朝から、たまったお仕事をせっせと片づけ中。でも、あんまり仕事をしている気がしないのは、好きなことを仕事にしたからであって、それはやっぱり、とても幸せなことなんだと思ったりする。もっともっとたくさんの人達が、自分の好きなことや得意なことを仕事にしたならば、世界は今よりもずっと面白くなるんじゃないかなぁと、なんとなく思ったりした。
ま、そんな単純なもんじゃないんだろうけど。えっと、なんとなく。
今日は薄曇り。パソコンの画面に向かいつつ、先日ご厚意でいただいたブルース・スプリングスティーンの最新ツアー音源(非公式でございます…)を聴く。相変わらず、客席との親密な空気がビシビシ伝わってきて、思わず胸が熱くなる。音楽がこれほどまでに、人の心と心を強く結びつけてしまうことに、感動する。
音楽のためになにかがしたくて、僕はサンドフィッシュ・レコードをはじめた。細かいことを言えば、いろんな理由は出てくるけど、結局のところは、そういうことだったりする。そこには、お金儲けとは別の、生活をすることとはまた違う、深い意味(みたいなもの)があったりする。つまり、誰かがやらないと終わってしまうことがあって、そして自分がそれを好きになってしまったのなら、やるしかないみたいな、そんな気持ちを、心の底の方で、ずっと昔から強く感じていた。忘れるとか忘れないとか、そういうレベルじゃなく。
うまく言えないのだけど、きっと僕は、音楽と深く関わっていたいのだと思う。公私ともに。そして、音楽を受け継ぎ、伝えていくための、ささやかな力になりたいのだと思う。つまり、音楽の役に立ちたいのだと、思う。
あまりにたやすく何万人もの人達と心を通わせてしまうブルース・スプリングスティーンの歌を聴いていて、改めてそんなことを、思ったりした。
MIYAI