ステレオの前に座って、アナログ・レコードでバリー・マンやジョン・セバスチャンを聴いていると、神経がじゅわーっとほぐれていくのがわかる。肩こりも和らぐ。心の重荷がおりて、「あぁ、俺、無駄に力が入ってたんだなぁ」と気づくのだ。
というわけで、先日のライヴでかけたレコードを棚にしまう前に聴いているところ。いいぞ、バリー・マン。最高です、ジョン・セバスチャン。
DJのいいところは、大量のレコードをひっぱり出すので、久しく聴いてない音楽と再会できるところだ。大好きなのになかなか時間がなくて聴けないから、いい機会になる。ティム・ハーディンやミンク・デヴィルやパチェコ&アレキサンダー等々、どれもほんとに素晴らしくて、どうして自分が音楽の仕事にこだわっているのかその理由を思い出させてくれる。そういうときの心持ちは、今日の青空のように清々しく、太陽の陽射しのようにまぶしい。
明るいリビングでアナログ・レコード(例えばジョン・セバスチャンが歌うカントリー・ミュージックとか)を聴きながら、少し厚めのハードカバー(例えばブルース・スプリングスティーンのインタビュー集とか)をぱらぱらとめくるのは、なんとも心安らぐ日曜日の過ごし方だったりする。
だから、僕は気をつけないといけない。このままだと休日になりかねない。仕事に取りかかろう。取りかかるんだ。取りかか…(フェイドアウト)。
MIYAI