めっきり冬っぽくなってきたので、昨夜はダッフル・コートを着て出かけた。熱燗を呑み、鍋をつつき、みかんをいただいて帰ってきた。よく居合わせる先輩がギョーザをご馳走してくれたので、そのときだけはビールを呑んだけど。もう12月も半ばか。何事も過ぎてしまえば早いものだ。
我が家でも、数日前からクリスマス・ソングがぽつぽつ流れるようになった。ナット・キング・コールやエラ・フィッツジェラルドが歌うスタンダードから山下達郎の『シーズンズ・グリーティングス』からスライ&ロビーのクリスマス・アルバムまで、いろいろ。クリスマスだからといって何か特別なことをするわけじゃないけど、せめて音楽くらいはそれらしくして、この季節と暮れ行く年を楽しめたらいい。
最近はといえば、年内のアルバイト日数を数え、「あともう少しの辛抱だ」と自分に言い聞かせている。年末年始はゆっくり休めそうで嬉しい。このアルバイトも、気がつけば5年つづけていることになる。過ぎてしまえば早いものだが、つまりその間にCDの売上げが上向くことはなかったということでもある。これは僕の問題であると同時に、音楽業界に関わるすべての人の問題でもある。ふむ…、なかなか辞められないのはそういうことなんだな。納得。
なんであれ、今は年末年始の休みが心の支えだ。あともう少しだ。
MIYAI