すっかり夏。夜になっても畳や壁がぬくい。扇風機を回して、時折エアコンをつけて、どうにかしのいでいる。今朝は早起き。ケイト・ラスビーを聴きながら朝食をいただき、今はアメリカを聴きながら日記をつけている。
アメリカといえば、一昨年に千葉へザ・ビーチ・ボーイズのライヴを観に行ったときのサポート・アクトだった。8月半ばのとても暑い日で、1杯目のビールがやけに美味しかったのを覚えている。夏の野外スタジアムで聴くアメリカの音楽は開放的で、颯爽とした風のようだった。彼らはイギリス人なんだよね。
夏はあまり難しいことは考えたくない。楽しいことは楽しみ、悲しいことは悲しむ。暑いんだから。かつて僕は埼玉県の恐ろしく暑い部屋で暮らしていた。最高気温39度の日とかあった気がする。道端でお年寄りが亡くなったりもした。しんどくなると、僕は友人に電話をした。
MIYAI:お前ん家、エアコンある?
友人:あるわけないだろ。
MIYAI:そうだよな。今日僕は電車に乗ったよ。
友人:涼しいもんね。俺は寝たよ。
MIYAI:よく寝れるな。疲れてたのか?
友人:そうでもないんだけど。なんとかね。
MIYAI:そう。よかったな。
友人:まぁね。寝てる間は暑くないからいいよ。
こうして僕は「暑いのは自分だけじゃない!」と安心し、電話を切っていた。つまり、僕が言いたいのは、こういうことだ。
結論:夏なんてそんなもんだ。
暑いのはみんな一緒。難しいことなんてなにもない。そこが夏のいいところだと思う。
MIYAI