昨夜は激しい雨が降って、カミナリも鳴ったり光ったりして、そんな中を、僕は、ひるむことなく、傘を片手に自転車にまたがり、「涙のサンダーロード」を歌いながら、家までひた走った。なんて男らしいんだろう。かっちょいい。…と、言うだけ言ってみる。
帰宅して改めて思ったことがふたつ。雨に濡れた体にあったかい風呂、風呂上がりにビール&ギョーザ。これを超える幸せってあるのだろうか?さらに、当レーベル・サンプラーへの嬉しい感想メールもあったりして、いただきものの焼酎も一升ほどあったりして、ターンテーブルではサイモン&ガーファンクルのレコードがくるくるまわってたりして、とにかく、非のうちどころのない、深く深く意味のある時間が過ぎていったのだった。
で、今朝はとてもいい天気。ゴミ捨てに出たらあんまり気持ち良かったので、歩いて数分のところにいるデッド・ベアに会いに行った。このデッド・ベアは、禁煙権が叫ばれる昨今の風潮に反して、雨の日も風の日もたばこを売場の番をしている。たばこの是非はともかく、そんなデッド・ベアに、僕は、自由の精神を愛する者として、深い共感とリスペクトを抱いてたりする。
結論:なんでも禁止すりゃいいってもんじゃない。
部屋では、リー・コニッツとチェット・ベイカーが共演中。初夏の風のような演奏。昨日の雨で濡れたジーンズが、ベランダで、やっぱり風に揺れてたりする。出かけるまでに乾いてくれたら、嬉しい。
MIYAI