友人である二見 潤がホストを務めるマンスリーDJイベント「Voices Inside」。毎月第3土曜日21時に藤沢駅北口の「バー・ケインズ」でスピンし始めて、昨夜で7年を迎えた。数にして85回。言うまでもないが、誰にでもできることではない。
スタート当初は、毎月ゲストDJを迎えて行われていた(その第1回目は僕でした)。今でもその伝統は受け継がれているが、必ずというわけではない。ここ数年は、かつて本牧あたりで放蕩の限り尽くし、今はその熱い心を静水の下に隠し持つミスター・ジェントル=関根 雅晴さんを顧問に招き、イベントの安定化に成功。目玉はホスト二見による愛情たっぷりのトーキング・スタイルのDJで、その悲喜劇ともいえる恋にまつわるエトセトラは、彼に「ミスター・ラブ・サーチン」や「キング・オブ・ブロークンハーテッド」といった異名(称号)を与えることになった。
つまり、7年もつづけていれば、いろんなことがあるのだ。このイベントがなければ、今の二見 潤はないし、今の僕らもない。つまりは、そういうことなのだ。
ここに改めて感謝の気持ちを捧げたい。たくさんの偉大なソウルやブルースを教えてくれてありがとう。毎月1回の楽しみを与えてくれてありがとう。ずっこけた人情で僕らの心を温めてくれてありがとう。その大きな体いっぱいに詰まった深い友情に最大級の感謝を。
「Voices Inside」は、我が町が誇る唯一無二の音楽イベントだ。来月も再来月もその先も、きっとまだまだつづきます。来月はメンフィス特集です。楽しみです。
最後に僕が昨夜かけた曲のリストを。オール・アトランティック・レコード。
ルース・ブラウン「ハロー・リトル・ボーイ」
オーティス・レディング「ナッシング・キャン・チェンジ・ディス・ラブ」
エディ・フロイド「ガット・トゥ・メイク・ア・カムバック」
サム&デイヴ「ジャスト・キープ・ホールディング・オン」
バーバラ・リン「アイム・ア・ワン・マン・ウーマン」
アレサ・フランクリン「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」
ベティ・スワン「トゥデイ、アイ・スターテッド・ラビング・ユー・アゲイン」
MIYAI