今日は午後に友人ふたりが遊びに来るので、料理とお酒と音楽で迎え撃つ。表題「海ジャケ大会」。来たる夏に向け、ジャケットに海が写っているレコードばかりを聴こうじゃないかというもの。実に陽気な趣旨と言えよう。スタートは午後1時。あぁ、なんて陽気なんだ。
というわけで、待ちきれずに早起きしてビーチ・ボーイズを聴いているところ。僕が持っている海ジャケというと、これはもうビーチ・ボーイズが断トツに多く、正直、他が思い浮かばないくらいだ。それでも、「何かないかなぁ」とレコード棚を漁ってみれば、それなりの数の海ジャケを見つけることができた。しかし、その多くで太陽は燦々と輝いておらず、水着の女の子が写っているわけでもない。それらは夕暮れだったり、夜だったり、白黒だったり、鬱屈してたり、意味不明だったりする。海ジャケにしては、お世辞にもリゾート感がなく、浮かれておらず、よこしまでもない。「ふむ…、こんなのでいいんだろか?」と一抹の不安を感じないでもないが、まぁ、いいでしょう。音楽はうつし鏡。これが僕なのだ。
光があれば影もある。友人が持ってきてくれるであろうソフト&メロウな海ジャケ達に期待しつつ、僕は影の立役者になろう。困ったときはビーチ・ボーイズをかければいい。ビーチ・ボーイズはいつだって無敵だ。
MIYAI