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Sandfish Records Diary

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Tonight with Paul McCartney

 つい先日、グラミー賞の授賞式があった。で、僕が大好きなポール・マッカートニーも小さな賞をもらった。ライヴDVD『Good Evening New York City』の中の“Helter Skelter”の演奏で「ベスト・ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞」を。一説によると70とか80も賞がある言われるグラミー賞。その中のささやかなひとつではあるけれど、まぁもらえないよりはいいかな。ポールが受賞したと聞けば、今じゃすっかりグラミー賞に興味の接点を見つけられない僕も、目を向けることになる。知らなかったアーティストの名前を見つけることになる。それはそれで、悪いことじゃない。

 というわけで、おめでとうポール。そんな気分で、今朝はDVD『Good Evening New York City』の“Helter Skelter”を観て、ささやかなお祝いをしたんだけど、これがねー。やっぱりいいんですよ。こう胸が熱くなるというか。心動かされるというか。清々しい雨が降り注いでくるというか。「うーん、なんだかなんだか。これは一体なんだろね?」と、つい最初から再生開始。で、全部観ちゃったと。

 いやー、よかった!感動した!興奮した!

 もうね、朝から胸がいっぱいです。なんて偉大なんだろう。ベテラン・アーティストのライヴって、けっこうショーだったりリサイタルだったりしちゃうこと多いし、またノスタルジックな色合いが強すぎて、自分がその世代じゃないと観てて疎外感を感じてしまうこともしばしば。でも、ポールのライヴはそうじゃない。相変わらずロックのライヴだし、客層を選ばない受け口の広さ、風通しの良さは、さすがビートルズという他ない。「それだってエンタテインメントだろ。ノスタルジックだろ」と言われれば、まぁそうなんだけど、今僕がしてるのはそういう次元の話じゃない。「それがどうした。文句あっか?」って感じである。

 みんなが僕と同じように感じるとは思わない。僕はポールの音楽を現在進行形で30年も聴き続けている。思い入れが強すぎて、普通の感覚とは大分ズレてるはずだから。でも、僕みたいに感じる人だって、きっと世界中にたくさんいるんだと思ってる。

 今夜はテレビ(NHKのBS-hi)でポールのライブが放送されるそうだから、とても楽しみだ。どこにも出かけずに、ビールを買い込んで、時間が来たらテレビの前に座るんだ。そうするんだ。

 MIYAI
by sandfish2007 | 2011-02-16 09:42 | diary | Comments(0)
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