同時に買う気満々だ。ところが、タワーレコード藤沢オーパ店の在庫を確認すると「お取り寄せ」の文字が。どういうことだ?ブルース・スプリングスティーンの新作だぞ。ざわつく胸をおさえ、各店舗の在庫を確認すると、入荷している一番近い店が川崎店。おいおい、横浜にもないのかよ…。数えてみたら、タワーレコードでスプリングスティーンの新作が入荷しているのは、全国76店舗中わずか18店舗だった。嗚呼…。※どうやらもっと入荷しているみたい。最下部の追記を参照。

 そんなわけで、さっきアマゾンに注文した。明日届けてくれるらしい。これにて今日の予定は終了。海でも行くかな。あ、仕事しとくか。明日CDが届いたらじっくり聴きたいし…。


※追記その1:午前9時50分現在、HMVも調べたら、在庫があるのは63店舗中なんと1店舗のみだった。これはさすがにおかしいので、もしかするとタワーレコードも含め、ネット上で各店舗が在庫を反映させていないだけなのかもしれない。そうであってほしい。

※追記その2:午前11時54分現在、タワーレコードオンラインの店取り置きサービスを確認したところ、在庫有りの店舗が増えていた。どうやらそういうことみたい。藤沢オーパ店はまだ「お取り寄せ」になってたけど、多分行けば買えるんだろうな。でも、もうアマゾンに注文しちゃったしな。明日まで我慢しよう。

 

# by sandfish2007 | 2019-06-14 09:40 | diary | Comments(2)

みっともない人間にはならないよう

 目が覚めると気持ちよく晴れていた。だから、ビートルズを聴いている。「ペニー・レイン」とか「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ」とか「ハロー・グッドバイ」とか。すると、今日はなにかいい事があるんじゃないかという気がしてくる。でも、天気予報だと夜は雨が降るらしい。ふむ…。
 
 先日、馴染みの音楽バーに立ち寄ると、古い友達がカウンターでビールを飲んでいた。ほどなくして、もうひとりやって来た。ドクター・ジョンの『シティ・ライツ』が流れる中、僕らは当たり前のようにディープな音楽談義に花を咲かせた。かつては毎晩のように繰り返された光景だが、今ではそれも懐かしい。僕の生活も変化している証拠だ。

 マスターは来年還暦を迎えるという。そういえば、最近は同級生達がこぞって50歳になっている。昨日もひとりの友人に「誕生日おめでとう!」とメールを送ったばかり。すると、なんだか自分まで50歳になったような気がしてくるが、まだ7ヶ月先の話。

 広い世代の人達と関わっていたいなと、たまに思う。例えば、20代から70代まで。そうすれば、自分の立ち位置や役割がよくわかるだろうし、今だからこそできることも見つけられそうな気がする。なんであれ、みっともない人間にはならないようにしたいものだ。
 

# by sandfish2007 | 2019-06-12 07:27 | diary | Comments(0)

週末のことと雨の朝に聴くメセニー

 梅雨らしい朝。ごそごそっとダンボール箱から引っぱり出したのは、パット・メセニーの『ワン・クワイエット・ナイト』。生ギター1本による秀逸な演奏が聴ける作品だ。タイトルからもわかる通り、朝よりも夜向きのアルバムだが、いいものはいい。

 一昨日の土曜日は、僕にしては完璧に近い1日だった。まず、新しいスニーカーを手頃な値段で買うことができた。それからサーカスに出かけ、とても楽しい時間を過ごした。さらに横浜DeNAベイスターズが勝利。他のセリーグのチームは全部負けたのに、ベイスターズだけが勝ったという珍事に浮かれたのだった。

 昨日の日曜日も、それなりにいい日だった。原稿を無事ひとつ書き上げ、他の仕事も少しだけどできた。さらに横浜DeNAベイスターズが勝利。楠本選手のまさかの代打逆転満塁ホームランに浮かれたのだった。

 だから、今日は雨でもなんだか気分がいい。パット・メセニーが弾く生ギターのように静かで穏やかだ。

 これからアルバイト。入社して8ヶ月半、今日はちょっとした先生役である。相手の頭を混乱させないようにしないと。夜は1杯ひっかけて帰ろうか。雨の日は、なんとなく寄り道がしたくなるもの。パット・メセニーのこんなギターを聴いてしまうと余計に。そういえば、このアルバムを教えてくれた友人は雨男だ。だから、聴きたくなったのかもしれない。

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# by sandfish2007 | 2019-06-10 07:25 | diary | Comments(0)