とうとうやってきた大晦日。2013年も今日でおしまい。いやはや、なんとも…。ひとまず、いい天気だ。この日記を書き終えたら、海を見に行ってこよう。
さて、今年もいろいろありました。ビートルズ・ファンとしては、リンゴとポールが来日したメモリアル・イヤーだったわけで、ポールは新作も届けてくれたし、これ以上は望みようがない。そして、僕はといえば、長年の賃貸生活からおさらばし、本格的な「定住」が始まった。ずっとこの町で暮らしていくつもりだ。
仕事は消化不良だったことを認めるしかない。レーベルを始めて以来、心が折れたのは初めてだった。グリフィン・ハウス『ボールズ』はいい作品だったが、売り出す側としてここまで打つ手がないと、作品の質を語ることさえ難しい。秋以降は、そんな現実から逃避するかのように、ほとんど仕事をしなかった。一旦折れた気持ちを復活させるには、相応の時間が必要だった。今はもう大丈夫。キープ・オン。
景気が悪くなって、震災まで起きて、話題が前向きというよりはシケた内容になりがちなのはある程度仕方がないし、無理をしては自分で自分を追い詰めることにもなりかねない。でも、ちょっと僕らはシケた話をすることに、いささか馴れてしまったのかもしれない。もっと、希望とか可能性とか、つまり、自分のやりたいことにチャレンジするといった方に気持ちを向けていきたいなと、改めて思ったりする。
今年もたくさんお世話になりました。来年もサンドフィッシュ・レコードをどうぞよろしく。
では、海へ行ってきます。
MIYAI