ちょいと呑み過ぎた感じで迎える晴天の朝というのは、なんでだか申し訳ない気分がするものだ。一昨日は友達が3人遊びに来て呑み、昨日は近所のバーへ出かけて遅くまで呑んだ。で、今日はとてもいい天気だ。・・・ふぅー。
バーにひとりで呑みに来る輩というのは、どこかしら変わってる人が多い。昨夜のバーのマスターにいたっては、「うちに来るお客さんはほぼそうです。だいたいアウトです」と言っていた。インというよりはアウト。そういうもんかと、カウンターに並んだ顔を見たら、見事に全員アウトだった。そう、僕らはアウトの集まりなのだ。
アウトと言っても、いろいろあるわけだが、共通点としては、ある特定のことに強いこだわりをもち(例えば音楽)、そのことが生活全般に影響を与えているところだ。言うことがマニアック過ぎて、周囲には理解されず、対人関係においてマイナスになることもしばしば。その結果、職場や家庭で居場所を見つけることができず、ひとりでバーへ通うようになる。症状があまり表に出ず、自分がアウトであることに気づいていない人もたまにいるが、傍から見れば十分アウトだったりする。気をつけた方がいい。
アウト、つまり、はみだし者だ。実際、つきあうにはめんどくさい人も多いけど、「まぁ、俺も人のこと言えないしなぁ」と自覚すれば、自然と腹も立たなくなる。そうやって人に優しくなれるのなら、アウトもまた悪くなかろう。
結論:心やさしいアウトであれ。
そんなこんなで、昨夜帰宅したのは午前3時半を過ぎた頃だった。で、今日はとてもいい天気だ。・・・ふぅー。
MIYAI