昨夜は、ローリング・ピアノマン=リクオさんのお誘いで、横浜のサムズアップへ小坂忠のライブを観に行った。会場に着くと、ヒートウェイヴの山口さんと、藤沢界隈のバーで知り合った音楽愛に満ちた女の子=キョウコちゃんが同じテーブルに座っていたので、ご一緒させていただく。
演奏は、思っていたよりもずっとぶっといものだった。僕は、小坂忠という人を、もっと枯れていて、悟ったような薄い笑みを浮かべてるイメージをもっていたのだけど、歌から伝わってきたのは、説明のつかない熱いなにかを芯に持ち続けている人に共通した、ザラついた感情だった。上原ユカリのドラムと大西真のベースが作り出す黒っぽいグルーヴが、そうした感情を、より一層際立たせているような気がした。
リクオさんは、第二部のゲストで登場。“機関車”を小坂氏とデュエットした。内に熱が充満していくような、そんな歌と演奏だった。その後の曲では、エレピらしい音色でのプレイを多く聴くことができたのも新鮮だった。
終演後には、この日誕生日だった連れも合流。なんかいい感じでビールを飲み、終電にて帰宅。いい夜だった。
MIYAI