ポール・マッカートニー&ウイングスの絶頂期を記録したライヴ映画『ロック・ショー』が、2日間限定で(一部の映画館は今週末まで)上映されるということで、すたこらと観に出かけた。
いやぁ、凄かった!興奮した!すんごい迫力だった!
でっかい画面だったこと。画質が向上してたこと。音の臨場感が格段に良くなっていたこと。えとせとら、えとせとら。理由はいろいろあるけれど、とにかくこの時期のウイングスの充実振りは天下無敵で、それがすべてだという気がする。ハスキーにシャウトしまくるポールのヴォーカルは破格としか言いようがなく、あんな風に歌いながらも、指はベースのフレット上をせわしなく動き回っている。それがまた余裕しゃくしゃくで、かっこいいったらないのだ。
ウイングスはメンバー・チェンジの激しいバンドだったけど、この時期は本当にいいメンバーが揃っていた。みんな腕が確かで、バンドは結束してて、ひとつの目標に向かって疾走している。そんなバンドのライブが悪かろうはずはなく、他のメンバーのサポートにまわってるときのポールもすごく楽しそうだった。そりゃそうだよね。とりわけ後半は怒涛の展開で、まさに圧巻。「ビウェア・マイ・ラヴ」で体が痙攣したよ、俺は。
これまで何度も観ている映像なのに、終始圧倒されっぱなし。2時間以上の上映時間があっという間だった。今朝になっても余韻が残っていて、仕事に差し支えそうなほどだ。
上映は今日までだけど、もし時間の都合がつくようなら、ぜひ映画館に足を運んでほしい。最高のポール&ウイングスに会えます。
MIYAI