昨夜はW杯の日本対オランダ戦があったので、前半だけ観てから「バー・ケインズ」へ。開け放たれたドアからは、ソウルフルなビートルズ・カヴァーが聞こえてくる。黒い音楽のDJイベント「Voices Inside」ならではのビートルズ特集が、まったりとスタートしていた。
僕もちょっこしレコードをかけたり、マイクを持っておしゃべりなどさせてもらう。途中、今宵の実質的なホストである間瀬ケンジ氏(ポールと同じ誕生日)と、あしのなかゆびという不思議な名前のグループで活動している岡崎恵美嬢による“Ram On”と“Junk”の生演奏があったりと、時間はなごやかかつディープに流れていった。
で、改めて思ったのは、ビートルズのカヴァーって難しいんだなぁということ。あれだけたくさんのカヴァー・ヴァージョンをまとめて聴いても、オリジナルを凌駕するほどのものって、ほとんど見当たらなかった気がする。そうなると、どうにも本家を聴きたくなってしまい、ポールのソロを何曲かかける。ほっとひと安心。で、再びカヴァー・ソングの世界へ。サッカーが終わる頃には、お客さんの数も増えて、最後はなかなか盛況な夜になったと思う。よかったよかった。
それにしても、ほんとにたくさんのカヴァー・ヴァージョンがあるんだなぁと。ロックだったりソウルだったりジャズだったりクラシックだったり。そのあまりのジャンル・レスっぷりにも、ビートルズが世界の音楽に与えた影響の大きさを改めて感じたのだった。
さて、今宵は友人宅へ家飲みのお呼ばれ。夕方くらいに出かけるので、それまではしっかりと仕事をしよう。次のリリース候補に選んだ作品を、じっくり聴くとしよう。楽しみなり。
MIYAI